一緒にベトナムを縦断してきた旅仲間の太郎さんといったん別れ、ベトナムのホーチミンからカンボジアの首都プノンペンへ向かいます。

カンボジアに来るのは2回目ですが、プノンペンは初です。

カンボジアは長らく内戦状態が続いたため、東南アジアの中でも最貧国。

5年前にアンコールワットの街シェムリアップに行ったときも、タイと比較して街並みがとても貧相で驚いたことが記憶に新しいです。

首都であるプノンペンは観光地でもないので、僕の中でのイメージは、道路はボコボコ、建物ボロボロって感じです。

 

 

ベトナムからカンボジアへの国境越え

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ホーチミンからプノンペン行きのバス

 

国境越えバスはたくさん出ています。

僕はホーチミンのファングラーオ通り(バックパッカー街)にあるツアー会社をいくつか回って一番安かったとこにしました。

ホーチミン→プノンペンのバス代: 180,000VND(約900円)

 

カンボジアへの陸路国境越えは、バックパッカー初心者にとってはなかなか鬼門です。

というのは国境で賄賂的なものを要求されるケースが多いためです。

特に次のような例。

  1. ビザ取得代金を上乗せして請求される。
  2. カンボジア入国後のバス代を上乗せして請求される。

1はよく聞く話で、通常、大使館でビザを取得すると30USD(2016年11月現在)なんですが、国境窓口で自分でとろうとすると5〜10USD多く払わされたり、バス会社に代行取得してもらわないと駄目で断ると国境に置いてきぼりにされたりなどの事案が報告されています。

僕は面倒なことに巻き込まれるのは嫌だったので先にホーチミンでカンボジアビザを取得しておきました。

 

8:00頃にホーチミンのツアー会社前へ集合し、少し歩いたところに停車しているバスへ移動。

出発後、すぐにパスポートは回収されました。

ここでビザを持ってない人はバス会社の人に35USDで依頼してくださいとの指示が。

やっぱり強制なのかなあ〜と思いましたが、説明を聞いてみると一度に大勢の観光客を通過させないといけないのに個人でビザを取得しようとすると時間がかかってバスの円滑な運行に影響が出るというのがバス会社の言い分。

バス会社のスタッフがまとめて処理した方が都合が良いとのことです。

 

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ベトナム側のイミグレ

 

11:00頃に国境に到着。

バス会社のスタッフが乗客全員分のパスポートを出国ゲートの係官に渡し、ガンガンスタンプを押してもらってました。

その後、パスポートはカンボジアの入国カード(バス会社スタッフが記入済み)がはさまれて返却されます。

パスポートを受け取った人から順次出国ゲートを通過。

全員が集まったところで再度バスに乗り込み少し移動します。

 

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カンボジア側のイミグレ

 

すぐにカンボジアの入国ゲートに到着。

いったん返却してもらったパスポートをまたスタッフに渡します。

その後、入国ゲートを素通りしてすぐにまたバスに乗り込みます。

 

ザル過ぎる国境通過です。

国境の係員とは一切喋らずゲートはほぼ全部素通り。

 

そして国境通過後すぐのところにある食堂で、乗客の入国手続が完了するまで昼食休憩となりました。

 

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食堂の前ではSIMカードとか売ってました。

僕は街中で買おうと思ってたのでここでは買わず。

40分くらいのお昼休憩後、バスが出発しました。

出発後、すぐにパスポートが返却され、確認すると入国スタンプが押されていました。

 

この一連の流れが非常にスムーズで、拍子抜けしました。

バスのスタッフの人の対応も丁寧だし。

いろんな悪い噂があるカンボジア国境ですが、事前にビザを取得してちゃんとした会社のバスで通過すれば大丈夫っぽいです。

もしくは金さえ払えば問題なく通過できるって感じなんでしょうかね。

 

ちなみに、昔タイからカンボジアへミニバンの安いツアーで陸路入国した際には、国境でレートの悪い両替を強要されたり、乗り換えが頻繁にあったり、目的地と全然違うツアー会社に連れて行かれたりと結構大変でした。

 

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その後、少し走ってメコン川を越えます。

以前はこの川を渡るのにフェリーを使ってたらしいですが、日本の援助もあってこの「つばさ橋」が架けられ、バスでそのまま通過できるようになったとのことです。

 

<世界一周5か国目>

カンボジア(Cambodia)

通貨:リエル(KHR)

為替:100円 = 約4,000KHR(2016年11月)

挨拶:

こんにちは → チョムリアップ・スオ

ありがとう → オークン

 

プノンペン(Phnom Penh)

気温:最高30〜32℃ 最低24℃〜25℃(2016年11月)

基本的に1年中暑いです。

また、カンボジアではUSDが流通しており、観光地ではむしろUSDでの支払を要求されることが多いです。

ATMでもリエルではなくUSDを下ろせます。

みんな「1USD=4,000KHR」で換算するので、この式を頭に入れておくと買い物のときに計算が楽です。

ちなみに、1USD以下はKHRになるので、例えば1.5USDの買い物のときに2USD出したら2,000KHR返ってきます。

 

プノンペン到着

途中道路が渋滞してたんで結局17:00頃にプノンペン市内に到着しました。

宿を取ってなかったので、バスが停車したオリンピックスタジアム近くにある日本人宿「クロマーヤマトゲストハウス」へ訪問してみる。

今はオフシーズンなのかガラガラで部屋は空いてました。

 

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クロマーヤマトゲストハウス

ドミトリー1泊: 4USD

日本人スタッフがいるので、困ったらいろいろ相談できます。

部屋、シャワー等水回りもとても綺麗でした。

また、最上階のテラスに洗濯機や物干し竿があります。

こういう設備はとても便利です。

ただ、宿泊客が全然おらず、寂しかったです。

この日は疲れてたし宿周辺の道がかなり暗かったので、近くのコンビニで適当にパンとビールを買って食べてさっさと寝ました。

 

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翌日、散策開始。

少し歩いてリバーサイドの方に行ってみます。

道は想定よりかなり綺麗だしお洒落なカフェやレストランもある・・・

僕の中のイメージのプノンペンは舗装されてない道路と道端にたむろする怪しい男達、夜は遠くから銃声が聞こえる(笑)みたいな感じだったんですが、全然違いますね。

思ってたよりかなり早いスピードで整備が進んでるんでしょうか

 

観光地としてではなく一つの都市としてこの街に興味が湧いてきました。

 

つづく