四川省といえば忘れていたことがありました。

それが成都に来た観光客の多くが見にいくであろうパンダ。

中国といえばパンダです。

日本人が思い浮かべるコテコテの中国のイメージが、カンフー、チャイナ服、そしてパンダなんです。

パンダって絶滅危惧種なんですよね。

中国でも厳格に保護・繁育されていて、その最大の保護区が四川省にあります。

おっさんが一人でパンダ見に行くってのも何だかアレですが、動物好きの僕は絶対見に行こうと思ってました。

今回はそんな、ゆるいパンダ記事です。

 

 

成都市内にはジャイアントパンダが見られる動物園のような場所がいくつかありますが、その中でもパンダに特化した、最大のスポットが成都大熊猫繁育研究基地です。

パンダは涼しい午前中によく活動するらしく、動いているパンダを見たいなら朝一で行くのがおすすめらしいです。

が、当日は盛大に寝坊。

10時過ぎにのこのことホステルを出てパンダ基地へ向かうことになりました。

 

場所は成都市内の北東部にあります。

地下鉄で熊猫大道駅まで行き、そこからバスに乗るのが最も安く行ける方法です。

 

 

地下鉄駅を出ればすぐ目の前に熊猫基地行きのシャトルバス(パンダバス)が走っていて、車内でチケットも買えると聞いていたんですが、僕の来る直前に出てしまったようでした。

ということで普通の市バス(198路バス)に乗って基地へ向かいます。

 

パンダ基地の入口でございます。

何かデザインが凄いですね・・・

たくさんの観光客で賑わっています。

チケットカウンターは入口横にあります。

 

平日でもうお昼近いせいか、全然並んでませんでした。

窓口にいろいろ書いてありますが、確か全票が大人、半票が子供だったはずです。

 

パンダ基地入場チケット: 大人58元(約941円)

 

日本人観光客も多いのか、中国では珍しく案内板に日本語表記が。

助かりますね。

 

基地内には当然パンダ系のカフェやレストラン、お土産屋がありますが、どこもかなり高い印象でした。

 

基地内は巨大で、こんな整備された竹林が続いています。

主要ポイントを回るシャトルバスも走っているので、それに乗って観光するのも良いと思います。

 

ではでは

パンダの見学はこちらへ!

の案内に従ってどんどん道を進んでいきます。

パンダの飼育エリアは大小いくつかあり、どこへ行けば分からなくなりそうですが、人混みになっていて中国人がワイワイ騒いでいるところへ行けばたいていパンダに会えます。

 

おお、いました!

すぐに見つかりました。

パンダです!

上野動物園の小さい檻の中でしか見たことがないアレです。

暖かくなってきてお昼を過ぎるとほとんど動かず寝てしまうと聞いていましたが、このときは結構動いてました。

 

同じところを行ったり来たりしているパンダ。

大人のパンダなので結構大きいです。

ちなみに、カメラはズームできないときちんと写真が撮れません。

僕はソニーのハンディカムの静止画機能を使って写真を撮ってました。

 

木に登ってゴロゴロしながらこちらの様子を伺っています。

よくこんな感じで公園でベンチに座って子供をボーッと眺めてるおっさんがいますよね。

パンダ見てるとだんだん人間のおっさんに見えてきます。

もしくは家に引きこもって何もせずダラダラしてるニートのような。

 

 

しかしやっぱりパンダの数が少ない気がしますねえ・・・

もっとワラワラいるイメージだったんですが、寝てしまっているんでしょうかね。

と思い気や・・・

 

ワラワラ出てきた!

どうやらちょうどお昼ご飯の時間だったみたいです。

飼育係のおっちゃんが肉の塊を釣竿のようなものにぶら下げて近づけると、パンダ達が喧嘩しながら我先にと肉を掴みにかかります。

普段大人しいパンダ達のアグレッシブな光景。

周囲の中国人達からは大きな歓声と黄色い声が。

肉を他のパンダに取られてしょんぼりしているパンダなんかもいて、可愛いです。

 

良かったです。

運良くいいタイミングに当たり、活発に動くパンダを見ることができました。

 

 

そしてパンダ達は満足すると、フラフラと自分の住み家に帰っていきます。

お昼寝の時間ですな。

そのうちの一匹のパンダを見ていると、何やらヨチヨチしながら木の上に登って行きます・・・

木の上に登ると次第に動かなくなりました。

 

あ、そうか、これ寝てるんだ・・・!笑

 

そういえばパンダって木の上で寝るんですよね。

実際に見て思い出しました。

木の枝に引っかかったぬいぐるみのようにしか見えませんが・・・何か萌えました。

一見凄い寝づらそうですけど、気持ち良さそうに寝ていて、何よりです。

 

ここは子供パンダのコーナー。

たぶん親子ですね!

 

おそらく母パンダでしょうか?

2匹の子供パンダとじゃれあっていてとても可愛かったです。

 

パンダ基地には生態や飼育方法など、パンダ関係のインフォメーションが充実しており、こんなタッチパネルでもいろいろ調べることができます。

きっちり見ていると余裕で半日以上は時間を潰せるでしょう。

 

フラフラ歩いているとパンダ・シアターを見つけました!

 

ここではパンダの一生や飼育の様子などをまとめたドキュメンタリービデオを見ることができます。

英語字幕が付いているんで何となく内容も分かります。

 

 

以下、おまけです。

パンダ基地にはいわゆる白黒のパンダだけでなく、何とレッサーパンダもいます。

 

可愛いー

5年前くらいに千葉市動物公園で見たきりです。

 

レッサーだけあって、昼過ぎでも割と活発に動いていました。

 

でも時間が経つごとに徐々にこんな感じに・・・

 

おやすみー(・ω・)ノシ