※2017年12月頃の情報です。

 

過酷な移動で精神を追い詰められたり、ニセ警官にかもられそうになったりと、散々な目に遭ってあんまりいい思い出のないタンザニアですが、もともと何か目的地があった訳でもないのでさっさと移動します。

前回はタンザニアの首都ダルエスサラームからマラウイ国境近くのムベヤまで移動してきたところ。

うまくいけばその日中にマラウイのムズズという町まで行ければいいなあという感じで考えてました。

 

 

まとめ

移動手段:バス、バイタク、乗合タクシー

出発地:タンザニア・ムベヤ(長距離バスターミナル)

目的地:マラウイ・ムズズ(バスターミナル)

料金:

ムベヤ長距離バスターミナル→ナネナネバスターミナル:400シリング(約19円)

ナネナネバスターミナル→カスムール:4,000シリング(約190円)

カスムール→国境:1,000シリング(約47円)

国境→カロンガ:1,000クワチャ(約153円)

カロンガ→ムズズ:4,000クワチャ(約615円)

所要時間:

ムベヤ長距離バスターミナル→ナネナネバスターミナル:20分(7:40発–8:00着)

ナネナネバスターミナル→カスムール:2時間半(8:30発–:11:00着)

カスムール→国境(バイタク):10分(11:20発–11:30着)

国境→カロンガ(乗合タクシー):40分(13:00発–13:40着)

カロンガ→ムズズ:4時間(15:00発–19:00着)

 

移動の様子

この後の移動ルートは以下のとおり。

 

ムベヤ(Mbeya) → カスムール(Kasumulu) → 国境 → カロンガ(Karonga) → ムズズ(Mzuzu)

前回の反省を踏まえ、小刻みに確実に移動しました。

 

ムベヤのバスターミナル

ムベヤの拡大図。

ダルエスサラームからやって来た時には、西の長距離バスターミナルへ到着し、宿もここの付近にとりましたが、国境方面行きのバスは東のナネナネバスターミナルというところから出てます。

なので、まずはこの長距離バスターミナルから東側のナネナネへ移動します。

朝から売店もやってるんでなんか朝飯買ってもいいでしょう。

 

なお、実質ナネナネまでしか行かないのにマラウイ方面まで行けるとか言って法外なバスチケットを売りつけてくる輩がいるそうなんでお気をつけて。

 

 

そんでナネナネバスターミナルへ到着。

ここまで来れば国境行きのバスは割とたくさん出ています。

客引きも多いのでカスムール行きのバスがすぐに見つかりました。

 

 

何故か金正恩将軍のステッカーが貼ってある総書記系バスでした。

かなり攻めてるデザインです。

しかしアフリカでは実際に彼は割と人気があったりするんですよ。

現地人曰くアメリカに服従せずに喧嘩売ってるところが格好いいんだとか。

 

 

カスムールから国境越え

 

で、2時間ちょっと走って国境近くのカスムールへ到着。

何もない村ですが、人通りは結構多いです。

ここから国境まではその辺にバイタク使うのが手っ取り早い。

 

国境到着です。

そんなに混雑はしていなかったですが、イミグレのスタッフはゆっくり仕事してるんで進みは遅い感じです。

のんびりしたマラウイの空気が既に感じられます。

 

マラウイビザ(シングル): 75USD

 

たけえー!!

東アフリカ諸国の中ではダントツです。

でも、僕にはそれでも行ってみたいと不思議な魅力を醸し出している国です。

 

両替所もありました。

 

国境を越えると、小さい売店以外に何もない場所に放り出されて、はてどうすれば?という感じになりますが、近くのカロンガという町まで乗合タクシーが出ていました。

客が集まると出発してくれます。

(バスもあるっぽいですが、いつどこから出てるのかは不明。)

 

そして何故か車の荷台に乗せられます。

これはある意味快適です。

 

 

カロンガからムズズへ

マラウイ側の国境近くの町、カロンガへ着きました。

最初はここで一泊するのもありかなあと思ってましたが、この時点でまだお昼過ぎ。

ムズズ行きのバスも結構出ているようなので探すことに。

 

国境から来るとバスターミナルに着きますが、ムズズ行きのバスはバスターミナルに限らず、街中のいろんなところから出ています。

というかドライバーが乗客をかき集めています。

そして、乗客が集まらないと出発しない。

そう、マラウイのミニバスは基本このスタイル。

なので逆にいうと満席近くならないといつまでも出発しません。

 

つまり、なるべく、既に多くの乗客が乗っているバスを見つけて乗り込むのが正解です。

 

しかしこのときは時間帯が悪いのかガラガラのバスしか見つからない。

仕方なく2人ほど客が乗っていたバスのドライバーにいつ頃出発できそうか?尋ねると、

1時間以内に行けるぜ!俺に任せろ!

と威勢の良い集金係っぽいスタッフが出てきました。

この若干ウザい兄ちゃんに任せてみるかと、僕らがバスに乗り込むと、ドライバーは車を発進。

街中をぐるぐると周り客を集め出します。

その辺にでかい荷物を持って歩いている人を見つけて、

おいお前ムズズ方面行くか?行くよな!!

などと言って、勝手に荷物をぶん取って強引に車に乗せるという日本では考えられない荒技を披露します。

今の客明らかにちょっと方面違うような顔してたけど大丈夫なんか・・・?

とも思いましたが、面白いのでその集客っぷりを眺めて、というか煽って僕らも応援します。

そして僕らが乗り込んでから約1時間。

本当に満席にしやがりました。

コンプライアンスとか完全に無視した物凄い営業です。

 

最後には、まだ客が集まらずガラガラになっている他のバスのドライバーに、

ざまあ見やがれ俺がナンバー1だ!!

とか叫んでました。

 

また、こいつもムズズまで一緒に行くのかと思いきや、ドライバーからお金を受け取ってそのまま立ち去って行きました。

なるほど、集めた客の分だけキックバックをもらうシステムになっていたようです。

マラウイで乗合バス乗るときは集客能力の高そうな元気な奴が呼び込みをしているバスを選びましょう。

 

ムズズに到着したのは日が暮れた後でしたが、実にのんびりした街で、そんなに危険な感じもしません。

バスターミナルから外国人バックパッカーが集まる目当ての宿(Joy’s Place)までは余裕で歩いて行けました。

いいぞマラウイ。

なんか面白くなってきた。

 

 

SIMカード情報

ムズズには大きなショッピングモールがあります。

 

おお、懐かしのSHOP RITE!

結構綺麗だし。

 

ここの隣にairtelがありました。

 

SIMカード+1GB通信量: 300+2,500=2,800クワチャ(約430円)

 

安いし、マラウイのネット環境もなかなか酷いので買っておいて損はないでしょう。