ベトナムのホーチミンからバスでカンボジアの首都プノンペンに来てみました。
プノンペンといえば、過去に行ったことがある方の話によれば、首都とは呼べないような未整備の街で、僕の中でもそういうイメージがずっとあったんですが、思ってたより全然開発が進んでいて結構びっくりしました。
確かに中心部からはずれたり少し路地裏に入ればまだ古い街並みが残ってますが、それでもだいぶ綺麗になったと思います。
特に大使館や外国人居住区のあるリバーサイド近辺の街並みはかなり近代的。
プノンペン市内中心部の簡単な位置関係。
大きな赤丸で囲ったエリアが主にリバーサイドと言われている開発地区です。
宿泊したクロマーヤマトゲストハウスは南西の「トゥール・スレン博物館(虐殺博物館)」のすぐ近くにありますが、繁華街やマーケットはリバーサイド北部に集中しています。
利便性を考えるなら、リバーサイドのセントラルマーケット付近に泊まるのが良いと思います。
プノンペンのリバーサイド地区を散策
独立記念碑
この辺りの道路はさすが、非常に整備されていて綺麗です。
メコン川沿い
公園みたいになってるのでここら辺でボーッとするのもいいかもしれません。
川沿いのベンチではカンボジア人の家族やカップルが座ってくつろいでていい感じです。
川の氾濫防止のための整備に日本が援助しています。
メモリアルもありました。
バレーする人達。
これもバレー。
暑いので上半身裸でプレーしてます。
プノンペン市内にはこういう感じのスポーツ施設が結構多い気がします。
左側に見えるのはソリヤ・ショッピングセンター
映画館とかも入ってる複合商業施設なんですが、1階にあるデパートに何でも売ってます。
カンボジアといえばアンコールビール。
スーパーで買うよりバーで飲んだ方が安い(だいたい50USD)ですね。
タイガービール6缶1ケースで5.25USD。
これはちょっと高いかなあ・・・
ワインとかは普通に高いです。
ワット・プノン
外国人が入るのに有料です。
ワット・プノン入場料: 1USD
中心部が丘になっていて、頂上にお寺があります。
カンボジアでは、ポル・ポト政権下の圧政や内戦等で多くの寺院が破壊されてしまっています。
ここはプノンペンに残っている数少ない古いお寺です。
僕はお寺の雰囲気がとても好きです。
露天風呂付きの日本式ビジネスホテル「東屋」もオープンしてました。
これって確かベトナムとかで展開しているホテルですよね。
歩いてたら丸亀製麺とかがありました。
プノンペンには和食レストランもかなり進出しています。
そのうち、割と手頃な価格という噂の「CROWN CHICKEN」という和食料理屋に行ってみました。
<CROWN CHICKENの場所>
リバーサイド方面、独立記念碑のある通りの近くにあります。
おお、これは美味そう!
しかも外国の和食レストランにありがちな高価格設定でもない。
チキン南蛮定食を頼んでみました。(3.5USD)
日本人のご夫婦が経営されている店で、普通に日本と同じように調理しているんでとても自然な味です。
味噌汁とか凄く懐かしい味。
メニューも豊富で、プノンペンに住んでたらしょっちゅう通うと思います。
日本の漫画もたくさん置いてありました。
日本人宿みたい。
カンボジアのプリペイドSIMカードを買ってみる
カンボジアではSIMカードは基本携帯ショップに売っています。
(飛行機で入国する場合には空港で買うのが一番良いと思います。)
街中にも売られていますが、大きめの携帯ショップか通信キャリアの店舗じゃないとSIMカード本体は売られていません。
至るところに「SIM」の看板がありますが、これらの大半はカード本体ではなく追加チャージ分のクーポンが売られているものです。
僕は、カンボジアで一番イケてるらしいと噂の「SMART」という通信キャリアのお店に行ってみました。
リバーサイド地区にいくつかあります。
この緑の看板が目印です。
お店に入るとき、警備員の人がドアを開けてくれました。
店内もとても綺麗です。
外国人が多いエリアなのでスタッフは英語を話せます。
海外でSIMカードを買うときは、以下の点に注意して購入しましょう。
- 料金
- 通信容量
- 有効期間
- チャージ方法
- インターネットオンリーなのか通話付きか
- 何か制限はあるか
SMARTの料金プラン
クメール語で読めませんが、上が通話付き、下がインターネット専用プラン。
僕はおすすめされた、30日間4GBのやつにしてみました。
SIMカード代: 1USD
4GBのチャージ代: 5USD
合計: 6USD
ちなみに個人情報を登録するため、購入時にパスポートの提示が必要になります。
スタッフの女の子が丁寧にいろいろと教えてくれ、アクティベーションの設定もやってくれました。
回線は結構早く、問題なく使えます。
リバーサイド南部にあるイオンモール
普通に日本にあるイオンと同じ感じで、広くて綺麗です。
外国人向けという訳ではなく、ショッピングセンター内はカンボジア人でとても混んでました。
現地で生活している日本人もよく来るそうです。
アイスモカとチョコクッキー: 5.5USD
これはちょっと高いですね・・・
日本のスタバみたい。
カンボジアは長い内戦とポル・ポト政権による圧政で、国内のインフラがめちゃめちゃにされました。
タチが悪いのは、ポル・ポト率いるクメール・ルージュによって、高い教育を受けていた知的階級が虐殺されてしまったため、内戦終了後も、自力で国を復活・発展させていていくことが困難な状況でした。
現在カンボジアは貧困から抜け出し、自国を発展させていくため、必死に外貨を稼いでいる状況です。
先進各国も資本を突っ込んで開発に力を入れています。
カンボジアの観光地として有名な、アンコール遺跡のあるシェムリアップやビーチリゾートのシアヌークビルでは、海外観光客向けの開発がどんどん進んでいますね。
一方首都であるプノンペンには観光資源が無いため、観光客向けではなく、駐在しているビジネスマン向けに各種設備を整えているような印象が強いです。
大型スーパーや、世界各国のレストラン、仕事帰りに一杯飲めるようなバー、コンドミニアム、ジムなど、長期滞在者向けの施設が揃っています。
たぶん、しばらく住もうと思えば住めます。笑
後はバスや地下鉄が走り出し、公共交通網が整備されると、一気に発展していくような気がします。(現在市バスは3路線のみ)
街中の至るところで工事が進んでおり、これからも1年単位でどんどん変わっていくでしょう。
こういう発展途上の光景を見てると、僕にも何かできないかなあとか考えてしまいます。
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