※2018年2月時点の情報です。

 

ガラパゴスから飛行機トラブルに遭いつつ、無事キューバにやって来れました。

冷戦が終結してもなお社会主義国家として残った国。

キューバ革命から時が止まった場所と言われてましたが、近年は交易の自由化や空路の拡大など、グローバリズムの波に飲み込まれつつあり、どんどん近代化が進んでいるとか。

僕はそんな国をこの旅の最後の舞台に選びました。

 

 

<世界一周66か国目>

キューバ(Cuba)

通貨:人民ペソ・兌換ペソ

物凄い旧世界みたいなもんが見られるかと思いきや、今は各国と定期便もたくさん飛んでおり、かつ観光が一大産業になっているため、物が少ないリゾート地といった感じです。

変化のスピードが早いので、僕が訪れた2018年と今とじゃ更にだいぶ違うはずです。

 

<現在地はここ>

ハバナ(Havana)

気温:最高29〜33℃ 最低24〜27℃(2018年2月)

島の西端にある首都。

本来は、2週間くらいかけて東まで行って帰って来るという周遊プランをやりたかったですが、許された滞在期間が3泊4日だったため、ひたすらハバナにいることにしました。

 

滞在先は安定のシオマラの家。

現地の人々の暮らしが甲斐見える、このベランダが好きでした。

宿情報は別記事で。

 

路地裏に入ればこんな歴史を感じる風景が目に入ってくるハバナ。

でも中心部の大通りはツーリスト向けの施設も多く立ち並んでいて、ちょっと古いヨーロッパの街並みといっていいかも。

 

<中心部のマップ>

空港からはとりあえず中心広場であるカピトリオまで行ってみましょう。

安い宿(Casa)はこの近くに点在してますし。

 

 

キューバのお金

キューバの特徴の一つがその通貨制度。

事前に調べとかないとここでだいぶ混乱します。

 

CUC:兌換ペソ

peso cubano convertible

紙幣の中央に「Pesos Convertibles」という文字が書かれていて、観光スポットが描かれてます。

 

CUP:人民ペソ

moneda nacional

Monedaとも呼びます。キューバの歴史的人物が描かれています。

 

その昔はCUPだけでしたが、ソ連崩壊後、外貨獲得の必要性に迫られ新設したのがCUC。

そして対外的に、通貨として認められているのはCUCの方。

つまり公式には外国人が両替できるのはCUPだけ。

現地人が購入する物やサービス、食堂ではCUPで支払えますが、旅行者が利用するホテル、乗り物、レストランなんかはCUCしか受け付けないことが多い。

そんな訳で、CUCが外国人、CUPが現地人が使う通貨と言われてますが、実は外国人もCUPを使うことができます。

 

レート:1USD ≒ 1CUC ≒ 24CUP

 

あーならどっちでも使えるんじゃん

と思いますが、ここが複雑なところで、CUPで支払った方が圧倒的に安くなることがほとんど。

旅行者から金をとるために不当に為替を操作してるなんてけしからん!

と言いたくなりますが、そんな単純な話ではなく、キューバ人が外国から物を買うときはやっぱりCUCを使用します。

ちなみにツーリストを相手にするタクシードライバーなんかは全部CUCで受け取っているため、この国では比較的お金持ちになれるそう。

 

・・・と、いろいろ書いてしまいましたが、旅行者向けに要約すると、歴史的な複雑な事情で通貨が二つあるけど、ローカルな食堂や売店ではCUP使った方が安上がりになるんで多少入手しておきましょうという趣旨になります。

 

空港で両替できるのはCUCのみ。

街中にはATMもありますが、お金が入ってなかったり、壊れてたりすることも多く、キューバで必要なお金は最初にまとめて手に入れてた方が良いです。

 

あとは街中で買い物なんかをしていく中で、CUC札のお釣りとしてCUPを集めていきます。

 

 

ゲバラ札の入手方法

おまけですが、キューバに来たなら、チェ・ゲバラの顔が描かれた3CUP札をなんとか手に入れたいですよね。

綺麗なお札で手に入れたい方は銀行に行くのが一番手っ取り早いです。

 

シオマラのノートに分かりやすく書いてありましたね。

僕はオビスポ通りから少し外れた路地にある銀行に行ってみました。

 

入口に邪魔な銅像が立ってるのが目印。

 

CUP札の説明。

 

窓口で1CUC札を出し、

ゲバラ!トレス・モネダ!

