※2018年1月頃の情報です。
南米からパラグアイの首都アスンシオンへ飛び、無事に2018年を迎えることができました。
これから3月の帰国を目指して南米を一気に北上、という前に最後の休憩地としてイグアスにある日本人居住区にやって来ました。
何でしょうかね・・・
とても気分が清々しいです。
美しい緑の自然と、赤い土の大地、青い空。
古き良き日本の昭和の田舎に来たような・・・
宿を出たとこの道がこんな感じ。
<現在地はここ>
イグアス居住区(Colonia Yguazu)
気温:最高30〜35℃ 最低20〜25℃(2018年1月)
その昔移住して来た日系移民の方々が切り開いた巨大な農場が広がる。
日本から見たらこんな世界の果ての場所に、自分たちの先輩方が開拓した世界が広がっているなんてとても不思議に思えます。
民宿小林の紹介
イグアスの日本人居住区には日本人旅行客向けに提供されている宿がいくつかありますが、僕はその中でも、友人にガチおすすめされた、民宿小林で素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
一応オフィシャルサイトっぽいのもあります。
庭です。
ていうかどこまでが庭なのかもよく分からない。
それくらい何も無いだだっ広い大地。
建物はこんな感じです。
部屋は1階と2階部分両方にあります。
夏場はとても暑いですがエアコンはきちんとついてますし、部屋も綺麗です。
1階の共有スペース部分。
朝と夕方はここでダラダラしたりよく分からないトランプゲームしながらのんびりしてました。
ハンモックでもゴロゴロ。
楽園かな。
僕がいた頃ははってん場と名付けられていました。
注:変なハッテンはなかったです。
そしてドラム缶風呂が設置されていたので速攻で入りました。
大自然の中で久々のお風呂。
当然フル◯ンです。
屋上には特設ジャグジーもあります。
希望の方はオプション料金を払って楽しめます。
幸せな1日
小林ではぼーっとしててもご飯が出てきます。(有料)
天国です。
朝ごはんは毎回新鮮な卵かけご飯でした。
これがめちゃめちゃ美味くて飽きない!
海外で生卵なんて大丈夫なの?という感じですが、ここイグアスでは日本と同じ殺菌処理をしているから問題ない?とのこと。
実際にお腹を壊すことは一切ありませんでした。
小林には猫と犬が大量にいます。
長期で滞在していると餌やり当番を任せられます。
人懐っこく可愛いです。
この日は朝から居住区にある釣り堀へ。
すげえな何年ぶりだろうこんなの。
こじんまりした釣り堀ですが、結構釣れます。
釣れた魚を購入、持ち帰って調理します。
こういうときに調理師がいるとスムーズに捌いていただけます。
塩焼きにして食べる。
これが高いレストランで食べる食事の何倍も美味い。
自由に自給自足の生活を送っているような錯覚に陥ります。
実際は至れり尽くせりですごい養われてますが。
晩御飯はなんとスキヤキですよ!
世界一周中にすき焼き食べたのはこのときだけです。
柔らかくジューシーな牛肉に、ほかほかご飯、そしてお馴染み生卵。
お正月に大家族でテーブルを囲み、SUKIYAKIをつつき合う。
そんな昭和の風景。
夜に外へ出るとこんな規格外サイズの超でかいカエルが100匹くらいいます。
水源が多いからでしょうかね。
この大きさのカエルは日本の田舎では見ないな。
てかこんなのいたら生態系破壊されるわ。
居住区に見る歴史
小林の周囲には何もありません。
スーパーや資料館などがあり、民家が集中している居住区の中心部までは10kmほどあります。
バスで行くこともできますが、タイミングが良ければ小林のお父ちゃんが買い出しついでに連れていってくれたりします。
目印はこのMercado 41。
イグアス居住区の方々が買い出しのためにみんなここにやって来ます。
ビールとかはここで買いだめして宿に置いておくと良いです。
シウダーデルエステからちょうど41kmくらいの地点なんですよここ。
ガソリンスタンドのPumaもすぐ近くにあります。
55周年なんですね。
ブラジルだとかより入植が遅かったせいか、移民1世の方や普通に日本語を話す人も多く、本当に日本という感じなんですここは。
いろいろな行事の写真が飾られてました。
令和になった時もなんか催しされたんでしょうかね。
鳥居。
地球の反対側のこんな場所でこんなにも日本を感じさせるものがたくさんあるのはとても不思議です。
落ち着きますよね。
海外で教会とか寺院とかモスクとかたくさんの宗教施設を見て来ましたが、日本のお寺や神社が一番しっくり来ます。
博物館もあるので時間があればじっくり見て回ってください。
いろいろ案内してくれたお父ちゃん、ありがとうございます!
南米の大地に沈む夕日。
朝起きて、魚釣ったり犬猫と遊んで、疲れて夜はみんなで食卓を囲んでワイワイして、風の音と涼しい虫の鳴き声がする中、疲れて眠る。
いつか、子供のころに経験したことがあるようなないような、田舎で過ごした夏休みがそこにはありました。
おっさんになってもこんなことが体験できるなんてとても素晴らしことです。
ずーっとこうしてたいなあ・・・
なーんて、そんなことにはなかなかならないのが人生。
実は僕はアフリカ後半に帰国後の就職先の会社の方と何回かやりとりしており、ちょうど小林に滞在している最中に職務経歴書や履歴書を作成して面接の申込を行う、というとても現実的な作業もやってました。
そして人事から帰国したらすぐに面接に来てくださいという返信が・・・
あぁ・・・ついに人生の夏休みが終わってしまう・・・
つづく
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