コーチンからバンガロールまでやって来ました。

バンガロールは、インドのIT産業の集積地帯。

経済特区として特別な関税措置をとることにより、諸外国の有名IT企業が多く進出し、近年物凄いスピードで発展・拡大した都市です。

欧米や日本の企業が、ソフトウェア開発・コールセンターなどのアウトソース先として利用しているケースも多いですね。

この発展に伴い、綺麗で最先端な都市が整備されてきたとかで、インドの都市の中では最もインドっぽくないとか言われているらしいです。

 

僕も出張とかで来ていればいろいろ見てみたい気もしたけど、宿とかのコストとかが高いため、1泊だけして次の目的地ハンピへ移動しちゃいます。

ハンピは辺境にある遺跡の村なので鉄道の駅が無く、行き方は主に次の3とおりになります。

 

  1. 鉄道でハンピ近郊の街ホスペットまで行きそこからローカルバスへ乗り継いで行く
  2. 民間の寝台バスで直接行く
  3. ローカルバスを乗り継いで行く

 

1の列車のチケットは今更取れず、3はやっぱりハードルが高いとのことなので、僕は無難に2でいきます。

 

 

ハンピ行き民間バスのチケット購入場所

バンガロール中心部、マジェスティックエリアにあるKSRTCケンペゴウダ・バスターミナルの東側、繁華街入口辺りに大量に店が並んでます。

店の前をウロウロしていると、

ハンピ? ハンピ?

とすぐに客引きにあうでしょう。

 

たぶん、どれも似たようなもんなので、何件か回って安そう・信頼できそうなところを選べばよいと思います。

 

が、1つ注意点が。

 

みんなバンガロールからダイレクトにハンピへ行くって言いはりますが、実際には大半のバスがハンピまで行かず、その手前のホスペットという街止まりのようです。

そしてホスペットからローカルバスに乗り換える。

バンガロールからハンピに来た多くの人が、ホスペットで降ろされたとぼやいてましたから。

 

一応僕はここでチケットを買いました。

 

バンガロール→ハンピ行き: 730ルピー(約1,234円)

 

ここも結局ハンピまで行かず手前のホスペット止まりだったし、対応も微妙でした。

おすすめしないです。

 

後日聞いたところ、南インドでは評判の良いPaulo Travelというツアー会社が、きちんとハンピのバスターミナルまで行ってくれるとか。

 

バンガロール中心部の位置関係はこんな感じなので参考にしてください。

僕は行かなかったですが、評判が高いPaulo Travelsはちょっと離れたとこにありますね。

 

バンガロールの新市街は実にインドらしくない

せっかくなので、「インドらしくない」と言われる新市街の方まで行ってみることにしましたのでその雰囲気の紹介です。

新市街地は、シティ・ジャンクション駅よりだいぶ東側のエリアになります。

ちなみに、駅やバスターミナル周辺はごちゃごちゃしていて汚く、普通のインドっぽいと思います。

 

バンガロールには何とメトロが開通しています!

日本のJICAの全面支援で構築中だとか。

今のところ東西ラインのみですが、便利だし、バンガロールに来たら是非とも乗ってみましょう!

リクシャーなんか使わなくても、鉄道駅付近から、新市街の中心部MGロードまでこれで行くことができます。

そんなに混んでもいないです。

(一応セキュリティチェック有り。)

 

切符は窓口で買って、トークン式。

まだみんな使い方に慣れてないのか、駅員が改札のところで丁寧に案内してました。

 

僕は MGロードまで行かず、手前のカボン・パーク近くで降りてみました。

 

おお!!

 

うおおお!!!

 

はい、綺麗です。

ゴミもあんまり落ちてなくて、まさしくインドらしくないです。

 

MGロードから一本脇に入ったブリゲード・ロードというところ。

バンガロールの原宿的なストリートで、ファーストフードやアパレルのお店なんかがあります。

歩いているインド人もお洒落で金持ってそうだし、女性もサリーではなくデニムにTシャツとか。

街中で手繋いでる若いカップルとか、女性がバーで酒飲んでるとか、信じられないんですが・・・

もしや、インド人じゃないのか?

インド系の外国人?

ここら辺りの風景は、場所によっては、カリフォルニア辺りにも見えます。

 

初めてマックに入ってみました。

 

マハラジャバーガーセット: 280ルピー(約473円)

 

マハラジャ向けの?バーガーなので巨大+高いです。

ビッグマックセットみたいなやつです。

(もちろんビーフじゃない。)

 

隠し撮りですが、バンガロールにいるインドの女性がねえ、本当に何か違う国の人のように見えるんですよ。

 

しかし新市街からちょっと離れると道端でいきなり寝てる人とかがいるのはインドらしいです。

(初見だとびっくりしますが、これは死んでたり倒れているわけじゃないです。)

 

 

就職活動とかで使うのかな?

