アジアのマーケットいえば、世界各国のブランド品の偽物が入り乱れているイメージがありますが、まあ実際そうです。
そして中国も例外ではなく、北京にはいろんなところから偽物をかき集めて販売している店が大量に入っている有名なビルがありまして、秀水街といいます。
北京に来たら王府井の一流のショッピングプラザでお買い物もいいですが、ネタとして是非ここにも立ち寄ってみましょう。
<秀水街の場所>
地下鉄1号線の「永安里」駅で降りて地上に出ると目の前にあります。
こんな感じの怪しいデパート。
駅から降りて地下道を歩くと世界各国の要人がこの秀水街を訪れたときの写真が飾ってあったり、ビルの前に欧米人を乗せたツアーバスがたくさん停まっていたりと、中国も国を挙げてここを観光スポットにするべく力を入れているということなんでしょうか。
中国本土内ではあんまり日本語って聞かないんですが、この建物に入ると、「コンニチハ」「シャチョサン」「ヤスイヨ」などのコテコテの客引きがたくさん日本語で話しかけてきて癒されます。
でも値段を聞くと、非常に高い価格を吹っかけてきます。
おそらく100円くらいのものを1,000円〜2,000円で売っているんじゃないかと思われます。
記念にペラペラの中国代表のユニフォームでも買おうかと思いましたが、店員の女が言ってきた値段は驚愕の400CNY(約6,200円)!
手作り感満載で、襟の部分にある穴とか絶対お前が自分で空けただろうって感じのTシャツなのに。
試しに100CNYにまけようとしたけど、全然引かない。
最低でも300CNYだと言い張る。
他の東南アジアの国だとここまで露骨じゃないんですが、さすが中国ですね。
でもしつこい。
現金が無いからATM行ってくるって言っても、
「嘘だ。絶対戻って来ない。買ってくれなきゃ私泣いちゃう」
と言ってました。
とりあえず
「どうぞ泣いてください」
って言って店を後にしました。
ちなみに写真撮ったら買ってから自分の家で撮影しろと言われました。
秀水街の店員はバッタもん売ってるくせにとても強気なのが特徴です。
下手にこっちが悪態つくと「買わないなら来るな、バカ、う◯こ」みたいな罵詈雑言を浴びせてきますので、メンタルを鍛えられます。
コツは交渉して、帰ると見せかけると追いかけてくるので、これが最低妥協価格かと思った値段を言ってきた瞬間に振り返ってたたみかけることです。
雰囲気はこんな感じです。
全部で5階建てくらいで、入っているお店で売っているブランド品はすべからく偽物だそうです。
そんで次は時計屋に入ってみました。
明らかに偽物と分かるちゃっちいロレックスとかが大量に置いてあります。
僕はとりあえず時間がわかればいいと思ってたので、欲しかったG-SHOCKを物色。
「こっちが本物、こっちは偽物」と非常に親切に説明をしてくれる良心的なお店があったのでそこで買ってみました。
注:どっちも偽物です。
ついにG-SHOCKゲットです!
値切って100CNY(約1,500円)。
タイマーもついてるしこれを世界一周中に使う腕時計にしようと思って買いました。
(この後1週間後に電池が切れましたが。)
秀水街近くの「世貿天階」という場所にある天井スクリーン。
ラスベガスとかにもありますよねこういうの。
バブリーな感じです。
友人と飲み会。
いい店なんで結構な値段しましたが、泊まらせてもらってるのできちんとおごりました。
コンソメみたいな味の謎のスープが凄く美味しかったです。
さて、こんな感じで北京を満喫していたら、中国にビザ無しで滞在できる期間が残りすくなってきたのでそろそろ香港まで退避しようと思います。
長距離鉄道を使って大移動です。
つづく
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