※2017年12月頃の情報です。
マラウイのケープマクレアへやって来ました。
実は、旅中、先にアフリカへ入っていた友人が送ってきたケープマクレアの写真を見て、ここに絶対行ってみたい!と思ったのがマラウイを訪れた理由です。
マラウイはアフリカの中でも最貧国に位置付けられている国ですが、Warm heart of Africaなんて呼ばれるほど、人々が穏やかで優しいと評判です。
確かに、タンザニアで散々な目に遭って移動して来たけども、マラウイに入って急に雰囲気が変わったかな。
マラウイ、タンザニア、モザンビークの国境をなす、巨大なマラウイ湖。
約30,000㎢と、関東地方から東京都を抜いたくらいの面積。
ケープマクレアは、このマラウイ湖の南側、少し突き出た岬の位置しています。
<現在地はここ>
ケープマクレア(Cape Maclear)
気温:最高28〜31℃ 最低22〜25℃(2017年12月)
あったかいのんびりリゾート。
湖畔の村を歩く
一体ここに何があるのか?
その答えはとても難しい。
驚きや刺激を求める旅人からすれば、ここには何も無い。
いや、何も無いが在る。
すなはち虚無である。
値で表すとすれば、0なのか、Blankなのか、Nullなのか。
結局のところ、どんなものにでも、それを表し、説明する言葉がありさえすれば、それはやはり存在している言えるのでは無いだろうか。
そんな哲学的な?ことを考えつつたどり着いたこの村は、のんびりしたとても良いスポットでした。
標高も下がって暖かいし。
ツーリスト向けの宿が集中しているエリアはこんな感じで、人口は少ないです。
泊まっていた宿は上図のマランベキャンプ。
西側へ行くと、欧米人向けのコンドミニアムやちょっと良さげなホテルなんかがあり、端っこまで行くと国立公園の保護エリア(入場料が必要)なんかもあります。
逆に東へ向かうと学校や、民家があるローカルゾーンで、なかなか活気があります。
生活の中にバオバブがある日常。
タンザニア南部やマラウイ、モザンビークのエリアは、マダガスカルと緯度が同じくらいなのでバオバブが見られるのです。
生活感のある路地裏。
欧州から割と観光客が来るようで、こういうカフェとかがあります。
Wi-Fiが使えるのかは怪しいですが。
マラウイ湖のダイビング料金。
まあまあの値段ですね。
そういやこの旅中に淡水ダイビングは一度もしなかったな。
空き瓶を埋め込んだ壁のアート?
ぶらぶらしているとすぐに子供が寄ってきます。
通りすがりにみんなハロー!ハロー!と挨拶してくれる。
いいなここ。
ぼったくって来る奴もいないし、ギスギスした空気もない。
探し求めていた古き良きアフリカ的なものを見つけました。
食事
大きめの街にあるような大衆向けの安食堂とかはあまりないです。
宿にはキッチンが付いてたので、食材買って来て自炊がメインでした。
売店もいくつかあって、お米、パン、玉ねぎ、種類は少ないけど自炊用に使える食材(肉も)売られてました。
何回も行ってたらおっちゃんがまけてくれたりして良さげな雰囲気。
写真でわかると思いますが、日差しがとても強いです。
あとこういうアフリカによくあるフレンチフライ屋台もあります。
パクチーとトマト、塩をふりかけてお手軽おつまみの完成。
これをテイクアウトして宿でビールと一緒に楽しむというルーチン。
なお、観光客向けのホテル、やや高級なコンドミニアムもちらほらあって、そういうところにはバーレストランが併設されています。
ツーリストプライスですが、自炊が面倒な人は外食しましょう。
カレーライス、ピザ、サンドウィッチ、ステーキなど、メニューもきちんとしてます。
湖とともに生きる
そしてマラウイといえばマラウイ湖ですよね。
ここケープマクレアに来ればお腹いっぱいになるくらいマラウイ湖を満喫できます。
宿のすぐ目の前がマラウイ湖沿いのビーチ。
お母さん方が洗濯したり、食器を洗ったり、米を研いでたり、おっさんが体を洗ってシャンプーしている光景なんかが見られます。
日常感が凄く、生活の中に溶け込むマラウイ湖。
この地域に住んでいる人たちが、湖と一緒に生きていることがよく分かります。
カラフルな布で子供を背負って歩く女性の姿はとてもアフリカらしい光景です。
とても絵になり、ノスタルジーを感じさせられる。
しかしここで注意点。
何でもこのマラウイ湖には、住血吸虫なるものが生息しているんだとか・・・
これは皮膚を貫通し、人間の静脈に住み着く寄生虫。
寄生されると、住血吸虫症が発症、病状が進行すると下痢や血便などが起こる。
さらに放置した場合、長期にわたり内臓に損傷を起こしたり、ガンを誘発して死に至ることもあるとか・・・
怖ええ・・・!!!
一応、人から人へ感染したりはしないそうなんですが、現地の人とか毎日のように湖の水使ってるけど大丈夫なんか・・・
マラウイ湖では、先ほど紹介した淡水ダイビングのほか、ボートツアー、シュノーケリング、釣りなど様々なアクティビティがあり、普通に泳いでいる欧米人とかたくさんいるみたいですが、万が一のことを考えると怖過ぎて断念。
そのことを宿にツアーの勧誘にやって来た兄ちゃんに話したところこんなことを言われました。
ブラザー、そんなの気にし過ぎだよ!
だって君だって毎日湖の水でシャワー浴びたり歯磨いたりしてるでしょ?
ん?
ちょっと気になって宿のシャワールームの方に行ってみると、確かに湖の方へ長いパイプが敷かれ、バッチリ宿へ水が組みあげられていました。
・・・(((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
まあでも確かにそうだよな。
みんな湖の水を使って暮らしているんだし。
結局何も起こらなかったし良かったですが・・・
こんな美しい湖ですが、そういたリスクも若干存在するということは念頭に置いて置いた方が良さそうです。
自分こそは大丈夫!という人は是非泳いでみてください。
自己責任で。
滞在してた宿では砂浜にテントをはらせてもらいました。
写真に写ってるサッカーボールはルワンダで買ったものですが、ケープマクレアの子供にあげちゃいました。
宿からの素晴らしい眺め。
何も考えずにぼーっとするのはエジプトぶりかなあと思ったりもしました。
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