今回からダナキルツアーのまとめ記事です。
エチオピアの2大観光スポット?といえば北部のダナキル砂漠と、南部の少数民族巡り。
どんな旅人もこのどちらかには行くんじゃないかと思われます。
ダナキルなんかは、最近は日本から短期旅行者が来るくらい有名になっていてとても人気。
灼熱の砂漠地帯を駆け抜け、未舗装のむちゃくちゃな道を四駆で進み、クソ暑い中屋外でキャンプ、夜中に火山まで片道3時間のトレッキングをさせられるなど、世界一過酷なツアーだなんて言われてます。
僕も自然を見るのは好きだったので、アフリカ縦断の中でダナキルはマストで行きたかったところでもあります。
ツアー参加方法
ダナキルへは、アディスアベバより北部、エリトリアの近くにある、メケレという町が起点になります。
したがって、ツアー自体はメケレ発になりますので、メケレまで自力で行って現地でツアー会社へ申し込むことができますが、アディスアベバでメケレまでのバスチケットも含めてひととおり購入してしまうことも可能です。
僕らは、同行する友人で滞在期間が限られている人なんかもいたので、先にスケジュールを決めてしまえるよう、アディスアベバで全部申しこんでしまうことにしました。
ダナキルツアーを開催している会社は2〜3社あるようですが、日本人がよく使うのはEthio Travel and Tours(ETT)という会社。
実績や口コミも豊富なのでまあ安心できるかなあといったところで僕らもここにしました。
で、このETTのツアーですが、情報がいろいろ出ており、相場は300〜500USDまでいろいろ。
どこで申し込めば安くなるのかはちょっとはっきりしないようです。
僕は、同行者を多めに揃えれば安くできるんじゃないだろうか、と思い、マダガスカルのメンバーや現地で合流した友人含め、総勢8人まで集めました。
チケットを買う
人数を揃え、旅行代理店通さずにETTから直接買えば300USDくらいまでいけるのでは?と安易に考えてヒルトン近くにあるETTのオフィスに行ってみました。
オフィスにいたボスへ明後日出発のツアーで申し込めるか聞いてみます。
そうだな・・・一人400USDだ!
え、全然安くならねえ!!
その後、何度か値下げ交渉を試みるも、ボスは強気で全然応じてくれません。
400USDより下げるのは無理だ。残念だな。
8人で押しかけてもこんな塩対応だなんて、エチオピアさすが手強いぜ。
泣く泣く降参し、ピアッサ地区へ戻ることに。
いろいろ情報を集めると、ブローカーや旅行代理店通した方が安くなったりすることもあるらしい。
まずは旅人がよく行ってるっぽいタイトゥーホテルにある代理店へ。
しかしお休み。
ピアッサ地区にある他の代理店?だかなんだか分からない店をあたってみるも、同じくらいの値段だったりバスチケットは別だと言われたり・・・
最終的にウトマホテルに併設されているこの旅行代理店で申し込みました。
- ダナキル砂漠ツアー(3泊4日)
- アディスアベバの宿からメケレ行きバス停(Meskel Square)までのタクシーピックアップ
- メケレとの往復バス(SelamBus)
- メケレのバス停からホテルまでの送迎
これ全部含めて一人350USD。
バス代が片道25USD、メケレでの宿代は自力手配です。
結構交渉しましたが、旅行会社のボスがなかなかいいおっさんで最終的にこっちの要望を飲んでくれました。
ETTの卸値はどれくらいなんだろか。
また、僕の友人でアディスアベバからのバスチケット付で300USDくらいで行った人もいるので、安く行きたい人はいろいろ探してみてください。
メケレまでの道のり
メケレまでに乗るバスはエチオピアの主要都市を結んでいるSelamBusです。
自力でメケレまで行く場合もこのバス会社を使うことになると思います。
朝4:30にMeskel Square集合なので、ピアッサ地区に泊まっている場合は事前にタクシー手配しとかないと大変です。
(歩いて行くのは危険なのでやめましょう。)
エチオピア、というかアフリカの多くの国では、治安等の理由から夜間のバス運行が禁止されてるので、長距離バスの多くは早朝に出発します。
夜は真っ暗で出歩けないし、アフリカを縦断していると早寝早起きになりますよ!
SelamBusは普通に快適でした。
乗車している現地の方がゴミをその辺に捨てまくるので文化の違いを感じました。
出発時は真っ暗だし眠いのでひたすら寝てましたが、徐々に明るくなってくると、景色が見てきて、エチオピアの高山地帯を走っていることが分かってきます。
寒いので上着を持っていってください。
あと車内では水とお菓子が出ます。
トイレ休憩はありますが、その辺の木陰で用をたす方式です。
途中の休憩地でインジェラを食す。
エチオピアといえばこの臭いはゲ○・味は雑巾とかボロクソにいわれているインジェラ。
この国の主食です。
おかずの肉や野菜をつけて食べます。
ちなみに旅人の間では世界最悪クラスにまずいと評判。
確かに、イネ系の植物をめっちゃ発酵させたものなので、酸っぱい臭いと味がしますが、まあ普通に食べらるかな。
周りの友人はまずいまずい言ってたけど。
個人差があるのか、もしくは僕の感覚がおかしいかどちらかです。
そんなこんなで、メケレに到着したのは夕方です。
所要は5:00アディスアベバ発、19:00メケレ着の12時間くらいですかね。
<現在地はここ>
メケレ(Mekele)
気温:最高24〜26℃ 最低12〜14℃(2017年11月)
エチオピア北部の大きな街で、大学などもあり、アディスアベバよりかは雰囲気良さそうなところです。
僕は街につくと現地ツアー会社のピックアップの人達が来てくれてMilano HotelというETTオフィスまで連れて行かれました。
変な奴に騙されないようにと、アディスアベバで事前に現地のガイドの電話番号を聞いておいたんで、混乱はしなかったです。
こういうときにSIMカードは役に立ちます。
ちなみにSelam Busが離発着するとろこは覚えておきましょう。
maps.meとかに出てくるバスターミナルと違うので。
ここにETTオフィスがあります。
まずはいろいろとツアーの説明を聞きます。
また、メインバグ、PC等の電化製品等、ツアーに持っていくことが難しい荷物はここで預かってくれます。
日本人もたくさん来るので、口コミがたくさん書かれてました。
ダナキルツアーの旅程
こんな感じです。
<旅程>
1日目:
メケレ出発。
Hambelaを拠点に塩砂漠を見に行き、近くで星空の下キャンプ。
2日目:
朝早く塩の採掘場へ。
その後、ダロール(Dallol)火山へ。
夜はAbalaの宿で就寝。
3日目:
エルタアレ(Erta Ale)火山近くのDodomというキャンプ地まで移動。
日中は暑くて歩け無いため、日没後、火山へ向かってトレッキング開始。(片道
約3時間)
火口を見たら、火口手前の岩場でマットレスを敷いてキャンプ。
4日目:
早朝エルタアレ火山から下山。
Afrera湖という温泉の湖へ立ち寄りつつ、メケレへ帰還。
こんな感じで旅程表を配って説明してくれるのでなかなかちゃんとしたツアーです。
食事付きで、水も支給されますが、ヘッドライトやトイレットペーパーなどは忘れないようにしましょう。
また、真っ暗な中でのトレッキングは、岩に足をぶつけたりと怪我をしやすいので、長ズボンときちんとした靴で行きましょう。
怪我している人が実際いましたので。
といった感じで前置きが長くなりましたが、次回から実際のツアー記事を載せていきます。
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