シーギリヤ・ロックの入場料が高くて鼻血を出したあとのつづきです。
このときはダンブッラに滞在していました。
ダンブッラは近郊の有名遺跡へアクセスするための拠点となるほか、この街自体にもフラット見にいけるスポットがあります。
入った瞬間突然こんな変な顔が飛び出してくるところ。
その上には大仏様がいたり。
凄いデザインですが、ここがダンブッラにあるゴールデンテンプル。
有名な観光スポットです。
更にこのお寺の裏から山へ登れるようになっており、登った先に石窟寺院があります。
石窟寺院の中には足裏が赤い涅槃像をはじめ、様々な大仏様がおり、神秘的な壁画も見られます。
そして2017年1月現在、なんとここの入場料は無料!
観光地のコストが高いスリランカで入場料無料なスポットは珍しいので、ダンブッラに寄られた際は是非行ってみてください。
ただ、この記事ではダンブッラから移動してしまうので省略します。
東海岸のトリンコマリーへ
さて、僕はビーチは苦手だと何回かブログに書いてます。
いや、実際には海はとても好きなんですが、基本一人旅が多い海外で、大勢でワイワイ騒ぐような観光地のビーチリゾートに行ってもあんまり盛り上がらないというだけです。
一方でスリランカには多くのビーチリゾートがあります。
一応僕もビーチに行こうとは思っていたものの、コロンボか空港近くのネゴンボでちょっと見に行ってくつろげればいいやくらいに思ってました。
なので、シーギリヤとダンブッラの後も、遺跡の街アヌラーダプラへ行き、そこからコロンボへ戻るつもりでいました。
ダンブッラには、アヌラーダプラ行きのバスがたくさん走っているので、飛び乗れば数時間で着いてしまいます。
うーん・・・待てよ。
そういや今は遺跡って気分じゃないなあ。
遺跡は見続けてると感動が薄れてきて、僕みたいにバックグラウンドが薄い人からすると全部同じように見えてくるんです。
遺跡巡りじゃなくてどっか何もしないでボーッとできるところに行きたいなー
でもビーチは何か自分には合わないし苦手なんだよなあ・・・
バス停でアヌラーダプラ行きのバスが来るまでずっと考えていました。
そして20分後経過・・・
気付いたらトリンコマリー行きのバスに飛び乗っていました。
当然アヌラーダプラとは方向は全然違いますし、観光地としてもつ特色もまったく異なります。
アヌラーダプラは聖地であり遺跡の街。
トリンコマリーはスリランカの東側海岸にある港町でありビーチリゾート。
タミル系の住民が多く、内戦していた当時は立入禁止だったエリアです。
田舎で何も無いけど、素朴なビーチがとても綺麗だと聞いたことがあります。
でも今はオフシーズンだから観光客はあんまりいないとか。
僕は無意識に「人があまりいない」「ビーチ」という響きに惹かれてしまったっぽいです。
そして突然予定を変更できるのも、ルートをきちんと決めていない一人旅ならではの醍醐味です。
ダンブッラ→トリンコマリー行きのバス︰ 209ルピー(約160円)
今回はエアコン無しです。
11:00にダンブッラを出て、ガンガン車を追い越しまくり、14:00頃にはトリンコマリーのバスターミナルに着きました。
<現在地はここ>
トリンコマリー(TrincoMalee)
気温:最高27〜28℃ 最低24℃〜25℃(2017年1月)
1月は気温低め、波も高めで、オフシーズンです。
海まで0分の宿「DYKE REST」
バスターミナルから宿が集中している東側のビーチエリアへ歩きます。
都会のような喧騒は無く、静かで、横目に見えてくるビーチもとても綺麗です。
おっちゃんがビーチ沿いのベンチに座ってぼーっと海を眺めていたり、学校帰りと思われる若者が集まってワイワイ騒いでます。
すれ違いざまに自転車に乗った親子が、
ハロー!
