現在世界一周3か国目の中国にいます。

中国旅記事の前に、滞在1週間近く経過した時点で感じた文章オンリーのちょっとしたリアルタイム心境記事です。

 

中国本土に来るのは初なんですが、いやぁ〜北京は想定より遥かに発展してますね。

超都会で何でもありますし、六本木や代官山みたいなオシャレな雰囲気の場所もたくさん出来あがりつつあります。

(当然人民服なんてコスプレイヤーの人くらいしか着ていません。)

富裕層向けの超高層マンションが立ち並び、建物やお店のつくりが無駄にでかいので、ぱっと見のシティ感は全然東京以上でしょう。

 

でも過去に訪れた国にはない、何となく感じる不安というか居心地の悪さ、疎外感みたいなものがあります。

何でだろうなあ〜といろいろ考えてみたところ、結局言葉が通じないというものに由来するものでした。

 

 

中国では英語とか全然通じません。

外国人が集まるホテルやゲストハウス、ショッピング街なら流暢に話せる人がいますが、普通のエリアだと本当に通じません。

他のアジアの国だと、ファーストフードのお店の看板やメニューなんかにアルファベットが併記されている例が多いですが、ここは基本全部漢字。(中国語の簡体字ですね。)

外来語をそのまま使おうとしない中華思想が根元にあるのかもしれません。

(でも外国人から見た日本も似たような感じですよね。)

 

今まで旅したアジア圏の国だと、主要都市は観光地兼ねており、外国人相手に商売している人が多いので片言でも英語喋られる人が多かったですが、中国は全然違う。

中国も観光名所だらけですが、観光客自体も中国人なのでツアーとか交通機関も基本中国語でしか対応していない。

 

覚悟はしてたんで旅に出てからちょっとずつ中国語を勉強してるんですが、覚えた単語を使って喋ってみて相手に伝わったとしても、いろいろ言い返されると何言ってるかさっぱり分からない。

 

ニイハオ(こんにちは)

ドゥイブチー(ごめんなさい)

トゥオシャオチェン?(いくらですか)

ツォソォツアィナーリー?(トイレはどこですか)

 

今んとこ気軽に話しかけるのも結構勇気がいります。

(というか方言があるので、中国人同士でも会話が伝わらないこともあるようです。)

北京では現地在住の友人にいろいろお世話になっていて、説明を聞きながら街を案内してもらってますが、一人だったら歩き回るの結構辛かったですよこれは。

本当に助かりました。

語学留学経験があって、1年以上中国に在住している友人でも、中国人にガチの早口で喋られるとやっぱり聞き取れないことが多いようです。

 

 

まあそれでも日本人が慣れている漢字故に、文字にすれば何となく意味が分かるので、基本的な言い回しを覚えて筆談を駆使すれば旅はできると思います。

中国を旅するときは小さいメモ帳とペンを常時携帯しておくのが必須です。

言葉が通じない国では行きたいところに移動するだけでも一苦労。

 

 

また、中国本土でのネット規制はガチです。

Google、Facebook、Twitter、LINEなどを始め、多くの情報系大手サイトも閲覧できません。

(Yahooはつながります。)

ようやくつながりやすいVPN(中国外のサーバを経由してネット接続できる回線)のアプリを整備できたんでブログとか書きやすくなりました。

あと、公共Wi-Fiもつながりやすいのはあんまり無く、事前に要登録みたいのが多いです。

SIMカードを買おうとチャイナモバイルの店舗に行ってみると、月額の契約が必要とかで結構面倒。

規制が厳しくなり、本人確認が重要視されているようで、簡単に買えるプリペイド式のSIMが見当たりません。

回線自体も全体的にあんまり早くないですね。

 

 

 

あ、でも僕は中国自体はとても気に入りましたよ。

最初怒鳴ってるみたいで怖いですが、みんな素朴で良い人だし一生懸命いろいろ伝えようとしてくれます。

街のいたるところにいる公安の目が厳しいので治安も良いです。

社会主義で住宅が保証されているので、ホームレスもほぼいません。

国家間の政治問題があるため、本土へ来る日本人はかなり少なくなっているようですが、今回来ることができて本当に良かったと思ってます。

(なお、今のところ日本人旅人には1回も会っていません。)

 

ちょっと疲れましたが、いい経験していると思います。

今回一発目の中国ですが、数か月後に再度来る予定です。

 

これをうまく乗り越えられたら旅人レベルがちょっと上がると思いますので、気合い入れ直してきっちりいろいろ見なきゃあかんですね、押忍。