トルコ最大の自然系観光地、カッパドキヤ(カッパドキア)のまとめ記事です。
カッパドキヤというのは、トルコ内陸部にあるへんちくりんな形をした岩がたくさんあるエリアの総称です。
ジョージアからトルコのトラブゾンに入った僕らは、夜行バスに乗ってカッパドキヤのギョレメという街へ移動しました。
ギョレメはカッパドキヤ観光の拠点になる一番有名な街です。
カッパドキヤにはいくつか街が点在しているんですが、宿や観光用施設一番多く、おそらく景色もベストなのがここのようです。
ということでこの記事ではギョレメを拠点に、カッパドキヤの魅力をローコストにさくっと楽しめる方法をまとめておきます。
なお、トルコは交通網が非常に整備されており、快適なビッグバスが縦横無尽に走っています。
移動に困ることはほぼありません。
移動情報はおって、別にまとめ記事を書くつもりです。
ネフシールのバスターミナルは要注意
トルコの他の都市からギョレメを目指した場合、まず、ネフシール(Nevsehir)というカッパドキヤエリアの中核都市のバスターミナルに到着すると思われます。
そしてバスチケットを買った際、おそらく、
ギョレメまでダイレクトで行くバスだよ!
ネフシールで乗り換えがあるけど、無料の送迎サービスがあるよ!
って多くの人がバス会社から言われていると思います。
しかしここでちょっと注意。
ネフシールのバスターミナル。
夜行バスを使うと早朝ここに到着するのですが、バスから降りると、何故かバスターミナルに入っているツアー会社のおっさんに引き渡されます。
僕が乗ったバスのドライバーも、
後は彼がサポートしてくれるから、ついて行きなさい。
と言ってきました。
が、このおっさんはバス会社とは何の関係もありません。
無料送迎もしてくれる訳ではなく、カッパドキヤのツアーの斡旋をしてくるだけです。
まあ、申し込んでもいいんですが、バックパッカーの僕はいきなりカッパドキヤの高いツアーの提案されても結局断るわけです。
すると、おっさんは結構あっさり引き下がります。
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・・・で、送迎サービスは?
おっさん曰く、
送迎サービス?
ないよ。
タクシー使うしかないね。
とのこと。
1時間くらい待ったんですが、僕が使用したバス会社の送迎用のミニバスは来ません。
他のバス会社のギョレメ行き送迎ミニバスはちょくちょく来ていたので、もしかするともっと待てば来たか、もしくはおっさんと話している間に行ってしまったのかもしれません。
後でネットで調べていろいろ情報が出てきたんで分かったんですが、ここの慣習なのか、ネフシールのバスターミナルに外国人、特にアジア系のツーリストがやって来るとドライバーはまずこのおっさんに引き渡すことが多いようです。
もしツアーに申し込むつもりが無い場合、断って送迎バスを探してみましょう。
他の都市だと必ずバスターミナルから市街地まで送迎サービスがありましたし。
僕はこのときばっかりは自力で何とか自力でギョレメまで行くことに。
が、自力で行く場合も結構厄介。
周りの人にいろいろ聞いたところ、ネフシールのバスターミナルからギョレメへ行く直通の路線バスは無いと言われてしまったのです。
最終的にこんな感じで行きました。
左下のピンがバスターミナル。
そこから路線バスに乗り、右上のピンのシティホール近く?ギョレメへ行く道路との分かれ道がある交差点まで行って、ミニバスに乗り換えます。
少しするとギョレメに到着。
合計40分くらいかかりました。
<現在地はここ>
ギョレメ(Goreme)
気温:最高30〜36℃ 最低13〜19℃(2017年7月)
典型的な砂漠気候。
朝晩は結構冷えます。
ギョレメに着くと、既にカッパドキヤ感満載なことに感動します。
キノコみたいな形をした奇岩だらけ。
お土産屋はカッパドキヤ名物の気球のグッズがびっしり。
これはハムサという、イスラムで使われる目玉の形をした魔除けのアイテムですね。
当然こんなキノコ岩の置物も。
これが1リラ(約31円)らしい。
もしや全然売れてないんでないの・・・?
