インド最南端カーニャクマリから、長いインド旅へ向けて気合を入れ、北上を開始します。

カーニャクマリのバスターミナルで出会った日本人の方いわく、北と比べ、南インドではバス網が整備されており、鉄道より高速バスを使った方が便利だそうです。

(鉄道は駅が変なところにあったり、チケットが取りづらかったりで使いにくい。)

というわけでまずは参考までに移動情報です。

 

 

カーニャクマリからコーチンまでのバス移動

南インドではKSRTCというバス会社がいたるところに走っています。

とりあえず、インド南西部のケララ州の大都市コーチンへ向かいたいと思います。

カーニャクマリから直通のローカルバスは出ていないので、まずはティルヴァナンタプラムというケララの州都へ。

 

カーニャクマリ→ティルヴァナンタプラムへのバスチケット: 75ルピー(約127円)

 

ティルヴァナンタプラムの場所

 

非常に覚えづらい名前ですが、ここに来れば南インド各方面への長距離バスが出ています。

カーニャクマリから3時間くらいで到着。

昼飯を食って今度はコーチンのエルナクラムという都市行きのバスへ乗り換えます。

 

ティルヴァナンタプラム→エルナクラムへのバスチケット: 196ルピー(約332円)

 

ローカルバスなんで座席は狭いし窓開けっ放しでほこりまみれになります。

早めにバスに乗って荷物を置く場所だけきちんと確保しましょう。

7時間くらいでエルナクラムに到着しました。

 

エルナクラムの場所

 

コーチンの内陸側の都市で、鉄道駅やバスターミナルがあります。

コーチンへ来る場合、ここが玄関口となります。

この日は既に夜中の20:00を過ぎていたので、真っ暗な中宿探し。

が、安い宿が全然空いてない!

 

南インドは今が観光シーズンってこともあり、人気都市のホテルは結構埋まっちゃってます。

事前に予約したり候補を多めに調べとくなど、準備しておいた方がよいです。

10軒近く当たって、最終的に800ルピーのダブルルームを一緒に移動してきた日本人旅人の方とシェアすることに。

 

フォートコーチンへ

翌日僕だけフォートコーチンへ移動します。

フォートコーチンは海に突き出た半島側の観光としで、エルナクラムからはボートで行けます。

 

エルナクラムのボート乗り場・ジェッティー

 

エルナクラム・フォートコーチン間の片道チケット: 5ルピー(約8円)

 

チケットは出発直前に売り始めます。

シーズン中はめちゃめちゃ混むので、早めに窓口に並んでおかないと乗りそびれるなんてことも。

 

片道15分くらい。

あれですね。

香港のスターフェリーを思い出しました。

海風が気持ち良く、船から見える空と海、そしてコーチンのコロニアルな建物が混じった景色が綺麗です。

 

フォートコーチン(Fort Kochi)

気温:最高30〜35℃ 最低20℃〜25℃(2017年1月)

雨が降らず、気温もそこまで高くないオンシーズン。

でも海に面してるので湿気が凄い。

 

フォートコーチンは植民地時代の面影を残したデザインの建物が多く、インドらしからぬ綺麗で整った街並みです。

 

ケララ州といえばアーユルヴェーダ。

フォートコーチンにも滞在用施設があります。

 

僕アーユルヴェーダのことほとんど知らないんですが、詳しい方に、

筋トレしないライザップみたいなもんですか?

って聞いたら、生活習慣を整えるっていう発想はほとんど同じだと言ってました。

 

インドの中でもケララ州にはキリスト教徒が多く住んでおり、教会が結構あります。

僕の止まった宿のオーナーもクリスチャンでした。

 

Amma Innというホームステイ型の宿で、トイレ・バスルーム共同でシングルルームが1泊400ルピー(約678円)。

フォートコーチンもやっぱりシーズン中で宿が空いておらず、2時間くらい探し回ってようやく見つけたところ。

オーナーの方がイケメンでめっちゃいい人です。

安いし気に入ったのでとりあえずここに3泊くらいすることにします。

ただ、蚊が部屋に入ってきて夜大変でした。

 

ちなみにインドの蚊対策には是非これを使ってください。

ODOMOS NATURALS

その辺の売店でも売ってます。

 

 

フォート・コーチンの有名カレー屋

インドといえばカレー。

僕は無類のカレー好きです。

日本で生活してたときも、週に3回くらいはカレーっぽいものを食べてた気がします。

普通の日本のカレーライスから、インド風カレー、カレーそば、カレーうどん、カレーピラフ。

そんなわけで、僕は本場のインドカレーをずっと楽しみにしていました。

そして、満を持してインドに上陸して、チェンナイでもカーニャクマリでもカレーを食べてみましたが、何かいまいち。

まあマズくは無いんですが、正直、スリランカのカレーの方が美味しかった気が・・・

しかしフォートコーチンの宿で教えてもらったこの食堂のカレーを食べたとき、本当に美味くて感激してしまいました。

 

 

HOTEL LUCKY STAR

 

場所はここ。

 

レストランや売店、ベーカリーなんかが集まっている交差点に位置してます。

 

カレーのスパイスは絶妙に味付けされており、辛過ぎない。

チキンやマトンなどの肉がボロボロになるまでよく煮込まれており、口に入れると溶けるように舌に染み込んでいく。

そして一番びっくりしたのは、なんと牛肉が食べられること。

 

ビーフカリー: 130ルピー(約220円)

 

久々に食べたビーフです。

これがまた最強に美味い。

ケララでは、外国人観光客やキリスト教徒が多いので牛肉が手に入るようです。

インドの普通の地域だとこんなもんなかなか食べられません。

 

こっちはチキンビリヤニ: 120ルピー(約203円)

 

大量に盛られたライスの山の中に大きなチキンが埋もれています。

これにカレーをかけてよく混ぜて食べる。

 

このお店は地元ではかなりの人気店らしく、インド人や観光客でいつも賑わっており、僕もフォートコーチン滞在中毎日通いました。

あんまり食べ物にこだわらない自分がはまったので、かなりおすすめです。

メニューもかなり豊富で、飽きない。

タンドリーチキン、ライス、カレーをテイクアウトして、ビールと一緒に宿で食べるなんてことも可能。

 

フォートコーチンに行かれた際には、是非立ち寄ってみてください。