この日はフローレス島に来た目的の1つである、コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)を見に行きます。
いよいよです。
動物とか、爬虫類好きなんでだいぶワクワクしてます。
注:この記事はほとんどコモドドラゴンの写真で埋め尽くされます。爬虫類が苦手な方はそっとブラウザを閉じてください。
コモドドラゴンは、フローレス島から少し西にあるリンチャ島及びコモド島に生息しており、それぞれ国立公園となって保護されています。
合計4,000〜5,000頭くらいいるとか。
僕はリンチャ島の方が見やすいとかって情報を聞いたので、そっちに行くことにしました。
(ツアーによっては両方回れます。)
リンチャ島の場所
ラブハンバジョの港からボートで約2時間です。
こんな小型ボートに揺られていきます。
沖合に出ると波が高くなって、かなり揺れます。
寝不足とか、二日酔いとか気をつけてください。
途中で見える島々もとても綺麗。
バリ島のビーチなんかと比べても水が遥かに綺麗で、透き通っています。
リンチャ島の港に到着。
ツアー客のボートでごった返してます。
他のボートを乗り継ぎながら岸に渡ります。
島のエントランス
盛り上がってきました!!!
沼地をちょっと歩くと国立公園のエントランスが見えてきます。
両脇にコモドドラゴンの像が立っており、サファリパークというか、ジュラシックパークの入口みたいな感じです。
コモドドラゴン全開で気分を盛り上げてきます。
もうここから先は、ドラゴン達の住む世界です。
まずはチケットオフィスに入ります。
名前や国籍などを記帳した後、入場料、ガイド(レンジャー)料、カメラ持ち込み料などいくつかの手数料合わせて295,000ルピア(約2,534円)とられました。
ツアー代には含まれていません。
かなり高いと思います。
そして担当のレンジャーの方と挨拶してから、少し奥に進むと・・・
で、出たー!
結構たくさんいるッッ!!
コモドドラゴンです!
本物です。
思ってたより結構大きいです。
でもみんなぐったりしていてほとんど動きません。
地面にベタって張り付いています。
実はドラゴン達は、日中は暑いのでほとんど動かず、日陰で寝ているらしいです。
おお、動き出した!
周りの人も
Move ! Move !
と興奮気味です。
子供もいました。
ベイビー・ドラゴン、コドモ・ドラゴンです!
てくてく歩いてきて可愛いです。
コモドドラゴンは、メスよりオスの方が大きいようで、体長2〜3mくらいになるとか。
ここにいるドラゴン達は餌付けされてるので大人しいですが、近づき過ぎると噛まれる危険性があります。
(毒も持っています。)
普段のっそのっそしてますが、攻撃するときや逃げるときははかなり素早く動くらしいです。
じっとどこかを見つめるドラゴン
グデーっと寝ているドラゴン
動いているところを近くで見るとかなり迫力があります。
でも、表情は、何か可愛いです。
島中にうようよいると思いきや、観光客が見ることができるのは、基本的にこのエントランス近くの小屋にたまってるドラゴン達だけのようです。
下をペロペロさせながらウロウロしてます。
人間の方には寄って来ないです。
なかなかこっちを向いてくれませんね・・・
お!目が合いました!
またそらされました・・・
こんなポーズでドラゴンと被せて写真を撮るのが定番だそうです。
島には丘があって簡単なトレッキング、というか散歩ができます。
ドラゴンの巣らしいです。
結構普通の穴なんですね。
ちなみにドラゴンは群れはつくらず、基本的に単体で行動するらしいです。
一匹狼です。
丘から見える景色もなかなか綺麗。
この辺りは大小無数の島々に囲まれています。
ボートで無人島のビーチまで行ってシュノーケリングをするなんてのもだいたいツアーに含まれています。
これはコモドドラゴンが狩ったバッファローの骨らしいです。
マジですか?
ぱっと見可愛いのに、超肉食系です。
バッファローをこんなにしちゃうんだから人間も襲われたら簡単にやられちゃいそうですね。
島のレンジャーの人たちは、防衛のために「さすまた」のような棒を持っていました。
たまに凶暴になるときがあるそうです。
ツアーは昼ごはん(お弁当)込みでした。
このあと、もう1つのコモド島に行ったり、ビーチでシュノーケリングしたり、船の上で1泊したりとかのオプションがあって、欧米人の人はよく申し込んでるんですが、僕はそこまで興味惹かれなかったので、これでラブハンバジョに帰ることにしました。
以上、コモド動物園いかがでしたでしょうか?
個人的には、他じゃ見られないオオトカゲを見ることができたし、可愛かったし、全然満足なんですが、あんまり動かないし、完全に餌付けされているので、もしかしたら中には物足りないと思う人もいるかも。
以前、クレイジージャーニーで爬虫類研究家の加藤英明さんが野生のコモドドラゴンを捕まえるためにこの辺りに来ましたが、入口付近にいる餌付けされたドラゴンをみて、
こいつらは違う、こんなのは本物のドラゴンじゃない!
と言ってたのを思い出しました。
一緒にいたフランス人のおっさんも、
え、これで終わり?
みたいにちょっと不満気でしたし。笑
ドラゴン達も人間をどう思ってるんでしょうか。
『コモドドラゴン、襲来』という記事のタイトルですが、どっちかというと襲来しているのは僕らの方ですしね・・・
僕は、動物園とか行くと、動物達はこんな見世物にされて何を思っているんだろうと、凄く微妙な気分になります。
もし記事がお役に立ちましたらシェアをお願いします。