※2017年12月頃の情報です。

 

ナミビアから南アフリカへ移動してきました。

何でしょうかね・・・

もう、今までのアフリカの国々とは、都市化のレベルが異なります。

ナミビアも綺麗でしたが、南アと比べるとなんちゃって近代国家だと思います。

 

 

<世界一周58か国目>

南アフリカ(South Africa)

通貨:ランド

為替:100円 = 約13ランド(2019年5月)

ナミビアドルとほぼ等価。

 

<現在地はここ>

ケープタウン(Cape Town)

気温:最高26〜30℃ 最低14〜18℃(2017年12月)

緯度が高くなってくるので、結構涼しいです。

というか気持ちの良い涼しさ。

 

<ケープタウン中心部の簡易マップ>

とりあえずは中心部を歩いてみました。

 

ウォーターフロント

ケープタウン北部の海岸沿いは近代的でお洒落なショッピングモール、レストランが立ち並ぶウォーターフロント。

宿がある通りからはちょっと離れてますが、天気も良いし気持ち良いので歩いて行きました。

日中なら治安もそんな悪くないし。

 

写真撮るの忘れちゃったんであんまり記録残って無いですが、お台場とかみなとみらいのような雰囲気です。

アフリカ大陸の中でもここは文化が完全にヨーロッパです。

こういう高級エリアでは白人率も非常に高い。

アパルトヘイトという影の歴史が背景にはありますが・・・

 

なんかスゲーです。

女の子と一緒なら絶好のデートスポットですね。

今までのアフリカの国では、大きめのショッピングモールを見つけては物資を探して歩き回ったりしましたが、ここでは何でも手に入る。

物凄い経済格差を感じました。

 

クオリティの高いアウトドアショップが揃っていたので、ここで日本から履いてきたサンダルを買い換えました。

マダガスカルで修理してもらい、限界まで耐えてきましたが、切れちゃいけない部分が切れたりと、このまま次の南米を乗り越えるのは困難と判断。

1年以上お世話になったKEENともお別れです。

 

インスタグラマー御用達のボ・カープ

ケープタウンのヒルトン・シティ・センター近くに、カラフルで一際目立つ家が並んでるスポットがあります。

これがボカープ。

 

その昔、奴隷たちが住んでいた家で、当時は白かったんですが、奴隷解放とともに家をカラフルに塗り直したんだとか。

 

この様々な明るい色は自由の象徴というわけですね。

 

まあ、今は観光客がここで写真を撮り、加工してSNSにアップしまくってます。

格好のインスタスポット。

 

 

アクティブ寿司

ケープタウンに来たら絶対行こうと思ってたレストランがあります。

 

それがアクティブ寿司(Active Sushi)。

アフリカを旅した日本人には超有名。

ボカープからウォーターフロント方面へちょっと歩いた場所にあります。

 

欧米向けの寿司って感じのメニューですが、種類は豊富です。

ここでみんなは定番の食べ放題を頼んで注文しまくるんですが、僕らは30過ぎのおっさん。

そんなたくさん炭水化物ばっか出てきても食えないだろと思い、普通のメニューを頼むことに。

 

26個入りのプレートが約2,000円。

食べ放題の方がコスパはいいのかもしれませんが、残しちゃダメらしいので。

 

店内はお洒落なバー風。

僕らは風が気持ちいい屋外席に陣取りました。

 

久々に和な食器。

テーブルにはお箸と醤油が。

 

そしてワサビとガリのデカ盛りじゃい!

ワサビが抹茶クリームに見えますが、食べると普通に辛いです。

 

おお!!いっぱい来たぞ!

カルフォルニアロールっぽいのと、いろんな魚、えび天。

見た目はカラフルで日本っぽくないですが、味は十分美味しいです。

アフリカの外食といえば無骨な料理(とってもそれがまた素朴で美味しいのですが)とファーストフードばかりだったので、お米と海の幸が食べられるだけで幸せですね。

 

しかしやはり若い頃のようにガツガツ食いまくるのはもはや無理。

何とか頑張って食べきり、お腹パンパンになったところでお茶を飲んで終了です。

 

日本人にはメジャーになり過ぎているアクティブ寿司ですが、行ってみて実際ここはおすすめできると思いました。

 

ケープタウンの治安

最後に少しケープタウンの治安の話を。

南アフリカの都市部といえば、ヨハネスブルクはじめ、治安が非常に悪い、と一般的に評価されています。

工業が発展してはいるものの、経済格差が酷く、その格差の弱者側にいるのがかつてアパルトヘイトにより差別されていた黒人達であり、彼らによる犯罪が跡を絶たない、といわれています。

実際、街中には浮浪者が目立ち、スリや強盗には常に注意しておく必要があります。

 

ただ、どんな国でも、都市部には光と影があり、治安の良い場所と時間帯と悪いそれがあります。

当然、人気が少ない通りやタウンシップと呼ばれるスラムエリアへ近づいたり、夜間に出歩くのはやめておくべきですが、僕の体感的に、日中、観光客向けにつくられた施設が多い中心部エリアを複数人で出歩く分には特に問題ないかなと思いました。(保証はしませんが。)

エチオピアのアディスアベバ、ケニアのナイロビ、タンザニアのダルエスサラーム辺りと比べればだいぶ雰囲気は良いです。

移動に関しても、レンタカーやツアーバスで移動する分には問題ないかと思います。

 

でもバックパッカー系の人になるとローカルな交通手段を使用して、外国人ツーリストや富裕層が近づかないエリアに入り込む場合が度々あります。

そういうときにはできる限り注意をして行動する心がけてください。

 

そして、それなりに発展しているのにも関わらず治安が悪いとされている場所で僕がよく感じることとして、トラブっても誰も助けてくれないという特徴があると思ってます。

途上国では、喧嘩や争いごとが起きても、周りにいる面倒見の良い人が介入してきて何とかなるケースが多いのですが、社会が発展するに伴い、そういった古き良きコミュニティというのは消滅していくのが世の流れです。

 

関わったら自分にも被害が及ぶかもしれない。

あいつは悪い奴だけど、ギャングかもしれないし、知らないふりをしておこう。

 

東京もそうですよね。

日本は治安は良いんで比較するのは無理があるとは思いますが、僕が子供の頃にはまだいた、悪ガキを叱ってくれる近所のおっさんなんか今は絶滅危惧種です。

アフリカの多くの地域では、不便な分、お互い助け合って生きていこうという共同体意識が結構残っているとは思うのですが、おそらく、南アのように工業化した国の都市部では、それがほぼ破壊されてしまっています。

だからこの街で何かトラブルがあった場合は要注意だと思います。

事件に遭わないよう、できる限り事前に自己防衛することが大切です。

 

リアルタイムで急激に近代化している土地を旅していると、未開のような地から発展した都市部まで、いろいろな社会に触れることができます。

しかし同時に、その中で人間のコミュニティがどのように変遷していくのかという実に興味深い現象も垣間見ることができるんじゃないか、というのがこの短いアフリカ縦断旅の中で感じたことの一つだったりするのです。