フローレス島横断作戦もそろそろ佳境です。

次は最後の目的地である、クリムトゥ火山へ向かいます。

インドネシアの中でも、とても不思議な色をした湖が見られことで有名な火山です。

バジャワで情報収集してみると、クリムトゥ火山へ行くには、まず拠点となるふもとの村モニというところへ行き、そこからバイタクをチャーターして登るのが一般的。

そして更に、トレッキングなんかしなくても道路が整備されており、

頂上付近までバイクか車で行けるよ!

とのこと。

また、ロッジが何件か並んでおり、宿泊も問題ないと。

 

 

バジャワから更に秘境のモニ村へ

フローレス島の乗り合いバンは、朝早くから各町を走り回って客を集めています。

見かけたら手を挙げて飛び乗れば行けるところまで連れて行ってもらえます。

ただし、何時にどこに来るとかはかなり曖昧です。

このときは前日に宿のあんちゃんにバスを頼んでおいてたら、宿の前にバスが立ち寄ってくれました。

 

バジャワ→モニ村までのバス料金: 120,000ルピア(約1,018円)

 

出発は6:30です。

 

アジアなんかではよくあることですが、長距離バスは人の移動だけじゃなくて物の運搬も兼ねています。

大きな荷物を遠隔地へ運ぶためにガンガン詰め込みます。

だからパンクするんだよ。

 

12:00頃にエンデという割と大きめの町でお昼休憩。

ここはフローレス島の南側にある港町で、空港もあります。

 

30分くらい休憩してまたバスの乗り込み、山の中をガタガタ走ります。

フローレス島のバスは山道を進むからめちゃめちゃ揺れるってのもありますが、山を登ったり降りたりを繰り返すので、その度に寒くなったり暑くなったりします。

短時間の間に気温が頻繁に変わるのです。

これもバス移動がハードな理由。

そんな感じで14:00頃にモニ村に着きました。

バジャワから7時間半かかりましたね。

 

<現在地はここ>

モニ(Moni)

気温:最高28〜31℃ 最低22℃〜25℃(2017年1月)

クリムトゥ火山の東側のふむとにあります。

ここもまあまあ標高が高く、600mくらいあるので涼しい。

 

とりあえずポツンとあるツーリスト・インフォメーションの前で降ろされました。

降りたのは僕だけ。

インフォメーションにはお姉さんが一人だけいて携帯をいじっており、挨拶してみます。

村の地図とかある?

って聞いてみると、

うーん地図かあ・・・これかなあ〜

と悩んだ後、フローレス島の各町の地図が載ってるガイド冊子をくれました。

その冊子の端っこにモニ村の宿の一覧なんかが少しだけ載ってます。

地図とか要らないと思うよ?

とか言われました。

 

さて、この村には何があるのかな・・・

 

さすが山が綺麗だな〜

 

田んぼも綺麗だー

 

そして山が綺麗・・・

 

 

 

 

これはガチで何もないところだ。

 

バジャワも小さな町でしたが、ここは公式に「村」って名前が付いてるだけあって本当、超小さい集落です。

ドラクエとかに出てくる村って、家が数件、宿屋と道具屋なんかがあるだけでめちゃめちゃ小さいと思いますが、まさにそんな感じ。

海外で

リアルドラクエの村

みたいな場所に宿泊するのはさすがに初めてです。

1本道の道路の両脇に民家や山荘がぽつぽつ建ってるだけで、あとは山と田んぼです。

 

とりあえず泊まる場所を探さなければ・・・

 

ロッジに泊まってみる

 

何軒か見てBINTANG LODGEという宿にしました。

ラブハンバジョからバジャワへ向かう途中で会ったアイルランド人のサラさんが持ってたロンリープラネットにおすすめの宿として載ってたのでチェックしてたところです。

 

1泊: 250,000ルピア(約2,122円)

 

本来30万〜35万ルピアらしいですが、ローシーズンで客がいないのか、値引きしてもらえました。

 

ちょっと高いですが、怪我をしててかつ疲れてるので、ホットシャワーを使いたかったのと、虫があまり入ってこないようにつくりがきちんとしていて蚊帳付きのところを選びました。

他には、もっと質素でシャワーも水桶から組んで水浴びするようなロッジであれば、10万ルピアからありました。

(名前忘れましたが、「〜Home Stay」という宿。)

 

部屋の外はこんな感じでテラスになってます。

キリストが磔にされてますが・・・

 

朝からほぼ何も食べてなかったので、ナシゴレンとビールを頼みました。

50,000ルピア(約424円)。

名前がBINTANG LODGEなのにPROST BEER頼みました。

こっちの方がちょっと安いです。

 

こういうところの宿は基本的にレストランも兼ねています。

 

 

ここで僕の計算ミスでキャッシュが足りなくなりそうで困りました。

たぶん予定より高めの宿に泊まっちゃったからですね。

さすがにATMとか無さそうなので宿の人に相談したら、

 

これがATMだよ

って言われました。

 

ここにあるクレジットカードの端末でカードを切り、宿の人が現金を持ってくるという・・・

次の町までギリギリ手持ちのキャッシュで間に合わせることにし、結局降ろさなかったけど面白いですね。

 

モニ村は火山観光の拠点なので、そこに行く以外特に何もすることが無いっぽい。

地図アプリを見ると「Water Fall」って書いてあったのでそこまでテクテク行ってみることにしました。

通りかかるとみんな、

ハロー

って挨拶してくれます。

インドネシアやマレーシアで町を散策中に

何してるの?

って聞かれたら

ジャランジャラン!

て答えておけばO.K.です。

「散歩」って意味ですね。

 

お、滝の看板だ!

 

思ったより大きい滝ですね・・・

 

この滝の下で水浴びしたり洗濯したりしてました。

お前も来いよ〜

なんて言われたり。

ハハハ、結構寒いし怪我してるんで無理っす。笑

 

この日はこんな感じにほどほどにしといて早めに寝ます。

明日は火山に登るため、4:00起きでございます。

 

つづく