とか手を降ってきます。
これはガチでいい雰囲気。
一瞬でトリンコマリーが気に入りました。
来て良かった。
で、向かったのはトリンコマリーに来る旅人の間で大人気と噂のオーシャンビューのホテル、DYKE REST。
スタッフのお兄さんに聞いてみると一部屋だけ空いてて、3,000ルピー(約2,295円)。
料金が高いのは知ってたんですが、このときはちょっと贅沢しようと思ってたので1泊することにしました。
人気なので絶対泊まりたいという方は予約していくべきです。
※一応トリンコマリーのビーチ沿いの宿を何軒か回ってみたんですが、安いとこで1,500〜2,000ルピー辺りが相場のようです。
これがDYKE RESTの1階部分。
海に続くドアが開いており、太陽の光が差し込みます。
この雰囲気が素晴らしい。
目の前に海が迫ってきます。
そして外に出たときに広がる光景がこれ!
こんなところに寝そべってビールを飲んだら最高です。
老いて死ぬときはここで海を眺めながら眠りにつきたいくらい。
オフシーズンなんでビーチで遊んでる人はほとんどいませんでした。
DYKE REST前のビーチはこんな感じ。
結構掃除されているのでゴミはあまり落ちてなく、かなり綺麗です。
海に続くドアの手前には、こんな渡し板が掛けられており、小さい魚もいます。
お洒落過ぎ。
僕の部屋は最近できたという2階部分。
こんなテラス席があってゆっくりコーヒー飲んだりできます。
Wi-Fiもあるのでだらだらネットすることも可能。
素朴で旅人に優しい街
ちょっと街を散策してみます。
ビーチ沿いのグラウンドではみんなクリケットやってました。
インドとスリランカといえば、スポーツはクリケットです。
うろうろしてるといろんな人に声をかけられます。
どこから来たの?
何歳?
名前はなんていうの?
どこに泊まってるの?
トリンコマリーは気に入った?
何回も同じ質問されます。
こんな感じなので一人でうろうろしていても孤独は感じないですね。笑
これは確かトリンコマリーにある学校に通ってる学生グループから、
一緒に写真撮ろうよ!
って言われて撮ったやつ。
フィッシュマーケットもあります。
建物の前を歩いてたら、
おいでおいで!
と招かれて魚の説明をしてくれました。
チップ請求されたりとかは無く、平和です。
ここで魚を買って宿で料理することもできるらしいです。
ちなみにトリンコマリーの港は世界で5番目に大きい天然港だとか。
そういえば朝からほとんど何も食べていなかったのでバスターミナル近くにある大きめの大衆食堂の前に行ってメニューを眺めてみます。
ヘイマイフレンド! お腹すいてるんだろ?
何が食べたいんだ?
スリランカカリー? ビリヤニか?
現地人で混雑している店とかは、呼び込んでくれると入りやすいです。
スリランカ名物のコットゥーとミルクティー︰ 330ルピー(約252円)
超大盛りです。
こんなの三食きちんと食べてたら絶対太ります。
歩いていて声かけてきたおっちゃんに、
日本人なのに結構色黒いね〜
って言われて、
本当は色白なんだよ!
って説明したときに見せた足。
いわゆるKEENサンダル焼け。
もう3か月も暑い地域をサンダルでうろついてますからね。
汚くてすみません。
というような感じで、トリンコマリー、素晴らしく良い雰囲気の場所です。
コロンボから東に向かって横断してきて、最後に辿り着いた理想的なビーチ。
質素だけどゴミゴミしていない街並み、素朴でフレンドリーな人々、綺麗でサラサラした砂浜・・・
DYKE RESTの宿泊客も、割と年配の方が多く、何もせずに静かにゆっくりくつろいでる方が多かったです。
こういう場所は、僕みたいな旅人が一人で来ても結構楽しい。
南アジアを旅していて疲れたときは、是非訪れていただきたい街です。
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