さて、ラウンドツアーから帰ってきましたので、ブログの更新を再開します。

 

勢いで最初の目的地をモンゴルにしたものの、具体的にどう行動するかあんまり決めていませんでした。

とりあえず2〜3日街歩きしてモンゴルに慣れてからキャンプツアー的なものに参加してみようかなあと思っていると、トップツアーのオーナーさんからちょうど明日出発のツアーがあるとご提案が。

(行くつもりはあるんだけど結構疲れてるし、準備も何もできてないしなあ・・・)

と、最初渋っていましたが、今はオフシーズンなので参加者がなかなか集まりづらいとのことで、かなり積極的に誘われます。

※この時期のツアーの開催タイミングは流動的で、人が集まり次第といった感じのようです。

 

で、同じ宿に滞在中で、このツアーに参加予定のフィンランド人のカップルからもお誘いを受けたので、またもや勢いで参加を決定しました。

 

想像以上になかなか良かったのでご紹介したいと思います。

 

 

1日目

出発

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こんなヒュンダイ製のバンに乗って出発します。

晴れてますが、朝からかなり寒いです。(2〜3℃)

メンバーは、モンゴル人女性ガイドとドライバー、フィンランド人カップル、自分の合計5名。

 

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途中、マーケットに寄って食材などを購入していきます。

草原に出てしまうと何もなくなってしまうので、欲しいものがある場合は最初に買っといた方がいいです。

 

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ウランバートル市内は交通渋滞が激しいですが、1時間も走ればそこは荒野。

馬や羊、山羊、豚の群れがそこら中に現れます。

30分に一回くらいは車の行く手を阻んできます。

 

そのうち、車は舗装された道路からはずれ、オフロードを突き進むようになります。

これがめちゃめちゃ揺れます。

川の中とか普通に突っ込んでいくし。

車酔いしやすい人とか体調悪い人はたぶん死ねます。

 

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野生の馬が見られるフスタイ国立公園

逃げられないように側面からゆっくり近付いて観察します。

 

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お昼はこんな感じで草原の中でサンドウィッチをつくって食べます。

 

初日の宿泊先のゲルに到着

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よく教科書とか旅行会社のパンフレットで見たことのあるゲルです。

生は初めてです。

ツアーで泊まるゲルはゲストハウスとして観光客に提供されています。

 

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中には暖炉があり、煙突が屋根から突き出ています。

 

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暖炉

フィンランド人からうまく火をおこす方法を教わりました。

これ、たくさん薪を入れるとゲル内の気温がかなり上昇します。

 

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ゲルの中には一応電灯やテレビが置いてあります。

 

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電気は日中太陽光発電で蓄積したものでまかなっています。

 

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蓄電池

 

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犬や山羊、羊がたくさんいてみんな人懐っこいので、寂しくないですよ?

 

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夕食は羊肉のスープでした。

普通に美味しいです。

ちなみに先ほど可愛がってた子の肉じゃありません。

 

 

2日目

ゲルでの朝

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羊の鳴き声で目が覚めます。

 

10月のゲル泊。

朝はめちゃめちゃ寒いです。

日中日が差しているときは外にいても結構暖かいです。

夜、寝る前にゲルの中で火を焚いているときも、暖かいというか、逆に暑いくらいです。

でもその火が消えた後の深夜〜明け方は気温はマイナス5〜10℃くらい。

寝袋を二重にして何とかしのぎました。

これが真冬になるとマイナス20℃以下になります。

 

ゲルでは何故か仕事の夢を見てうなされました。

少し前まで、大都会で胃をキリキリいわせながら仕事していたのに、今こんな荒野のど真ん中にいることを考えると、物凄く不思議な気分になりますね。

まだ旅立ったばかりだからってのもあると思いますが。

 

カラコルム

2日目は別のゲルに移動しますが、その前に古都カラコルムへ立ち寄ります。

 

<カラコルムの場所>

ウランバートルから西へ約300km。

過去にはモンゴル帝国の首都が置かれていた、歴史ある都市ですが、現代では本当に小さな町になっています。

 

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カラコルム博物館

多くのモンゴル帝国の遺物が収められています。

中は撮影しようとすると別料金を取られます。

 

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博物館建築には日本政府も援助を行っています。

 

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エルデニゾー寺院

いくつかの年代ごとのお釈迦様の像が飾られています。

飾られている絵が何を意味しているのかなど、ガイドさんが説明してくれましたが、これ1人で行ってたら何も分からなかったと思います。

 

仏教における宇宙観などの議論をしましたが、みんな凄い博識ですね・・・

 

別のゲルに移動

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途中、カラコルムのマーケットで食材を購入したりしながら別のゲルへ移動します。

写真はかなりガチな肉屋。

 

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オルホン渓谷

 

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モンゴルで最大の川であるオルホン川です。

このオルホン川の両岸に広がる渓谷は、文化的景観が認められ、ユネスコの世界遺産に登録されています。

モンゴル人ドライバーと石を投げて遊びました。

 

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大移動でかなり疲れましたが、2日〜3日目に滞在するゲルに到着。

ドライバーさんがはしゃいでいるのでぶれています。

 

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フィンランド人と丘に登って夕日を見たりしました。

 

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欧米人バックパッカーは基本的にかなりタフですよね。

 

 

 

1〜2日目の感想ですが、最初、以下の点でかなり不安でした。

  1. 朝晩は極寒
  2. 風呂無し
  3. 英語力

1、2についてはすぐ慣れてどうも思わなくなりました。

3の英語力については、英語が堪能なガイドとフィンランド人カップルとの会話の中で徐々に慣れてきました。

ただし、日常会話なら問題ないけど、ちょっと突っ込んだ議論(宗教や文化の話)になると、なかなか単語が出てこなくなるんですよね・・・

4日間終日、常に何かしら英語で話さなければいけない環境なのでプチ語学留学のようです。

旅の始めの訓練としてはとてもいい感じです。

 

 

後半につづく