本記事から、ダナキルツアーの各旅程ごと、どんな場所に行ってどんな景色が見られるのか紹介していきます。

まずは1日目、いよいよ地獄のダナキルツアーへ出発。

ETTのガイドが宿泊先のホテルまでピックアップしに来てくれます。

長い旅程になりますが、砂漠の気候はハードですし、かなり体力を消耗しますので、体調を万全にしていかないと普通に死ねますこのツアー。

 

準備と日程表についてはこちら。

 

 

ダナキルツアーの移動はこんな感じ

ツアー中の大半は車での移動です。

涼しかったアディスアベバとはうって異なり、砂漠地帯のダナキルは超暑いですが、移動中はエアコンが効いた車内で涼むことができます。

 

こんな4WDで出発です。

世界のトヨタなので安心です。

 

しばらく走っていると、食堂や売店などが集まっている小さな集落がありました。

ここでお昼休憩。

ダロール方面から戻ってくる際もここで休憩があります。

 

ぶっかけご飯!

インジェラじゃないので安心してください。

エチオピアンも外国人はインジェラ食わないって分かってるんだと思います。

ちなみに、エチオピアで食に困ったら、スパゲティを探してみるといいです。

過去にイタリアの支配を受けていたときがあり、食文化が影響を受けているようで、パスタ系のメニューを出す食堂は意外に多いです。

味は賛否両論ありますが・・・

 

外気温がエラいことになっているので、エアコンをガンガン効かせて走ります。

売店で冷えたコーラを発見して飲んだときは至福。

 

ダナキルツアーは毎日のように開催されているので、複数の会社の四駆が集まってきます。

参加する日程によって、立ち寄る順番も違ったりするそうです。

 

ダナキルツアー名物、塩のキャラバン。

採掘された塩を運ぶラクダの行列が見られます。

塩砂漠に徐々に近づいてきました。

 

 

塩砂漠

ここは海抜マイナス100mにもなる地域で、超乾燥地帯。

古くからアファール族というイスラム系の遊牧民族が暮らしており、塩田を管理し、都市部へ輸送するという産業を築いてきました。

ちなみに、ダナキルツアーのガイド達の多くもアファール族。

キリスト教徒が多い東アフリカの都市部とはなんか雰囲気が違います。

 

キャラバンとすれ違いながら先を進んでいくと、だんだんと地面が白くなっていきます。

塩、塩、塩・・・

 

いつの間にか目の前には広大な白い景色が広がります。

 

どこまでいけば途切れるのか分からない、ながーいキャラバン隊が夕日が沈む方向から歩いてくる光景は幻想的。

 

塩湖ですね。

インドのブージで塩砂漠に行った時は水は張っていなかったので、こんなダイナミックな塩湖を見たのは初めてでした。

 

夕日にラクダ。

なんかいい感じ。

 

このエリアでは、四駆の屋根の上に乗って、しばらく走ってくれたりなど、粋な演出をしてくれます。

その後、砂漠の上に降り立ち、写真撮影したりワインを振舞ってくれたり・・・

だいたい2〜3時間ほど楽しめます。

 

 

灼熱のキャンプ

1日目の宿泊地はこの辺だとのことですが、どこかというと・・・

 

なんと屋外にベッドを設置して、星空の下そのまま寝ます。笑

この辺は雨なんてほとんど降らないし、蚊もいないので一見快適そうですが、何がきついかっていうと、とんでもなく暑いこと。

海抜が低い砂漠で、かつ火山地帯でのエリアです。

日中は40度くらいになり、日没後も地熱とかで35度くらいあるんです。

寝てるときも熱風みたいのが吹いてくるし・・・

まあ、疲れてるんで寝られるとは思うんですが、なかなかハードなキャンプになるので覚悟してください。

 

起床後の風景。

ペットボトルが散乱してますが、相当暑かったんでしょうね。

なお、トイレはありません。

人が見えなくなる丘を超えた辺りまで行って野ションか野糞です。

慣れていればなかなか気持ちいいですけどね!

 

翌朝は近くの塩の採掘場へ。

クソ暑い日中は仕事できないので朝早くやってるみたいです。

斧ででかい塩の岩を割ってますが、頼めばやらせてくれたりします。

 

アファール族のソルジャー。

この辺は国境に近く、武装ゲリラとかが普通にいるらしいです。

何かあったときのために、ツアー中は常に彼らが見守っています。

 

頭に巻いているバンダナのラスタカラーはエチオピア発祥といわれてます。

 

次回は2日目のハイライト、通称ナメック星といわれるダロールの紹介です。