カッパドキヤから夜行バスで少し西へ進み、パムッカレという場所にやって来ました。

(今更ですが、カッパドキヤとカッパドキアどちらが正確な日本語表記なんでしょうかね?)

パムッカレもトルコを代表する世界遺産になっている景勝地。

ピエラポリスという古代遺跡と、石灰岩でできた白い台地と地下で温められ吹き出てきた熱泉とが、不思議な景観を作り出しているところです。

そしてここではこの天然の温水につかることができることで有名です!

情報では、敷地内にきちん整備された温水プールもあるとか。

つい先日ナゴルノカラバフで入ったばかりですが、また温泉に入れるとは贅沢です。

 

 

カッパドキヤからはトルコ最大手のバス会社Metro社で移動してきました。

バスはまずデニズリというパムッカレ近くの大きな街のバスターミナルへ停まり、そこから無料の送迎用シャトルに乗り換えパムッカレ中心地のバス会社が密集している広場で降りました。

カッパドキヤのときみたく、変なツアー会社の勧誘もなく、スムーズでした。

 

<現在地はここ>

パムッカレ(Pamukkale)

気温:最高30〜39℃ 最低18〜22℃(2017年7月)

ここら辺も、内陸の砂漠気候っぽいエリアになります。

 

バスはだいたい、↑の左下にあるエリアに停まります。

周囲にはホテルや飲食店が密集しています。

が、パムッカレの宿は高いところばかりだし、先を急ぐためにも僕はここには宿泊せず、その日中に別の街へ移動することに。

バス会社に荷物だけ預けて観光開始です。

 

幻想的な白い大地

パムッカレの世界遺産エリアの入口はバスから降りて歩いてすぐのところにあります。

 

入口付近には何故かプールがあって、EDMがガンガンかかっています。

この辺りの風情がない感じが何ともアジアっぽいんですよね・・・

 

入場料: 35リラ(約1,097円)

 

物価が安い地域に長くいたので、やたら高く感じます。

また、パムッカレの入場ゲートがオープンするのは8:00のようです。

夜行バスで来るとだいたい7:00くらいに到着するんで、ちょっと待ちますが、朝一で入場できてしまうんですよね。

これが凄く大事。

パムッカレは有名な観光地なので、午前中昼近くになるとツアーバスがたくさんやってきて非常に混み合います。

温泉はやっぱり空いてるときに入るべきです。

 

入場ゲートから少し歩くとこんな標識が。

ここから先は靴を脱ぎ、裸足で歩いていかなきゃなりません。

 

こんな感じ。

朝だから人が全然いません。

朝日を浴びながらひんやりした石灰岩の地面を歩くのは気持ちがいいです。

ちなみに写真だけ見るとツルツルしてそうですが、実際はザラザラしていて滑ることはほぼありません。

 

真っ白い台地。

 

坂道を登った先あたりにヒエラポリスの遺跡が見え始めます。

でも今回のターゲットは温泉であって、遺跡ではないんです。

 

そしてこんな段々になっている丘陵が。

 

水も透き通っていて美しいです。

ガイドブックとかでよく見る光景。

 

美しい。

美しいんですが・・・

 

人工物感が凄いです。笑

朝だからか水はちょっとぬるい感じ。

お昼くらいになるとたくさんの人がここに浸かりに来ます。

 

パムッカレの敷地内は結構広いんですが、南北のゲートを往復するこんなシャトルバスが走っていました。(有料)

 

テルマエで朝風呂を楽しむ

そんでやって来ました。

パムッカレ最大の目的、温水プール。

入場ゲートから坂を登った先の広場にあります。

アンティークプールという名のテルマエ、完全に普通の温泉施設です。

 

風情も何にもないじゃねえか!!

 

とか言われそうですが、いいんです。

温泉の魅力は世界遺産にも勝ります。

 

テルマエ入場料: 32リラ(約1,003円)

 

入るとすぐこんなロッカーがあるんで荷物を預けます。

 

脱衣所やトイレ、シャワーも完備。

 

こちらが肝心の温泉、というか温水プール。

柱や古木が中に沈んでおり、古代のテルマエを再現しています。

 

温度は30℃前半くらい?

ずっと入っていてものぼせない温度です。

 

うん、めっちゃ気持ちいい。

 

前日シャワー浴びずに夜行バスで移動してきて、朝日を浴びながら歩いて汗でベトベトだったので極楽感が凄いです。

 

水はかなりクリアー。

ゴーグルとか持ってきて泳いだらかなり楽しいと思います。

 

GoProで撮影しています。

他の観光客はスマホ+自撮り棒とかで撮影を楽しんでましたが、僕はナゴルノカラバフのときの反省から、水場にはスマホを絶対持っていきません。

 

ここには1時間近くいましたが、11:00近くくらいからツアー客がやって来たっぽく、急に混みだしました。

狭いプール内に人間がびっしり。

こうなるとはしゃいで泳いだりすることも難しい。

ということできりあげます。

それまではめっちゃ空いていて、おそらくパムッカレに泊まっているか、夜行バスでやって来た観光客しかいなかったのでガラガラでした。

 

帰り道。

かなり混んできました。

ここで天然の泥パックをすることもできます。

 

坂道途中にあった熱泉にも、多くの観光客が浸かって遊んでいました。

ウジャウジャいすぎて、場所によっては歩くのも大変なほど。

 

 

そんな感じのパムッカレでした。

 

カッパドキヤに続いて、コテコテの観光地感が凄かったです。

一部の観光メディアでは、ガッカリ観光スポットなんて言われちゃってることもあるらしいです。

確かに、石灰岩の丘陵も、思ったより狭くて敷地内の一部分しかないんですよね。

僕は結構楽しめましたが。

 

でもそんなことよりとにかくテルマエの気持ち良さがかなーり半端なかった。

そしてこれを満喫するなら、朝一が絶対的におすすめ。

ほとんど人がいない、ガランとした中、一番風呂のようなシチュエーションを楽しむことができます。

やっぱり日本人なら一番風呂に憧れますよね。

 

吉野家の牛丼より美味い!!

パムッカレにはトルコ人と結婚した日本人女性がやっている日本食屋が2つあるそうです。

ラムコさんとメグコさん?でしたっけ?

次の街へ向かうバスに乗るまで、そのどちらかでお昼ご飯を食べようかなと思ったんですが・・・

 

何か凄い気になる看板を発見・・・

吉野家より美味い牛丼だ・・と・・・?

日本人としてはこれは試したくなります。

韓国人向けのメニューとして辛ラーメンの絵もありますね。

そして気づいたらこの店に入ってました。

普通にトルコ人がやってるお店。

 

ほら、これがターキースタイルだぜ!

 

吉野家より美味い牛丼: 18リラ(約564円)

 

想像とかなり違うものが登場しました。

卵と混ぜたライスの上に、細かくして炒めた牛肉と玉ねぎが乗っている形式。

 

これはこれで味は普通に美味しいです。

日本の牛丼とジャンルが異なる気がしますが・・・笑

 

ちょっと値段高いのでもうちょっと量が多かったらいいなあと思いました。