こんにちは。
リアルタイムでは、帰国して約1か月半、久々に社会復帰して初っ端から飛ばして体がバテバテになっている日曜の午後です。
長い間旅人モードだったので、頭ではついていっていますが、日々の生活サイクルに体がついていかない・・・笑
慣れるまでもう少しですね!
そんな中いよいよアフリカ編の記事を書き始めます。
時期としては、2017年の10月前半。
この記事を書いているのは2018年の4月なので半年くらい前の話になります。
ダハブでダイビングライセンスをグレードアップしたり、カイロでキャンプ用品を揃えたりしつつ、いざアフリカへ。
まあエジプトもアフリカ大陸にあるんですが、文化的には中東です。
モロッコとかもアフリカかっていうと違和感がありますね。
で、僕はこれからアフリカを北から南へ縦断し始めます。
当初の予定ルートはこんな感じ。
↓
まず、先にマダガスカルに行って、そこからいったんエチオピアまで戻って陸路で南下というルートです。
マダガスカルはケニアのナイロビか、エチオピアのアディスアベバから入ると航空チケットが安めです。
あとナイロビから直で行くより、アディスアベバ → ナイロビ経由の便の方が何故か安いです。
この辺の仕組みはよく分かりません。
ということで僕はダハブで仲良くなったメンバーと一緒にカイロを発ち、EgyptAir(エジプトエア)でまずはアディスアベバへ。
チケットは、
- カイロ → アディスアベバ
- アディスアベバ → ナイロビ → アンタナナリボ
という感じで購入しています。
アディスアベバ空港で安定の野宿
カイロからアディスアベバへは3〜4時間くらいで着きました。
一応、アフリカのハブ空港化しているアディスアベバ空港。
深夜でも人が多く、寝られそうなベンチも多いです。
今まで中東系の人ばかりでしたが、ここへ来ると周りにいるのは肌の色が黒い、アフリカ系の人々。
あ、文化圏が変わった
と久しぶりに感じた瞬間。
なんかものすごい緊張しました。
こういう、仮眠用シートが置かれている部屋も2部屋ほどあって、寝る場所には困りません。
ただし荷物はイスにチェーンで固定するとかして、気をつけてください。
屋内喫煙所もあるんでスモーカーでも困らないです。
アフリカに進出しまくっている中国系企業。
中国人ビジネスマンをよく見かけます。
そしてアディスアベバ空港にも中国語対応のインフォメーションなどが完備。
中華料理屋もたくさんあります。
エチオピア空港でのトランジットはまじで危険
さて、ここでまず僕らがしなければいけなかったのが、アンタナナリボ行きの便へのチェックイン。
何故かというと先ほどのとおりカイロからアディスアベバまでのチケットと、アディスアベバからアンタナナリボまでの便のチケットを別々に買っているからです。
ところが問題なのは、エチオピアはビザ(アライバルで取れるけど結構高い)が無いと入れないという点。
事前情報では、単なる乗り継ぎでチェックインし直す場合、
- トランジット用のビザみたいなのを発行してくれる。
- 搭乗エリア内の乗り継ぎカウンターみたいなので全部対応してくれる。
ということでしたが、はっきりしておらず、かなり不安でした。
まあ、7人もいるし何とかなるだろうと軽い気分でそのまま来てしまいましたが、これが後々大問題に。
とりあえずトランジットカウンターなるものがあるらしいので話を聞きに行くことに。
ここがアディアベバ空港のトランジットカウンター。
搭乗エリアとイミグレの間のフロアにあります。
僕らにとっては超いわくつきの場所。
まず、エチオピア航空のカウンターしかないし、人もいない。
その辺の空港スタッフに聞いても、
カウンターは9:00にならないと開かないよ!
とのこと。
仕方なくイミグレに行ってみます。
チェックインし直さなければならないんだけど、ビザ無しで入れる?
無理。
トランジットビザとか無いの?
無いよ。
入国したいなら観光ビザを買いなさい。
高いから嫌だよ、乗り継ぎだけしたい。
どうすりゃいいの?
俺分からないからトランジットカウンターで聞いてよ。
いや、開いてないんだけど・・・
9:00になったら開くから。
・・・
いきなり雲行きが怪しくなってきました。
イミグレカウンターから荷物受け取りのターンテーブルが見えましたが、明らかに僕らのものと思われるバックパック達がぐるぐる回ってました。笑
悔しい・・・目の前に自分の荷物があるのに・・・
でもどうやってもビザ(50USD)買わなきゃ入れてくれないらしい。
ナイロビ行きの便までまだ全然時間があったので、いったん寝てトランジットカウンターが開くのを待つことに。
で、10:00頃になってトランジットカウンターへ。
明らかにやる気のなさそうなおばちゃんが2〜3名ほど。
エジプト航空から来てる荷物をケニアエアへ引き継いで欲しい。
と依頼するものの、なんか全然話が伝わらない。
私の担当じゃ無い。
ここはエチオピア航空のカウンターだからケニアエアウェイズの人に聞いて。
とか言われ雑に扱われ、後ろで待っていた次の人と話し始める。
イライラしながらも言われたとおりにケニアエアウェイズの人を探すも、搭乗時間近くになって、セキュリティチェックを通過した後のエリアに行か無いとケニアエアウェイズの人とは会えないっぽい。
どないせいっつうんだ。
だんだん搭乗時間が近づいて来てかなり焦り始めました。
まさかメインバッグ無しでマダガスカル旅か?
