リアルタイムではもう香港に着いています。
慣れ親しんだ場所でどこに何があるかよく知ってる上、ネット規制から解放されてWi-Fi回線も凄く早い。
安いSIMフリースマホもゲットできたので快適過ぎます。
あと久しぶりに自分以外の日本人旅行者を見ました。
モンゴル、中国本土では全然見かけませんでしたが、さすが香港。
さて、ビザないのに北京に長く居座り過ぎたので香港目指して南へすっ飛んで行きます。
経路はこんな感じ。
中国の長距離鉄道
チケットは窓口に行って筆談とかで日時、行き先、座席の種類とかを伝えればいくつか候補を出してくれます。
(外国人はパスポートを必ず求められます。)
なお、駅には自動券売機もあるんですが、中国在住者のIDカードが必要なんで外国人は買えません。
買うのは簡単なんですが、中国の列車はいつも混んでますので座席が無くなってしまうことには注意です。
当日買いは結構リスクがあると思っといた方がいいです。
不安ならCtripで予約と決済を事前に済ませておくことをおすすめます。窓口でメールに送られてくる予約番号を見せればすぐに発券してもらえます。
南方方面行きの長距離列車が出ている北京西駅です。
中国の長距離鉄道の駅はどこも物凄く巨大です。
空港みたい。
中に入るには荷物チェックがあり、僕は普通にひっかかりました。
「刀(トウ)!刀(トウ)!」
って言われて何事かと思ったら、モンゴルで買ったキッチンナイフがN.G.だったようです。
セキュリティの女の子は笑ってたけど見逃してくれなかったため没収。
行き先は広州ですが、一気に行くのはしんどいので洛陽辺りに寄り道することにしました。
列車の入場開始はだいたい発車の30分前くらいです。
みんな荷物の置き場とかを確保するために我先にと入場しようとしますので、早めに並んどいた方がよいです。
駅の中には売店が大量にあるので軽食を買って持ち込みます。
チケットに書いてある車両と座席の番号に従って、自分が乗る車両のとこまで行きます。
車掌に見せると中に入れてくれます。
車両の入口か、座席のところでチケットと引き換えにこんな札をくれます。
下車駅に着く1〜2時間前くらいに車掌がまたチケットと交換しに来ますんで無くさないで持っておいてください。
ちなみにこれは「硬臥クラス、3号車、17番座席、3段ベッドの一番上」って意味です。
中国の長距離鉄道の座席クラスは主に以下のパターンになってます。
- 無座
席が無いので立って乗ります。
- 硬座
固ーい座席。
背もたれがほぼ直角で、寝るなんて無理そうなイス。
凄く安いのでいつも混んでます。
- 軟座
硬座がちょっと柔らかくなったイス。
でも広くはないです。
- 硬臥
長距離列車で一番人気がある寝台席。
1コンパートメントに3段ベッドが2つ入ります。
バックパッカーもだいたいこれに乗りますね。
- 軟臥
1コンパートメントに2段ベッドが2つのちょっと豪華な寝台。
ベッドも柔らかいとのこと。
- デラックス
2人部屋。
水道とかもついてるらしいです。
値段はランクが上がるごとに倍になっていくような感じです。
硬臥の部屋です。
僕は一番上だったので登るのと荷物置くのが大変でした。
ザックとか床に置きたかったんですが、場所確保できず、天井下にある荷物置き場に突っ込みました。
寝台列車で大変なのはこの荷物置き場の確保です。
列車内ではひっきりなしに物売りが通ります。
お菓子や弁当からお酒、よく分からないお土産グッズまで。
お湯も出ますのでカップラーメン持ち込むと調理できます。
写真は中国で一番美味いと思った酸菜ラーメン(高菜みたいな)。
連結部には喫煙スペースがあります。
中国人はヘビースモーカーだらけです。
洛陽に寄り道
世界遺産の龍門石窟とか見てみようと思い2泊くらいして立ち寄りました。
ちなみに龍門石窟は洛陽市の郊外にちょっと行ったとこにあり、市バスで行けます。
バスは洛陽の鉄道駅の東側の↑の写真の辺りから出ている81番に乗りましょう。
料金は片道1.5CNY(約23円)。
安い!
洛陽駅から40分くらいで到着です。
入場料は、敷地内にある複数の石窟や寺院、庭園などを全部周れて100CNY(約1,530円)。
これはちょっと高いぞ・・・
敷地内MAP
スポットに行くとこんな感じでQRコードを読み取って説明を聞けるようです。
便利な仕組みです。
歴史の教科書でよく見ましたね、こんな写真。
これはかなり壮大でした。
この仏像の前で5人くらいに写真撮ってって言われました。
昔日本でもこういうチーマーや高校生が増えた時期があります。
中国では靴の上に被せるこんなビニールのレインカバーを売っているようです。
滑らないようにできているらしく、みんな履いてました。
なお、写真で分かるかもしれませんが、北京出てからずっと天気が悪かったです。
雨の中分かりづらい場所にある宿を探したりとか非常に疲れました。
何かついてないなあ〜と思いつつ、次は少林寺に行くか、西安まで足を伸ばしてみようか、と駅前とバスターミナル付近で調べ物していたところ・・・
↑こういう事件が発生しました。
反省ですね。
もう戻って来ることはあるまいと思い、遠隔でパスコードをかけ、iCloudや基本的なアプリのパスワードを全部変更した上、最終的に「iPhoneの削除」をしておきました。
これで次回ネット接続されたらデバイス上のデータが全て削除されます。
その後「iPhoneを探す」アプリを使ってもずっとオフライン状態のままでしたが。
ここで、滞在可能期間が残り少ないこともありますが、このあまり良く無い流れを一度断ち切ろうと思い、一気に広東省まで抜けることにしました。
香港辺りまでいけば安くSIMフリースマホも手に入りますからね。
洛陽駅から広州駅まで、24時間かけて列車移動です。
こんな長いのは人生初。
1日中列車の中にいるのってどんな気分なんだろうね?
その後さらにバスで3時間かけて深圳まで行きます。
ちなみに少林寺行きのバスは洛陽駅東側のバスターミナルから30分置きくらいでたくさん出ていました。
ホテルのフロントやそこら辺にある旅行会社でも簡単にツアーを申し込めます。
今回は断念。
クールオシス?
洛陽に地下街にあった謎のゲーセン。
トイレの小便器に貼ってあったスローガン
中国はこういう熟語つくるのうまいですよね。
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