リアルタイムはインドネシアの山の中。
モンゴルのゲル以来にWi-Fiが無い宿、というかロッジに泊まってます。
ということでスマホから更新してます。
やっぱりその国のSIMカード買っておくといざってとき助かります。
さて、
クアラルンプールは普通の都会過ぎて怖い、ヒンドゥーの神様も怖い、早くここを出よう。
と思いたち、マレーシアを更に南下、マラッカまで移動するところからのつづきです。
クアラルンプールでは、Marquee Guest Houzzという宿に泊まりました。
1泊25リンギット(約653円)
セントラルマーケットの横のアーケード街にあります。
そんなに綺麗では無いですが、立地がとても良いです。
朝食は食パンが置いてあるので勝手にそれを食べる形式。
マレーシアのゲストハウスの朝食はみんな同じタイプなんですが、もう何年も昔からそういう習慣だそうです。
まずはバスターミナルへ向かいます。
クアラルンプールには主に2箇所バスターミナルがあるらしいですが、南方に向かうバスはTBS(Terminal Bersepadu Selatan)というターミナルから出ています。
TBSの場所
チャイナタウンからはLRTを乗り換えていけばすぐ着きます。
巨大なバスターミナルで、空港みたいです。
電光掲示板に出発と到着の便が表示されてます。
こういったところもとても近代的。
フードコートやら売店、ATM、必要なものは全て揃ってます。
チケットは各バス会社の窓口で買えます。
マレーシアだから大丈夫だろうと、特に比較はせず、適当に空いてる窓口で買いました。
カウンター横に行き先などが表示されてます。
クアラルンプール→マラッカ行きのチケット︰ 13.4リンギット(約350円)
交通費は安いですね。
ビールよりも安い。
バスの発着ゲートも洗練されています。
中国のバスターミナルを凄く綺麗にしたような感じです。
しかも3列ゆったりバス。
マレーシアの長距離バスは全部こういうVIP系のやつなんでしょうか。
マラッカ到着
3時間くらいでさくっと到着しました。
マラッカのバスターミナルは市内中心部から少し離れた北の方にあります。
Melaka Sentral(マラッカ・セントラル)というターミナル。
マレーシア有数の観光地だけあって大きなバスターミナルです。
内部に①長距離バス(Inter City)②市内バス(Domestic)の二種類のターミナルがあります。
シンガポール行きのバスもここから乗れます。
市内へは、Domesticの方のターミナルの17番乗り場から出てるバスで行けるらしいです。
と思ったら17番バスが18番乗り場へ停車しやがった!
せっかく並んでたのに列がリセットされる。
でもマレーシアではよくあることらしいです。
とりあえず市内中心部にあるオランダ広場(Dutch Square)へ向かうことにします。
マラッカ・セントラル→オランダ広場までのバス︰ 2リンギット(約52円)
ネットで調べたものより値上がりしてます。
マレーシア自体、物価がどんどん上がっているようです。
20分くらいでオランダ広場に着きました。
雰囲気はコテコテのザ・観光地って感じです。
ああ、ここには馴染めないかもしれない・・・
と一瞬で思いました。
そしてこんなヘンテコなチャリがミュージックを爆音でかけながら走ってます。
マラッカ名物らしく昔からあるようです。
メインはキティちゃん、ドラえもん、ピカチュウ、クレヨンしんちゃんのデザイン。
クレヨンしんちゃんはアジア各国で放映されていたんで、かなり知名度が高いです。
ちなみに僕の小学校のときの担任の先生は、教育に悪いということで嫌ってました。
街中の自販機なんか久しぶりに見ました。
相当治安が良いんでしょうね。
安宿街まで10分くらい歩きます。
マラッカの安宿は、海沿いの、人気の少ない殺風景な通りに密集してます。
この辺りにコインランドリーもありました。
ガッツリ洗濯したいときは便利です。
後で使うことにします。
ありました!
