リアルタイムではカンボジアのシェムリアップにいますが、風邪を引いてしまい2日間ほぼ動けない状態でした。

体調回復したのでそろそろバンコクに向かいたいと思います。

記事はホーチミン市内散策の続きです。

午前中に申請したカンボジアビザが出来上がるまでまだ時間があるので近くにあったベトナム戦争の博物館に行ってみます。

 

 

戦争証跡博物館

ベトナム戦争中の写真や資料が展示されています。

 

<博物館の場所>

統一会堂や中央郵便局のすぐ近くにあります。

 

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入場料: 15,000VND(約74円)

博物館系の外国人向け料金としては結構リーズナブルです。

 

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外には米軍の戦闘機やヘリなどが展示されています。

とてもオープンにされており、みんな触ったりポーズを決めて写真を撮っています。

 

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1階はベトナム戦争中世界各国で起こった反戦デモの写真が掲示されています。

 

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日本で起きたデモも大きくピックアップされています。

当時の張り紙や雑誌などが掲示されています。

 

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2階以上には、戦争中の写真が展示されています。

かなりリアルなものも。

 

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これはピュリッツァー賞を受賞した超有名な写真。

米軍が支援する南ベトナム軍による空襲から、村人とともに真っ裸の少女が逃げている写真です。

 

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日本人カメラマンが撮影し、報道写真大賞を受賞した有名な写真。

爆撃から逃れるためベトナム人親子が川を渡って泳いでいます。

 

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戦争による被害のデータも展示されています。

こういう数値の信憑性がどの程度のものか分かりませんが、戦争の最もタチの悪いところは、関係のない一般市民が巻き添えになることです。

 

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第二次世界大戦との比較表を見ると、米軍がどれだけの戦費をベトナム戦争に突っ込んだのかよく分かります。

20年近くやり合ってましたからね。

 

ベトナム戦争は、ソ連率いる社会主義陣営に属する北ベトナムと米国が支援する資本主義陣営の南ベトナムが行った、東西冷戦を背景とする米ソの代理戦争とされています。

ただし、北ベトナムを指導するホーチミンはあくまで「ベトナム民族の解放」を目指して南ベトナム軍と戦っていたので、ベトナム的には「独立戦争」として位置付けています。

(実際、ソ連などは直接軍隊を派遣したりしていません。)

そして、戦争が泥沼化すると、戦費の圧迫や世界各地で起こる反戦デモの声に耐えられなくなった米軍は撤退を余儀なくされます。

歴史的に米軍が事実上敗退した戦争としても有名なのです。

 

実は博物館に来るのは2回目なのですが、資料や写真の量が多く、とても勉強になる場所だと思います。

ただ、現在のベトナム政権(=米軍と戦って勝利した北ベトナム側)がつくった博物館なので、どうしても視点が偏ってしまっているのが気になります。

確かに米軍によって関係のない多くの一般市民が犠牲になり、枯れ葉剤という鬼畜兵器のおかげで森林が消えて大量の後遺症患者や身体障害者が生まれました。

当時の国際情勢的には、何が何でも共産主義陣営を封じ込めたいという米国側の意図があったはずですが、アメリカ様はいろいろやり過ぎましたからね。

米軍の残虐行為とそれに対抗してしぶとく戦った小国ベトナムの凄さはとてもよく分かりますが、当時の南ベトナム側の視点には一体どう映っていたのかっていうのがよく分かりません。

歴史は勝者によってつくられてしまうので仕方ないことですが・・・

 

 

博物館を見終わった後、14:30頃にカンボジア大使館に行くとビザが出来上がってました。

(ていうかぶっちゃけ午前中にはできているんじゃないかと思います。)

 

 

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コンビニでレッドブルを買ってみました。

レッドブル: 10,000VND(約50円)

日本のやつとはパッケージが違うし、味も炭酸ではなく、リポビタンDのような感じです。

レッドブルはもともとタイのメーカーが作り始めた栄養ドリンクなんですが、日本で販売されているものはライセンスが異なり、薬事法の関係で成分も違います。

※具体的には、日本と異なり「タウリン」が入ってます。

ベトナムのやつは本場タイライセンスのものらしいです。

 

ブイビエン通りで飲む

その後、ハノイのハロン湾ツアーで仲良くなったタイ人のジミー(ニックネーム)がホーチミンに来るというのでブイビエン通りで一緒に飲むことに。

ちなみにホーチミンで安宿や飲み屋が密集しているのがこの「ブイビエン通り」というストリート近辺。

 

<ブイビエン通りの場所>

タイのカオサンみたいな雰囲気で、欧米人バックパッカーが集まっており、夜通し賑わっています。

かなり騒がしいし、バーやレストランの価格も若干高い感じです。

でもこういう場所ってビールだけは安いんですよね・・・

 

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でかいタイガービール瓶がある店に決めて3人で乾杯。

よくあることですが、「1杯飲みましょう!」と言っておきながら・・・

 

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すぐにこういうことになります。

東南アジアはビール安いんでまあいっか。

 

しかしこのジミー、僕の1歳上なんですが、40歳くらいに見えます。笑

酒好きで女好きで、しょうもない奴ですが、語学学校に通っていたので英語が非常に堪能。他にも複数の言語を操るおっさんです。

(写真はきっとそのうち出てくると思います。)

最初怪しかったですが、すっかり仲良くなったので、タイ・バンコク編では彼とガッツリ絡むことになりそうです。

 

しこたまビールを飲んだ後、お店のおばちゃんが「この近くに朝市がある」って話を聞いたので翌日3人で行ってみることにしました。