モロンダバでバオバブをこれでもかというくらい堪能し、1日かけてアンタナナリボへ帰着。
ようやく戻ってきたメインバッグを空港までピックアップした後は、次の目的地を再検討。
南へ世界最大のバオバブを見に行くか、北へツインギーを見に行くか・・・
マダガスカル周遊の旅は、移動がやたら長時間なので、とにかく時間が足りない。
移動で苦労するなら、移動先でもっと時間を使ってゆっくり楽しみたいし。
ていうかもう結構疲れちゃったし、バオバブなんて見過ぎてちょっと飽きてきちゃったし。
そうだ、ビーチへ行ってくつろごう!
となったわけであります。
というわけでマダガスカル後半は、マダガスカルの楽園、ビーチリゾートであるノシベ島へ行き、ひたすらくつろぎたいと思います。
快適なブルースを求めて
ノシベは巨大なマダガスカル島のほぼ北端部分。
アンタナナリボからだと1泊2日かかります。
フランス人とかの優雅に旅行される方々は、飛行機を使ったり、車をチャーターしてツアーで回ったりします。
しかし、ノシベまでチャーターで回るとさすがに費用がかなりかさんでしまう。
できる限り普通の陸路移動で行きたい。
でも一方、地獄のタクシーブルースで1泊2日の移動は辛い。
エコノミークラス症候群とかになりそうだし・・・
モロンダバ行きのSonatra plusみたいに、車内ゆったりめで、座席指定ができる快適なバスは無いのか。
とりあえず北バスターミナルまで行ってぶらぶら探してみることに。
長距離タクシーブルースの会社が集まっている北バスターミナルはここら辺です。
宿があるエリアからだとちょっと遠いので、タクシーを使いました。
北バスターミナルにはタクシーブルースの会社がずらり。
毎日ここから、マダガスカル各地へ向かうブルース達が発着を繰り返しています。
タクシーを降りると物凄い勢いで客引きがむらがってきたりするので注意してください。
しつこい奴は無視しつつ、何軒かノシベ行きのブルースを聞いてみると、だいたい50,000~60,000アリアリくらいが相場らしい。
出発時間帯は午後で、ばらつきがあり。
そんな中、バスターミナル通りの東の端っこに、お、ここはいいんじゃないか?と思えるブルースを発見いたしました。
それがBesady+という会社。
掘っ建て小屋みたいな事務所が多い中、ここは結構ちゃんとした大きめのオフィスだし、Wi-Fiも飛んでいる。
値段も高いわけではない。
アンタナナリボ → ノシベまでのタクシーブルース: 55,000アリアリ(約1,838円)
いいじゃん!
横3〜4列シートで広そうだし座席指定もできるし、ちゃんとしたレシートだしてくれるし。
そして念のために車両を見てみる。
いいじゃんいいじゃん!
ストリートに数多停車している、悲壮感漂わせるブルース達と異なり、よく手入れされている新しい車両。
長時間走行中にぶっ壊れることもなさそうだ。
アフリカなんかで陸路移動する際は、乗車当日、想像していたものと全然違う車両が現れることは日常茶飯事なので、チケット買う前にしつこく確認しておいた方がよいのです。
ノシベまでの果てしない道のり
そんな感じで前々日にチケットを買っておき、出発当日が来ました。
大きな荷物はいつもどおりナリボ(アンタナナリボのこと)の宿タナジャカランダへ預けておき、サブバッグでノシベへ向かいます。
ルートはこんな感じ。
アンタナナリボを午後出発し、ひたすら北上、そのまま車中泊。
翌朝にノシベ行きのボーとが出ている港近くの街Ambanjaへ着き、そこで別のブルースへ乗り換え。
港からスポードボートでノシベへ行き、午後には到着する感じです。
besady+のチケットには、このボート分も含まれていましたが、あとから請求されることもあるらしいので事前に確認しておきましょう。
車内はちゃんと指定された座席に1人座るので、快適。
リクライニングもできるのでよく寝れるし。
ここまで旅を続けてきていた人間としては、これなら4つ星くらいの評価はあげられます。
座席感覚はこれくらい。
案の定、よく分からない映画とアフリカンミュージックがずっとかかっています。
本読んだり音楽聞いたりうとうとしながら、ひたすらぼーっとする。
広大なマダガスカルの荒野をひたすら走っていく。
途中、小さな村に停まって売店でお菓子や飲み物を買ったり、晩御飯休憩もありました。
やがて日が暮れ、辺りは真っ暗。
長期旅中の長時間移動というのは、本当に何をしていいか分からない。
短期旅行であれば、帰ったらあれやんなきゃこれやんなきゃとか、友達とLINEしたりして過ごすかもしれませんが・・・
インドで買ったiPodでブルーハーツを聞きながら心を無にして瞑想する。
寝るときの手の置く位置ってどこが最適なんだろうか。
夜中にトイレに行きたくならないだろうか。
いったい俺はどうしてここにいるんだろうか。
人間はどこから来てどこへ向かうのだろうか。
ブルースが加速していく・・・
気づいたら翌朝、ambanjaへ到着していました。
ここにあるオフィスでいったん荷物とかを下ろし、別の車両へ乗り換えます。
そこら辺にあった売店で適当に瓶コーラを買い、飲み干します。
暑い。
あとよく分からないエナジードリンクも発見しました。
アフリカらしい、アグレシッブな名前です。
乗り換えたブルースで30分ほど森の中を走り港に到着。
ここで更に1時間くらい待ちます。
スピードボートに乗り込む。
寝不足だし、暑いし、ここら辺かなり辛くなってきます。
小型のスピードボートを全速力で飛ばしますので、かなり揺れます。
船酔いする人は気をつけて。
途中、ノシベ近辺の島々を横目に見つつ、1時間ほど耐えるとようやく楽園へ到着です。
楽園に行こう
港ではタクシーの客引きたちが
Welcome to Nosy-be !
と出迎えてくれます。
とりあえず、一番観光設備が充実しているAmbatoloakaへ向かいました。
ひえ〜疲れた。
まずはビーチ沿いのレストランでシーフードを。
久しぶりに食べましたこんないい感じのメニュー。
飯は美味いし、雰囲気良いし、南国感たっぷりだし、期待ができますノシベ。
果たしてここが本当に楽園と呼べるにふさわしい場所なのか、翌日からしっかりと確かめることにします。
ナリボと異なり、ビーチリゾートであるノシベは夜も盛り上がっています。
というか、フランス人のおっさん達が、現地の若い娘を連れまわして遊ぶという、いわゆるタイのパタヤ的な場所だそうです。
フランス語がほぼ分からない我々には縁のない話ですね。
次回はここ、ノシベ周辺でアクティビティしまくったので、その情報をまとめてお送りします。
移動情報まとめ
移動手段:VIPなタクシーブルース
出発地:マダガスカル・アンタナナリボ(北バスターミナル)
目的地:マダガスカル・ノシベ
料金:55,000アリアリ(約1,838円)
所要時間:24時間(13:00発–翌日13:00着)
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