はい、SIMカードインド編の記事でこざいます。
昨年の10月、アジアからスタートしたこの旅も現在のインドで12か国目。
いつでもスマホでネットが使える環境の快適さに味をしめ、乗り継ぎ1泊のみだった韓国と、滞在中ほぼ草原にいたモンゴル以外は、基本的に各国でプリペイド式のSIMカードを買い続けています。
(一応、各国のネット環境の調査とかも兼ねてます。)
そしてここインドでは特に助かっています。
ていうのは、インド、特に僕が旅を開始した南インド方面は、Wi-Fi環境がかなり悪く、安宿なんかだと共有スペースで使えればいい方です。
ネットカフェはあるけれど、Wi-Fiは提供してなかったりで非常に使いづらい。
更に移動がめちゃめちゃ多い。
インドは広いので、数日おきに寝台列車やバスに10時間以上乗り続けるなんてことになります。
そんなとき、スマホでネットが使えるととても快適。
というわけでインドでは絶対SIMカードを入手したかったんですが、他の国と比較して結構面倒だったので個別記事としてまとめます。
1.Vodafone Indiaがおすすめらしい
インドの通信キャリアの大手はAirtelかVodafone India。
このどっちかにしておけば問題ないらしいです。
しかし広いインドなだけにちょっと困った話が。
というのは、買うSIMカードによっては、別の州に出ると使えなくなる(ローミングできなくなる)場合があるようです。
この点、最近Vodafoneはインド全土でローミングができるようサービスレベルが強化されたようで、僕が話を聞いた何軒かのスマホショップでもその話をプッシュしてました。
確かに、VodafoneのSIMを南インドで買って北上している自分も、北インドで買って逆のルートで南下している友人の旅人も、余程辺鄙なところ以外はずっと通信は継続されているようなので、実証はできている状況です。
ただしSIMカード買うときに念のため店員にきちんとローミングエリアのことについて確認しておいた方がよいでしょう。
※そういえばハンピの村だけ通信入らなかったです。何故か岩山の上では4G入ったけど(笑)。聖地だからか?
というわけでこの記事はVodafone IndiaのSIMカードを買う場合の話として進めます。
2.SIMカードが購入できる場所
基本的に通信キャリアのショップか、スマホショップです。
僕はケララ州フォートコーチンのスマホショップで買いました。
たまにその辺の怪しい売店でも闇っぽいSIMを売ってますが、店員がサービスの仕組みに詳しくなかったりして不安になります。
中国同様、インドのSIMは結構規制が厳しくなっている気がしたので、ちゃんとしたお店で買うことをおすすめします。
ちなみに、やはり一番間違いないのが空港のショップですが、インドの空港ではあまりSIMカード売ってないらしい。
一応、ニューデリーの空港で買うのが一番簡単で、アクティベーションもスムーズにできるとか。
3.購入手順
まず必要書類を揃えます。
これがかなり面倒くさい。
- 申込用紙
- パスポート
- パスポートのコピー(写真とビザのページ)
- 現地インド人の電話番号
- インドにおける滞在証明書
このうち、2はその場でコピーとってくれるところもあれば持ってこいと要求される場合があります。(インドではコピー機が最先端過ぎて、小さい店とかには置いてない。)
そして問題が4と5。
まず、必要か否かは店によって異なったりします。
チェンナイでは4も5も不要。
フォートコーチンでは4のみ必要でした。
そんで、
そもそもインド人の知り合いなんていないよ!
って方が多数だと思いますが、これは宿のスタッフとかに相談しましょう。
スタッフが非協力的でも、インドはフレンドリーな人もとても多いので、同じ街に何日か滞在してれば仲良い人もできたりするはずです。
僕の場合は、毎朝世間話してて仲良くなったリクシャーのドライバーがたまたま協力してくれました。笑
なんか金銭とかも要求されず、悪かったので後日別の街への移動日にちょっと使わせてもらいました。
また、そもそも何で4が必要かなんですが、SIMをアクティベートする際に、第三者に確認を取られせるからです。
Vodafoneの場合、SIM購入後、申込用紙に記載したインド人の電話番号宛に、
この人知ってる?
って連絡が入る仕組みになっているようです。
5については、宿のレシートや予約確認書のレターなんかでどうにかなるようです。
4.アクティベート方法
無事SIMカードを購入できました。
こんなパッケージに入ってます。
そして第三者確認が済んでいれば、約24時間後に電波が入るようになります。
でもこの辺は曖昧で、
すぐ電波が入った!
って人もいれば、
3日経っても入らずVodafoneショップに聞きに行った。
って人もいるようです。
僕の場合は30時間後くらいにスマホのアンテナが立ち始めました。
そしたら以下の手順でアクティベートします。
- 「59059」にダイヤル(フリーコール)
- 自動音声で案内開始
- 英語音声を選択
- 案内に従って、SIMカードの「電話番号」、申込用紙に記載した「パスポート番号の下4桁」、「誕生年4桁」をそれぞれ順番に入力
- きちんと入力できたら「アクティベート完了です!」の音声が流れて終了
- 少し待ってるとSIMカードが有効化された旨SMSにメッセージが受信される
これでアクティベート作業完了ですが、たぶんこの時点だとチャージされてないのでSIMカードのリチャージ作業が必要になります。
※以前は自分でコールセンターにかけて英語で会話しながら本人確認が必要だったそうです。アクティベートの仕方は今後も変わるかもしれないので、SIMカード購入時に詳しく確認しておきましょう。
5.リチャージ
これもやっぱりショップでできますが、SIMカードを買ったときと異なり、リチャージはそこら中の売店で受け付けてたりします。
金額と携帯番号を言えばインド人店員が凄いスピードでリチャージ手続してくれます。
そして成功するとSMSにメッセージが届きます。
僕は、たくさん使うかもしれないので、初回のリチャージのときに、一気に1,000ルピーで10GB(1か月有効)ぶっ込みました。
その他、ネットでもリチャージできるようですが、インド以外で発行されたクレジットカードははじかれるとかいう噂もあり、まだ試していません。
6.SIMカードがあると便利なこと
たとえばこんなこと。
- インド国内で通話ができる
- インド鉄道チケットをオンライン予約(購入)できる
1はそのとおりですが、現地でできたインド人の知り合いと連絡とったりするこどが容易になります。
まだまだ、ガラケーしか持ってない(アプリで通話できない)人も多いですから。
また、Uberを使って事前交渉で安くリクシャーを呼ぶこともできちゃったりきます。
そんで大きいのが2の方。
別途まとめ記事を書きますが、インドの携帯番号を持ってると、インド鉄道のオンラインアカウントが非常に簡単につくれます。(まあ、無くてもつくれますが、ちょっと面倒。)
鉄道チケットがオンライン予約できるようになると、インドの旅の難易度が一気に下がり、非常にスムーズに移動できるようになります。
ドラクエやFFで例えれば、空飛ぶ乗り物を手に入れたときくらい、自由度が増します。
僕は、SIMカードを手に入れた瞬間、いつでもネットできるし、鉄道の予約も簡単だし、インド旅に凄く余裕ができました。
スリルや冒険感を求める人からすると、ちょっと物足りなくなるかもしれないですが・・・
という感じで、インドの旅をスムーズに進めたい人にとっては、SIMカードの入力、ガチでおすすめでございます。
入手方法がややこしくてちょっとハードルが高いですが、一回手に入ったらきっとその快適さに酔いしれるはずです。
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