※2018年1月の情報です。

 

イースター島本編です。

本編ですが、この島といえばモアイです。

トレッキングやダイビングなど、アクティビティもあるのですが、僕らはとにかくモアイが見たかったのでレンタカーで島を一周しました。

今回の記事では主要なモアイ・スポットを紹介していきます。

 

ちなみにイースター島には全部で1,000体以上のモアイがあるとか。

一番大きいので20mくらい。

渋谷にあるやつなんて本場に比べたら完全におもちゃだということが分かります。

 

また、モアイ像の多くは島の東にある火山の岩で作られたことがわかっていますが、ちゃんとした鉄の器具などなかった大昔に、どうやって製造され、運搬されたかよく分かっていない。

こうやればできる!といろいろ解説されてはいるものの、あくまで説であり、真相は分からないのが考古学。

それがモアイを世界七不思議たるものにしている所以です。

 

本当にこんな感じで運んだんだろーか笑

 

 

移動ルート

まずは島の全体図を頭に入れましょう。

 

『地球の歩き方』より。

とても小さな島です。

 

トレッキング系除いて車でサクッと行ける主要スポットがこんな感じです。

1日でぐるっと回れば十分見れちゃいますね。

なお、アフ(Ahu)というのは現地語で祭壇の意味。

モアイ達が乗っかっている土台のことを指します。

 

僕らはハンガ・ロアから反時計回りに周遊してみました。

 

港付近。

のどかな感じです。

有名観光地ですが、宿の数も限られてたりして、滞在客もそんなに多くないです。

環境保全のため、最近は入島規制も始まったと聞きました。

 

道路はこのようにある程度舗装されたのが多いです。

狭いのでスピードは出さないようにしましょう。

 

廃ボートの裏のアート。

 

Ana Kai Tanagata

ハンガ・ロアから歩いても行ける場所にあるいい感じの岬です。

 

観光客向けのこういった解説プレートが設置されてるので親切です。

 

岩に打ち付ける波。

この洞窟の中とか行ってみたかったのですが、降りれるところは限られてたり、立ち入り禁止になってました。

てか危険です。

 

 

Ahu Mata Ote Vaikawa

港に立ってるモアイ。

 

初日に徒歩で村周辺をぶらぶらしてたら出会った、僕らにとっては第一モアイでした。

 

なんと、目がある!!

ちょっと三白眼気味で、イケメンのモアイです。

 

こちらも港付近にいたモアイ。

オーソドックスなタイプ。

 

これはよく分からん像。

一応、モアイかな。

かなり煽ってくる感じの表情をしてます。

 

イースター島は現地語ではRapa Nui(ラパヌイ)です。

 

Akahanga

倒れたモアイ像や残骸、石を切り出した跡なんかがあります。

 

南海岸周辺のモアイ像はだいたい倒されているとか。

 

もはや残骸ですね。

東南アジアとかの遺跡感がある場所です。

 

モアイに乗るのは禁止です。

世界遺産ですし、多分バチが当たります。

 

倒れてるとなんだか分かりませんが、これもモアイ。

海にズルズルと滑っていったりしないか心配です。

 

 

Ahu Tongariki

北東部にあるかなり有名な15体のモアイ像。

 

一番たくさんのモアイが見られます。

 

こいつは入口にある門番モアイ。

 

ででーん!!

これは圧巻・大迫力です。

人間が近くに行くとその巨大さが分かると思います。

祭壇に綺麗に15人並んでます。

右から2番目は帽子を被ってますね。

 

空を見上げて、凛々しい顔をしています。

俺たちは選ばれしモアイなんだぞ!みたいな。

 

さて、実は、この15体のモアイは、日本企業が修復・復元したということで有名です。

以前、クレーンがあれば倒れたモアイを起こせるのにという知事の声が『世界不思議発見』で放映されたことがきっかけで、香川県のタダノさんという会社が、修復に協力。

クレーンもそのまま寄贈したというプロジェクトX的な逸話があります。

誇りに思います。

 

ここのモアイ達はずっと眺めていても飽きないです。

なんか物凄い力が湧き出てくるようなパワースポットです。

なお、この祭壇には絶対に登らないように。

近づくと監視員の方が飛んできます。

 

Ahu Te Pito Kura

僕がずっとテクトピラと間違って読んでた場所。

正しくはテピトクラです!

 

先住民の言葉では光のヘソという意味。

別名地球のヘソ。

ドラクエ3を思い出すね。

 

うお、なんじゃこりゃ??

とても不自然な球体の石です。

しかもここには強力な磁場が発生しており、コンパスがぐるぐる回るとか。

イースター島、謎過ぎる・・・

 

 

Ahu Akivi

海の方を向く7体のモアイがいます。

 

場所的には西側なので夕日が沈んでいくのを見守っていることになりますね。

 

逆光で暗いですが、モアイ達。

 

他のモアイ達はたいてい、島の中を向いて立っているそうですが、この方々は不思議と海へ思いを馳せるよう海岸を臨んでます。

いろんな想像が掻き立てられますね。

そういうのが僕は好きです。

 

Hanga Kioe

村からちょっと離れた海外沿いにポツンと一人で立つモアイ。

 

寂しくないんでしょうかね。

いや、俺一人でいるの好きだから。

そんな風に格好つけてた時期が僕にもありました。

 

後ろに見える豪華クルーズ船にも背を向けて佇むロンリー・モアイ。

一匹狼なので、おそらく僕ら長期旅人と同様、社会に馴染めないタイプなんでしょう。

 

Ahu Tahai

ぐるっと島を周って戻ってきました。

ここはハンガ・ロアからも歩いていける海沿いの広場。

 

5体+1体のモアイがいます。

 

ちょうど西海岸にあるので、絶好のサンセットポイントなんですよねここは。

というわけで夕方からスタンバイして、ここで毎日夕日を眺めてました。

 

ちなみに手前にいる1体のモアイには目があります。

帽子が相当重たかったのか、ビックリしている様子。

いやームリムリ!という声が聞こえてきます。

 

ここで見た、モアイ達の背に沈んでいく夕焼けは格別です。

世界一周中に見た夕日の中でも一番印象に残ってるかもしれないです。

真っ赤な空と棚引く雲が、まるで世界の終わりを思わせます。

僕と嫁にとってはここが始まりみたいな場所になりましたがね。

 

という感じのイースター島のモアイ達の旅でした。

 

ミステリーだらけの島ですが、何故かノスタルジックで、懐かしさもある、そんな居心地の良い場所です。

渡航コストは結構かかりますが、頑張って行ってみて良かったです。

 

 

次回はウユニ塩湖目指し、アタカマ砂漠を抜けていきます。

いよいよ南米旅のハイライト、ボリビア・ペルーへ!