昼ごはんでカッパドキヤ名物らしい壺焼きケバブを食べてみました。
どこのレストランも、だいたい20リラ(約627円)くらいしてました。
カッパドキヤは楽しいですが、コテコテの観光地って感じがします。
カッパドキヤに来るとまず最初に見る観光マップです。
ネフシールを中心に、ギョレメが含まれる右上のレッドルート、左上のブルールート、左下のグリーンルートがあるそうです。
僕の場合、いろんな人の話を聞いた上で、1日かけて自力で周れそうなレッドルートへ行ってみることに。
ちなみにグリーンは自力じゃ難しく、ツアーに参加するのが一般的、ブルーは行く人が少なく、ツアー自体あんまり開催されていない、らしいです。
自力でレッドルートをまわろう
自力でっていうのは、つまりは自分で乗り物に乗って走り回ることです。
カッパドキヤでは普通の車、バギー、バイクがレンタルできますが、僕は当然バイクで。
ツアーデスク何軒か聞いて、6時間50リラ(約1,568円)でバイクをレンタル。
物価の安い中央アジアやコーカサスから来ると、トルコの観光コストの高さに結構ひいひいします。
レッドルートの主要ポイント
おそらく行っておいた方がよさそうなポイントをマップにまとめてみました。
僕は最初にギョレメ・ミュージアムへ行って後は時計回りにぐるっと走ってみることにしました。
ギョレメ・ミュージアム
ギョレメの街中からすぐのところにあります。
入場料: 30リラ(約941円)
この周辺は石畳の急な坂になっていて、バイクだと物凄くガタガタして危ないので注意してください。
カッパドキヤは岩山につくられた街です。
(今もあります。)
昔の住居や教会(昔はギリシャ人が住んでいた。)の跡が残っていて、見学することができるのがこういったカッパドキヤの博物館です。
博物館にある教会は基本撮影N.G.ですが、なかなか情緒を感じるつくりをしていました。
そして壁に書かれた人物絵の顔がほとんど消されています。
ギリシャ人が追い出された後、イスラム教徒がやって来たのでそうなったのかもしれません。
大昔の人もキノコ岩も神聖なものとして崇めていたようです。
ひびの入った十字架。
レッドルート、というかトルコの道路は凄く綺麗で整備されています。
こんな大自然の中をスイスイと走ることができます。
カッパドキヤのマクドナルド
ミュージアムの後は寄り道しながら北にあるAvanosという街に行ってみました。
マクドナルドがあったので昼飯。
トルコまで来るとマックが他のレストランと比べて比較的安いことに気付きます。
ビッグマックセットが12リラ(約376円)くらい。
ジョージアよりも安いんですよね。
屋外スペースにこんな看板がありました。
東京もきちんとありました。
クーデターの後かなり減ってしまったようですが、トルコは以前から日本人に大人気の観光地です。
道中にある看板にも日本語が書かれていたりします。
キノコ岩に囲まれる
確かPashabagiというビューポイント。
ここにはこんなキノコ岩が大量にあって楽しめます。
キノコ岩・・・
でも、今まで触れなかったですが、キノコっていうより、どちらかというとアレにしか見えないですよね。
まあ、アレがナニかってのはご想像に任せますが・・・
ゼルヴェ・ミュージアム
レッドルートにあるもう一つの大きな屋外博物館です。
入場料: 10リラ(約313円)
ここにも岩につくられた大昔の街の跡が残っています。
ワインセラーなんてのもありました。
不思議な光景です。
そういえば、一部の都市伝説で、このカッパドキヤの不思議な地形は、古代文明が核戦争を起こした跡なんていわれています。
核兵器の熱大地が溶かされたとか。
僕はそういう話結構好きです。
ここのミュージアムはかなり広大です。
徒歩で全部周ったら1時間くらいはかかると思います。
レッド・ローズバレーを望む大パノラマ
レッドルートのハイライトだと思います。
ギョレメ・ミュージアムからちょっと東に行ったところ。
ここのパノラマポイントへ行く道中にチェックポイントがあり入場料(駐車料金?)を取られました。
入場料: 2リラ(約62円)
途中、ガタイの良いトルコ人が立ちふさがりました。
お前何人だ?
日本人だけど?
よし、通っていいよ!
ウェルカム!
こんな親日的の、お調子者が多いのがトルコ。
最初は楽しいですが、だんだん面倒臭くなってきます。笑
駐車場から少し歩いて丘に登ると、こんな絶景が!
レッドバレーとローズバレーというスポットを見渡せるようになっています。
超絶景。
子供の頃行ったアメリカの国立公園を思い出しました。
ジョージアであんまり自然を見てこなかったので、久々の大パノラマに超満足。
サンライズとともに気球を
カッパドキヤといえば気球に乗って朝日を見るツアーが大人気。
気球ツアーを慣行しているツアー会社だけで30社近く存在するらしいです。
料金はだいたい軽食付きで80〜300ユーロまで様々。
でも僕はどっちかっていうと飛んでる気球を眺める方が好きなのでギョレメにあるサンライズポイントの丘から朝日を見に行くことしました。
朝日きれい・・・
幻想的な風景ですね。
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あれ、でも気球飛んでないじゃないですか!!
どうやら、天候がかなり安定している状態でないと気球は飛ばないようです。
この日は直前でキャンセル。
現地のトルコ人に聞いてみると、連日キャンセル続きになることはザラだとか。
キャンセルになった場合は、翌日再チャレンジか、返金対応になるみたいです。
そして翌朝、運良く見ることができました!
僕がギョレメを訪れたのは7月でしたが、朝5:00頃から飛び始めてました。
おーこれは凄い・・・
見とれてしまいますね。
ミャンマーのバガン遺跡を思い出しました。
気球の数はこっちの方が圧倒的に多いです。
そして結構でかい。
何十ものバルーンが空に広がっています。
ということでサンライズ恒例なんですが、しばらくビデオカメラを開けっ放しにして撮影しました。
動画でこれをどう編集しようか考えてます。
そんな感じのカッパドキヤでした。
僕はザ・観光地的なスポットはちょっと苦手なんですが、カッパドキヤの自然はそんな先入観も吹っ飛ぶくらい美しかったです。
またお金に余裕があるときに来てみたい。
そうですねえ・・・結婚したら奥さんともう一回来て今度は気球に乗ってみたいですね。
つづく
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