ラベンダー・ゲストハウスという宿。
1泊500円くらいで泊まれて、日本人の長期旅行者を中心に人気だそうです。
確かにいい感じの宿です。
古いけどドミトリーはきちんと掃除されてるし、共有スペースもくつろぎやすい。
水場はかなり老朽化してますが、許容範囲。
そして何よりスタッフの方が超フレンドリー。
これはかなり重要なポイントです。
バックパッカー的な居心地の良い安宿の条件を全て満たしています。
次回、この宿をベースにバックパッカーの宿事情の記事を書こうと思います。
そしてこの宿でとある日本人の年配の旅人と出会いました。
仕事上、若い頃からアジアを中心にいろいろな国を回られたことがあるようです。
世界一周のように急ぎ足で各国の主要ポイントを見ていくのではなく、それぞれの国に、滞在期間限界までいて現地にドップリつかるようなスタイルの旅。
長くいると現地に友達が出来て観光客が知らないような面白いスポットに連れて行ってもらえる。
僕も憧れている旅の形なので話を聞いていて凄く興味深い。
20世紀後半バックパッカーブームの頃の、まだ混沌としていたタイやベトナムの話なんか、まるで紀行小説を読んでいるようでした。
若手で集まってワイワイ飲み会するのも良いですが、こういう渋い感じの旅人の方との出会いも刺激的です。
というか僕的にはそういう方が好きかもしれません。
で、話も尽きず、夜外に出ておっちゃんと一緒にタバコを吸ってると、宿のスタッフの方々が外出するようで、玄関の鍵を締めに来ました。
ちょっとカフェでコーヒー飲んでくるわー、鍵持ってるよね?
うん、持ってるよ!
と会話を交わし、彼らは車で夜の街に消えていきました。
そしてそろそろ部屋に戻るかってことでチェックイン時にもらった鍵で玄関のドアを開けようとすると・・・
え、開かない・・・
ガチャガチャやっても鍵が入らない。
ていうか鍵の形が全然違う!
確かに玄関の鍵としてもらったやつなんだけど。
財布とかも全部部屋に置いてきちゃったし。
結構焦りました。
まあ、戻ってくるまで待とうよ〜
とおっちゃんに言われて、だべりながら待ちます。
その間、何回か鍵が入るかチャレンジしてみたり、宿のフロントに電話をかけてみたりしますが無駄でした。
1時間くらい経ってもスタッフが戻って来ないので、これは本当にヤバイかもと思い、
そろそろ騒いでみようか?
なんて話し始めた頃、スタッフが戻って来ました。
まだいたの?
いや、鍵が入んないんだけど?
と言うと、凄い爆笑されました。
ドアの鍵穴じゃなくて南京錠の鍵だよ。
でも南京錠なんて付いてないよ・・・
付いてるよ、ほら、そこじゃないよ、アハハ、裏だよ。
後ろに付いてました。
これは完全に僕の観察力と発想力の無さが露呈しましたね。
確かに防犯上こういう風にすることはあります。
おっちゃんも爆笑してました。
こんなことも分からず1時間半くらい慌ててたとは・・・
本当しょうもない話ですが、結構焦ったんですよ。
もし1人だったらドア叩いて叫びながら他の宿泊者を呼んでいたかもしれません。笑
これ以降、宿にチェックインする際には、鍵の使い方を事前にかなり入念に確認するようになりました。
今回のケースのようなものじゃなくても、海外では開け方が難しいドアとかってたまにありますからね。
「1回じゃなくて2回」回さなきゃいけないとか多いです。
少し成長しました。
完全に1人のときに、家やホテルに入れなくなった状況ってかなり恐怖です。
僕は、学生の頃一人暮らししてたアパートの鍵を無くして部屋に入れなくなり、深夜帰りだったので大家さんも寝てて、その辺の公園のベンチで野宿したことがあります。
翌朝、
こんなとこで寝るんじゃない、危ないでしょ!
って近所のおばちゃんに叩き起こされました。
あのときの絶望感を思い出しましたね。
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