地獄のダナキルツアーからアディスアベバへ帰還し、しばし休息。

次なる目的地はエチオピア南部に点在する少数民族の村々です。

 

地図で見ると南部のある程度大きめな町アルバミンチから西側へ行くと珍しい風習を持った少数部族の方々が暮らしているエリアがあります。

ここのエリアを周遊するには、自力だと難しいので、現地ガイドを雇うのが一般的。

ということで僕らはとりあえずこのエリアにできる限り近づき、ドライバーを手配し、少数民族の村へのコネクションを持っているガイドを探すことにしました。

 

 

まとめ

アディスアベバ→アルバミンチ

移動手段:バス(Selam Bus)

出発地:アディスアベバ(Meskel Square)

目的地:アルバミンチ(バスターミナル)

料金:280ブル(約1,120円)

所要時間:7時間半(5:30発–13:00着)

 

アルバミンチ→カイヤファール

移動手段:乗り合いバス

出発地:アルバミンチ(バスターミナル)

目的地:カイヤファール(よく分からん路上)

料金:230ブル(約920円)

所要時間:6時間半(13:30発–20:00着)

 

アルバミンチ行きのバスチケット

 

アディスアベバから公共の移動手段を使って南下して行く場合は、ひとまず南部周遊の入口となるアルバミンチまで行くことになります。

したがってまずはアルバミンチ行きのバスチケット買わなきゃなりません。

利用したバス会社はメケレに行ったときと同じセーラムバス(Selam Bus)。

アルバミンチ行きのバスの中では、セーラムが一番快適らしいです。

 

チケット売り場はここが一番分かりやすい。

Meskel Squareの道路を挟んで向かい側の建物。

ちなみにバスが出るのもメケレ行きと同じMeskel Square。

 

入口はこんなところ。

結構埋まりやすいようで早めに買っておいた方がいいかもしれません。

 

ちなみにアフリカの長距離バスなので集合は早朝4:30。

実際には時間どおり運行することはほぼなく、出発は5:30くらいでした。

前日に宿でタクシーを手配しときました。

 

今回も移動中はほぼ爆睡。

道中は標高そんなに高くないし道路はある程度舗装されているのでメケレ行くときよりかは全然快適でした。

途中、早めの昼食があって、アルバミンチへ着いたのはお昼過ぎくらい。

 

ここに着くとガイドを名乗る魑魅魍魎たちが一気に群がってきます。

そして騙される観光客も多数なので慎重に対応してください。

とりあえずアルバミンチに1泊していろいろ情報調べてから行動するパターンが多いですが、僕らは移動だけは早めにしたかったので、少数民族の村が点在するエリア近くにあるカイヤファールという村まで行けるか周囲に聞いてみました。

するとすぐに出発する乗り合いバスがあるとのこと。

乗り合いなら現地人も一緒だから訳の分からない場所には行かないだろうと思い、乗ることにしました。

 

 

アルバミンチで乗り合いバスに乗り換え

ということでアルバミンチをほぼ見ることなくすぐに乗り合いバスへ乗車。

 

なかなかボロボロのバンですが、世界のトヨタ車だし大丈夫でしょう。

 

僕らは大人数だったのでバンはすぐに満員になり、出発。

途中、たまに集落で停まって現地人が乗り降りしたりするので割とゆっくり進みます。

 

コーヒー休憩みたいなのもあり。

エチオピアのコーヒーは美味いよ。

やっぱり甘いチャイより全然こっちのがいい。

 

途中少し停まった村で子供たちがなめていたアイス?

どこで買ったんだそれ?案内してや!

と聞くと手を引っぱって売店まで連れて行ってくれました。

なんか少しだけ味がついた氷のようです。

2ブル(約8円)。

普通の旅行客ならお腹壊しそうですが、僕らは余裕でした。

 

途中から道路の舗装レベルが落ちます。

この辺から走行スピードが落ちます。

大自然の中ガタガタと進んでいく乗り合いバス。

こういうときが一番旅情を感じる瞬間ですね。

でも、アフリカを移動していてよくびびるのが、こういう数Km間隔で家も何も無い道で、普通に人が歩いていること。

水や食料を運んでいる人や、学校?の帰りのような子供達。

手を振ると振り返してくれます。

一体君たちはどこから歩いてきてどこへ行くのか?

 

 

辺境の村カイヤファールへ到着

日が暮れて真っ暗になった頃、カイヤファール(Key Afel)へ到着。

最初、ドライバーの知り合いがやってるっぽいボロボロの宿を紹介されました。

が、部屋があまりにもボロボロで変な虫とかいそうだし、値段も安くないのでどっかキャンプできそうなところを探すことにしました。

 

最初案内されたのがたぶん左上、村はずれにあるZarsi Hotelってとこだと思う。

僕らはバスで来た道を歩いて戻り、比較的明かりがついている大通り、Aman Hotelとかいう宿、というかレストランに来ました。

交渉したところ、ここの庭にテントはっていいよ!ということになりました。

 

Hotelって買いてあるけど全然ホテルじゃないし。

材料があればパスタとかつくってくれますが、無いとインジェラになります。

大通り沿いにある外国人観光客が泊まれそうなホテルは満室でした。

 

こんな感じで適当にキャンプ

夜は真っ暗で何も見えません。

 

なんだかんだ、ボロ宿に泊まるよりテント泊の方が快適です。

キャンプ装備を整えてきてよかったです。

 

そんな感じで1日かけて少数民族が点在するエリアまでかなり近づくことができました。

ここから先は現地ガイドを手配して、うまく南部を回るための移動手段を確保しなければなりません。

どうなることやらですが、次回からその辺の話をまとめて行きます。