リアルタイムではようやくバンコクから脱出してマレーシアへ向かうところです。

ミャンマーから戻って来て3〜4日くらいくつろぐつもりが、お腹壊したりタイから南へ向かう電車のチケット入手に失敗するなどして気づいたら1週間もダラダラしてしまいました。

都会で何でも揃ってる割に物価が安いバンコクの快適さは本当トップクラスです。

だからタイは怖い・・・

 

さて、ジミーにいろいろ連れて行ってもらった後はバンコク市内に戻ってきました。

2回目の予防接種以外予定が無かったのですが、ここに来て気になっていたのが、プミポン国王が崩御された後のバンコクの状況。

ニュースでは、国中が喪に服している状態で、しばらく娯楽も自制とされていたり、治安の悪化が心配されていたりとか・・・

 

確かにタイ入国してから、喪服を意味する黒い洋服を着ている人がとても多く、街中のいたるところに国王を追悼するモニュメントが建てられていることを目にしていました。

 

 

ただ、その点以外の街の雰囲気は今まで何度か来たことのあるバンコクと何ら変わらない。

12月現在、国王の死去からもう1か月以上経ち、落ち着きを取り戻したように見えます。

 

一方、国王追悼のためにバンコクの王宮へ参拝するタイ人は後を絶たず、タイ各地からシャトルバスを走らせて訪問ツアーが組まれてるほどだとか。

 

プミポン国王は、国民に対して献身的に尽くす姿勢から、とても人気があります。

タイのあらゆる場所に国王の写真が飾ってあります。

少し前のクーデターのときには、一瞬で混乱をおさめるカリスマ性も見せつけた凄いお方。

僕も外国人の部外者ではありますが、とても尊敬するお方です。

ということで、王宮付近は交通規制はされているものの、観光客も普通に入れるようなので、個人的に追悼するためにも行ってみることにしました。

ちなみにこの日はちょうど国王誕生日の祝日。(12月5日)

 

 

王宮付近にやって来ました。

 

王宮はカオサン通りから少し南へ行ったところ、ワット・プラケオという寺院に併設してます。

この辺りは交通規制がかかっていて、バスやタクシーも途中までしか進めません。

警察や軍の人が大勢で警備しています。

また、王宮前の大通りに入る際にIDチェックがありました。

外国人はパスポートを見せれば問題ありません。

セキュリティの人もとてもフレンドリーでした。

 

王宮の壁の前でお祈りを捧げる方達

 

物凄い行列が出来ていました。

また、王宮の中に入り、献花することもできるようでした。

僕も僭越ながらお祈りさせていただきました。

 

水を配ってました。

王宮まで追悼にいらした方のためのはからいでしょうか。

 

ワット・プラケオは普通に入れました。

しかも国王誕生日だったからかよく分かりませんが、入場料無料。

通常は500バーツ(約1,630円)というタイで最も高額なエントランスフィーがかかります。

中はアジアの某国の団体ツアー客がたくさん。

彼らは周囲を気にせず記念写真をやたら撮りまくるので混雑の原因になります。笑

 

ワット・プラケオから出ると隣の公園が賑わっていたので行ってみます。

 

ここでもお祈りされる方々

 

雰囲気は穏やか、というか賑やかで、地方から出てきているタイ人も多いせいか皆さんワイワイしていました。

 

歩いてたらヤクルトのような飲み物をもらいました。

水だけじゃないんですね。

 

ガパオ飯まで。

 

いろんなところで無償で食事が提供されていて、持ってけ持ってけって感じでご飯をくれます。

何か申し訳ない気が。

 

王宮前公園の中

 

あらゆるタイ料理が振る舞われていてまるで物産展のようです。

みんな大行列をつくってました。

中には料理を大量にもらってタッパーに詰めたりしてテイクアウトしていく人も。

 

マカロンももらえました。

 

ロイヤルファミリーはじめ、政府、寄付金などから運営費用が出ているようです。

 

凄いです。

こんな光景初めて見ました。

というか、過去含めたタイ旅でこの日が一番びっくりしました。

プミポン国王の絶大な人気を目の当たりにするとともに、国民に対する温かいはからいもよく分かりました。

こんな国はなかなか無いと思います。

 

ただ一点、冷やかしや、この無償の食事目当てで来る人もいるらしく、タイ首相が苦言を呈しているというようなニュースも見かけました。

僕としては、とても好きな国だけに近況がどうしても気になっていたことでもあり、国王陛下の影響力がいかに凄いか紹介するためにも記事を書いてみました。

皆さん真面目にお祈りされに来ているので、迷惑にならないようにしましょう。

 

国王陛下には改めてご冥福をお祈り申し上げます。