友人と合流して北京をいろいろ案内してもらいました。

一人だったらこんなうまく周れなかったのでとても助かりました。

歴史系スポットもいいけど、僕が知りたかったのは今の北京。

中国の経済発展のイメージは上海なんだけど、北京って実際今どんな感じになってるんだろうと。

前日までの大移動でボロボロになったので是非ナウいオシャレな北京を見せてくれと友人にお願いしたところ、いい感じの散策ルートを紹介してもらったので、おすすめ街歩きまとめ記事を書いてみます。

 

 

南锣鼓巷

街中心部の天安門広場のやや北、地下鉄のこの辺りで降ります。

 

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地上に出るとこんな門が現れて人がごった返してます。

 

雰囲気的には原宿の木下通り的な感じです。

古い民家を改造したような建物に入った現代風のカフェやスイーツ屋が立ち並んでいて、若いカップルが多かったです。

1年くらい前まではそんな混んでなかったみたいですが、最近流行りまくってるようです。

 

ブラブラしながらここで買い食いしたりすると楽しいと思いますよ!

ちなみに大量に売ってるイカの唐揚げが有名らしいですが、顔くらいある大きさです、油っぽくて味も濃いので食べきれません。

 

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中国人はお茶やお湯を水筒に入れて持ち歩く習慣があります。

なのでこんなものが飛ぶように売れるようですね。

白いのベイマックスだっけ?

 

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ちょっと路地裏に入るとこんな古めかしい建物も健在です。

こういうのを胡同(フートン)っていうらしいです。

中国の歴史映画とかに出てくるお城を中心に点在する細い路地のことですね。

欧米人受けするんで観光用の人力車が走ってたり、胡同の古民家を改造して宿にしたりしてるらしいです。

でも保温効果が全然無いので冬は極寒とか。

 

ここから川沿いを歩きながらちょっと南に下ります。

 

景山公園

とても綺麗に整備された公園でおすすめです。

中央に丘があって故宮に向かって北京市内を眺めることができます。

 

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故宮でかっ!

 

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故宮の西側にある庭園っぽい敷地には中国政府の偉い人が住んでるという噂が。

以前、勢い余ってここにドローンを飛ばしたやんちゃな奴が消されたそうです。

ゴクリ・・・

 

故宮

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出入口は観光客と客引きだらけです。

 

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故宮博物館は本気で回ろうとすると丸一日潰れるとかガイドブックに書いてありますよね。

中身は同じようなつくりの豪華な部屋と高級な壺が並んでるとのこと。

 

僕は博物館系はそんなに興味ないので、スルーして天安門広場へ南下しましたが、故宮迂回するだけで30分くらいかかりました。

 

故宮周辺にはお店がたくさんあるのでここら辺でお昼ご飯にするのも良いと思います。

 

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途中で買ったタバコ(中南海):22CNY(約340円)

中国はタバコ大国。

やたらみんな路上喫煙していますが、屋内喫煙は法律で禁止になりました。

凄く種類が多くて、これは高い方です。

5元くらいのやつからあります。

 

天安門広場

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ザ・北京的な場所です。

毛主席がいらっしゃいますね。

南北880m・東西500mあるらしく、世界最大級の広場。

特にコメントしませんが、過去にあの事件があった場所と思うと今の凄く平和な雰囲気が不思議に感じます。

 

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何かカッコよく撮れたおっさんの写真。

直立不動で何を思ってるんでしょうか・・・

 

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無駄に豪華な公衆トイレ

 

 

琉璃廠文化街

天安門広場から少し南に下り、西側の路地に入ります。

文具、古本、書画、印章などの伝統的なお店が立ち並び、雰囲気がとても神秘的。

 

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ここ北京で一番気に入りました。

週一で通ってれば何かクリエイティブな人間になれそうです。

 

路地にはオシャレで英語が通じる古民家風カフェもありますので、ちょっと休憩なんていいですね。

 

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一日中文字や画を描き続ける書の達人がいます。

ミスが許されない中美しい作品を書き上げる様は本当に見事です。

尊師みたいな格好の人(ロン毛で髭を生やした)がたくさんいました。

 

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雀荘もあります。

一回中国麻雀やってみたいです。

 

三里屯

夕方になったら地下鉄かタクシーで少し東へ移動します。

 

トレンドの発信地とか言っちゃってるエリアです。

六本木と渋谷を合わせたような場所。

まあ確かに凄い。

明らかに服装に気合を入れてる若者が集まってます。

キャセイパシフィックで有名な香港のスワイヤーグループが開発したそうです。

 

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右のキャラクターはプリンじゃなかったけ?

 

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ここにはAppleの旗艦店や若者向けのアパレルショップが集まってます。ジャーナルスタンダードもありましたね。

 

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暗くて分かりづらいけど、本屋とカフェとレストランが一緒になった店。

欧米人に人気だとか。

 

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三里屯にあるユニクロはとある事件で有名です。

有名になり過ぎてユニクロのマーケティング戦略なんじゃないかと言われたくらい。

詳しく知りたい人は「三里屯、ユニクロ」でググってください。

 

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雰囲気良さげな欧米風のバーストリートがあります。

夜はここで乾杯して日中の疲れをビールで流し込んで締めです。

 

飲んでたら隣でイケメン欧米人が中国人と英語と中国語を使い分けながら喋っててまじでカッコイイと思いました。

(内容的にはあの映画面白いとかそんな他愛のないお話。)

 

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繁華街では火鍋屋が多いですね。

どこもかなり混んでました。

 

 

 

こんな感じで街歩きをしていて、何故か自分が大学生〜社会人前半の頃を思い出しましたね。

自分で使えるお金が増えてきて、友達や彼女と一緒に渋谷、六本木、青山、新宿とかの東京の人気エリアに行ってブラブラしたりアイリッシュパブで飲んでみたり・・・

当時は意味もなく楽しい気分になりました。

新しい世界がどんどん広がっていき、そこに何とかついて行こうとする感覚。

 

中国に限らず、日本も含めてアジアの都市が経済発展していくと、まずこういった欧米風のオシャレなエリアがたくさん出来ていく傾向にあります。

もてはやされるんでしょうね。

そして古い街並の一部は観光地として保護されて残っていく。

 

凄いスピードで増えていく中間層の人々と、発展していく都市が、何か巨大な力に引っ張られているようです。

 

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一方で高層ビルが立ち並ぶ中、こんな貧困層が暮らすエリアもあります。

歩ってみましたが別に治安は悪くありません。

綺麗じゃないけど、きちんと共同体があってみんなでワイワイやってる感じ。

この国は社会主義なので、住宅も保証されています。

(物乞いはいますが、夜になるとだいたい自分の家に帰るようです。)

 

リアルタイムで急成長している大国の姿を何となく垣間見れた気がします。