でもキャンプ用品とか服メインバッグに入れてるから困るな。
再度エチオピア航空のトランジットカウンターへ行き、要件を伝える。
今度は急いでいてイライラしたので、こっちもかなり大きな声でまくし立てました。
すると若い女性が出てきて一応対応してくれました。
- バゲージタグの番号
- エジプト航空とケニアエアウェイズのフライトNo.
を伝えると、
こちらで引き継いでおから早く行きなさい!
とのこと。
何か
メモに手書き
だったし、全然信用できないんですが、大丈夫なんでしょうか・・・
もうタイムアウトの時間が迫っていたので急いでケニアエアウェイズの便に乗り込みます。
ナイロビ空港でラウンジ三昧
不安の中ナイロビ空港へ到着。
ここでもアンタナナリボ行きの便まで12時間の耐久待ちです。
ナイロビの空港もなかなか大きく、マットとか寝袋があれば寝られそうなスペースがいくつかあります。
僕はプライオリティパスを持っていたのでラウンジへ。
ナイロビ空港のラウンジはめっちゃ綺麗で、ご飯も種類が豊富で美味しいです。
ケニア名物TUSKERビールも飲み放題。
この奥に仮眠スペースがあってイスを繋げて寝ている人がたくさんいました。
利用可能時間は4時間だけどいったん入り直せば何度でも使えます。
ちょっと元気を取り戻しました。
で、次の日のお昼頃になってアンタナナリボへ出発。
途中、コモロという謎の島にいったん着陸しました。
元フランス領で、金持ちが保有するプライベートビーチみたいなのがいくつかあるとか。
で、その後、4時間くらいで無事マダガスカルの首都アンタナナリボへ到着。
エジプトから50時間くらいかかりました。
クソ疲れました。
マダガスカル入国
マダガスカルではアライバルビザが取得できます。
有効期間によって以下のとおり。
- 30日: 25ユーロ/28USD/80,000アリアリ
- 60日: 32ユーロ/35USD/100,000アリアリ
- 90日: 42ユーロ/48USD/140,000アリアリ
この時点ではアリアリは持っていないと思うので、ドルかユーロを現金で用意しときましょう。
見事ロストバゲージ
アライバルビザを購入し、入国手続して荷物を引き取りに行きます。
まあ、予想していたとおり、待てども待てどもターンテーブルに荷物は出てきませんでした。
ですよねー
だってアディスアベバ空港でぐるぐる回ってたもん。
間違いなくアディスアベバにあるよ。
よくよく考えてみれば、
- エジプトエアでアディスアベバへ来た。
- 乗り継ぎ便はケニアエアウェイズ。
- 荷物の引き継ぎをエチオピア航空に頼んだ。
こんな取り扱い普通はしないでしょ。
見事、友人と合わせて8個分の預け荷物をロスト。
とりあえずアンタナナリボ空港のバゲージクレームに
荷物が届いたらゲストハウスへ連絡ちょうだい
と申請する。
ちなみにアンタナナリボへ来る便は、基本的にマダガスカル航空かケニアエアウェイズなので、エジプトエアのことはよく分から無いとのこと。
ここのスタッフも適当そうな奴らなのでおそらく調べる気は皆無だし、戻ってくるかは怪しい。
最悪、アディスアベバにはマダガスカルの後に行くのでそこでピックアップするしかないかな、とか思っていました。
最終的にどうなったか
さて、ロストしたバゲージ達はどうなったか。
結論をいうと、マダガスカル滞在中に戻ってきました。
マダガスカル上陸後、エジプトエアからメールで、
あなたの荷物はアディスアベバにありますぜ!
とか来ており、何度かメールでやりとりしましたが、その後何故かエチオピア航空がアディスアベバから直行便でアンタナナリボまで運んできました。
しかも、まとめてじゃなく、ちょっとずつ。笑
僕の荷物が来るのが一番遅くて、1週間かかりましたが・・・
で、後から他の旅人から聞いた話なんですが、僕らと同じ流れでエジプトエアとケニアエアウェイズを利用してアディスアベバの空港でトランジットする際、エチオピア航空のトランジットカウンターで荷物の引き継ぎを行うという依頼をしたら、普通に自分たちの乗る便に入ってきたそうです。
なので、アディスアベバ空港の乗り継ぎカウンターは本当に謎です。
一体なんなんでしょうか、運なのかな・・・?
ちなみに、僕と違う時期にマダガスカルへ来た人も、同じようにロストバゲージしていたので、いずれにせよかなり注意が必要なルートであることは間違い無いです。
僕は今回のトラブルで、
- 乗り継ぎ空港でチェックインし直す場合の手続。
- バゲージタグは忘れずに絶対に持っておく。
- メインバッグに重要なものは入れない。
この辺りのことを改めて意識するようになりました。
大人数だったし気分が適当になってて、どうにかなると思って完全に油断していましたね。
マダガスカルへ行かれる方は、通しで航空チケットを買うようにした方が良いです。
SIMカード
いろいろトラブったこともあり、8人くらいでのマダガスカル周遊するんで、念のため連絡が取れるようにしとこうと空港でSIMカードを買ってみました。
TelmaのSIMカード。
SIMカード + 10GBの通信料 + 1時間の通話料 = 150,000アリアリ(約5,075円)
激高!!!!
でもこの後、アンタナナリボの宿のスタッフや、ツアー会社の人と頻繁に連絡を取ることになったり、首都以外WiFiがほとんど使えなかったりしたんで買っておいて良かったですこれは。
気を取り直して約3週間に渡るマダガスカル編スタートです。
なお、マダガスカルでは、メインバッグが無くてもぶっちゃけそんなには困らないということも分かりました。
もし記事がお役に立ちましたらシェアをお願いします。