 

インド風イケメンです。

サングラスとヒゲ。

そしてマッチョなら尚更良い。

 

 

寝台バスでハンピへ、そして寝起きでキレる

宿を朝早くチェックアウトしてしまった場合や、バンガロールは宿泊せず乗り継ぎだけって場合には、バスターミナル(又は鉄道駅)にあるクロークを利用すると便利です。

別に利用客じゃなくても金払えば使えます。

 

僕は、泊まった宿が遅くまで荷物預かってくれなかったのでバスターミナルのクロークを利用しました。

バンガロールのケンペゴウダ・バスターミナルはかなり巨大。

 

宿泊施設なんかもあるようですね。

 

クロークは24時間やっていました。

KSRTCのチケットオフィスの近くにあります。

 

夜まで時間をつぶします。

僕は朝にバスターミナルで荷物を預け、再び新市街地へ行ってスタバに入り浸り、夕方になってまた戻ってきました。

 

バスターミナル付近にはネットカフェもいくつかあります。

1時間30ルピー(約50円)とかが相場。

WiFiだけ使わせてくれるとこもありました。

 

バンガロールにはお酒が飲めるパブが多いです。

 

気軽に入れる感じの立ち飲み屋に入ってビール1杯飲んどきました。

飲んでたら隣のインド人が興味深そうに凄く話しかけてきてウィスキーを追加で頼んで割り勘しました。

 

バスの出発時間になったので、クロークから荷物をピックアップしてツアーデスク前まで行きます。

民間のバスは、バスターミナルじゃなく、ツアーデスクが密集してる大通りに停車するようです。

 

今回もデラックスで超快適です。

おやすみなさい!

 

 

朝の7:00くらいにいきなり叩き起こされました。

気付けば乗客は僕一人。

GPSで地図を確認すると、ハンピの手前のホスペットのバスターミナル近く。

前述したように、寝台バスはハンピまでは行きませんでした。

 

このバスはここまでだから降りろ。

あと荷物運んでやったからチップくれ。

あん?そもそもハンピまで行くんじゃなかったのか?

バス会社に確認したはずなんだけど。

そんなこと言われても行かないよ。

タクシー(リクシャー)使うしかないね。

 

バスの添乗員とちょっと揉めているところにリクシャーのドライバーが2、3人集まってきます。

 

お前ハンピまで行くのか!

300ルピーで連れてってやるよ。(これは高い。)

バスは1時間後まで出ないし、途中でたくさん停まるから遠いよ!

 

と勝手に僕の荷物に手をかけて持って行こうとします。

 

まあ、インドだとこういう理不尽な感じのことは全然珍しい話じゃないですが、僕も寝起きでイライラしてたようです。

 

ちょっと待っとけや!

今こいつと話してんだよ黙ってろ!

 

と普通に大声でキレてしまいました。笑

朝から大人気なくてすみませんでした。

 

相手もちょっとびっくりして、

そんなに怒るなよ・・・

みたいな感じになった隙に、もういいやと彼らを無視してその辺でチャイを飲んでバスターミナルまで歩きます。

 

ホスペットのバスターミナルの場所

 

バスターミナルに着くと、スタッフが、

ハンピ行くの?

もう出ちゃうから早く乗りなさい。

と親切に案内してくれました。

ハンピ行きのバスはこんな風に英語で案内表示されていて分かりやすいですね。

 

あと、さっき僕が怒鳴ったリクシャーのおっさんの一人がバスの入口まで来て粘ってました。

 

同じ値段で遺跡にも連れてってあげるから!

バスなんかじゃなく私のリクシャーに乗りなさい!

 

その後、バスのドライバーに、

邪魔だからどけ!

とキレられてしぶしぶ帰って行きました。

 

最終的には何か気の毒でしたね。

ホスペット・ハンピ間は最近はリクシャーの客が捕まらないんですかね。

 

ホスペット→ハンピまでのローカルバス: 13ルピー(約22円)

 

ホスペット・ハンピ間は実はルートが2種類あり、距離が違います。

13ルピーか16ルピーです。

 

30分くらいバスに乗ってハンピ村のバスターミナルに到着です。

 

このように、ハンピへのアクセスは結構悪く、民間バス使う場合もどこまで行くのか分かりづらいので注意してください。

まあ、運悪くホスペットで降ろされても、ローカルバスですぐです。

ちなみにゴアからバス乗った人はだいたいハンピまでダイレクトに来れたようです。