と言ってたら、はいはいみたいな感じで3CUP×8枚へ両替してくれました。

観光客よく来るんだと思いますが、まあ面倒だろうし、人やタイミングによっては嫌がられそうです。笑

 

ゲバラの3ペソ札ゲット!

かっこいい!!

 

綺麗なお札だし、これは勿体無くて流石に使えません・・・

でも流石に8枚もいらないので友達や宿で会った人に1CUP札3枚と両替したりしました。

 

 

キューバのネット

 

有名な話ですが、キューバでは公共のインターネットがほぼ普及してません。

旅好きであればよく、

これからキューバ行くんでしばらくネット・SNSできません〜

みたいなことを言ってる友達がいたはずです。

というのはもう昔の話だそうです。

なんと2018年の暮れから3G回線が普及し出し、今では4Gも使えるとか!?

ちょっと高いですが、プリペイドSIMを買えばどこでもネットに繋げるような環境になりつつあるようです。

これはだいぶ変わりましたね・・

ネットにもいろいろな情報が出てますので、最新事情を調べてみてください。

 

ところが僕が訪れた2018年明けでは、まだそんな状況ではなく、一般人が使うにはETECSAという通信会社のオフィスへ行き、Wi-Fiが使えるバウチャーを買う必要があります。

 

オビスポ通りにある、おそらくこの国で最もツーリストがやって来るエテクサオフィス。

今はSIMカードもここで帰るようです。

 

1時間インターネットが使えるWi-Fiカードが1CUC。

 

これを電波が飛んでる公園に行き、繋いでカードに書かれているパスワードを入力すると繋がります。

が、めちゃめちゃ遅かったのでブログを書いたり写真をアップするのはすげえ大変。

できることはちょっと調べ物したり連絡とるくらいですかね。

あえてネットを一切断ち、現地で得られる情報だけで行動する、というのが一番キューバを楽しめるやり方だと思いました。

 

 

キューバの食

カピトリオ周辺のご飯情報です。

観光客多いのでレストランやジャスバーなど、いろいろあるんですが、貧乏な僕らはなるべく安く飯に有り付きたいと思う訳です。

 

シオマラ周辺でいえば、上図の人民食堂からチキンチップ屋のある公園あたりに、いくつかローカルなお店があります。

 

例えばこれはローカルな人々が通う人民食堂の一つ。

人民食堂の特徴は、知ってる人じゃないと分からないという見つけづらさですが、ここはまだ分かりやすい方です。

外にメニュー出てるし。

 

なんとなく分かります。

とりあえず米と肉が食いたい。

 

出てきたのがこちら。

中南米でよく見る肉プレートですが、35CUPくらいでクソ安かったです。

 

近くにあるピザ屋。

ここもよく通いました。

見てわかると思いますが、20CUP(1USD以下)とかで超安いです。

 

ベーシックなタイプのピザ。

これをテイクアウトしてお酒と一緒に宿で食べるのが最高でした。

 

チンキチップ。

10CUPくらいかな?凄い安かった。

キューバならではの薄めの味付け(調味料の種類が少ないからね)ですが、塩を多めに降って貰い、更に持ち歩いてた胡椒もふって、おつまみにしました。

 

 

そして日本食堂。

カピトリオ東、オビスポ通り入口近くの路地裏にあります。

 

ローカル食堂と比べて、当然お値段はそれなりですが、長期旅行者は何度も来てしまうんですよね・・

 

ラーメン!

 

チキンカツ丼!

 

シオマラの旅人ノートに周辺情報が詳しく書かれてたので是非熟読してください。

 

 

つづく