さて、ワイルドに列車の屋根に乗りながらオールドダッカに突入した後の話です。
歩くスペースが見つけられないほどの凄い人の数。
そして大量のチャリンコ。
オールドダッカの特徴として、普通の自動車やバイクがほとんど走っていない。
客を乗せたサイクルリクシャーや、荷台に大きな荷物を乗せた自転車がところ狭しと走り回っています。
建物も非常にぐちゃぐちゃしており、その間を絡まっているとしか思えない電線がかけめぐる。
また、インドと異なり、看板の表記はベンガル語のみで、英語はほとんど見られない。
この混沌とした街並み。
僕が凄く見てみたかったものです。
ワクワクします。
そしてカメラを取り出して街を歩き出せば、一気に周囲の人の注目を浴びます。
外国人とかほとんど来ないところですからね。
更に話しかけられてちょっと立ち話してるとすぐ人だかりができる。
まるで有名人にでもなったかのような錯覚に陥ります。
で、みんな写真撮ってくれ撮ってくれって要求してきます。
インドなんかだと、写真撮った後チップ寄こせとか言われることがありますが、ここバングラデシュでは、みんな単なる好奇心から言ってくるんですよね。
僕は自分が写真撮られるのあんまり好きじゃなかったりとかの理由で、ポリシー上、人の写真もあんまり撮らないんですが、バングラデシュではあまりに大量の写真が集まったので、紹介したいと思います。
細かいことを書かなくても、この写真を見てればバングラデシュに行ってみたくなるはずです。笑
まずはオールドダッカの入口辺りで立ち寄った路上のお茶屋のおっちゃん。
何、日本人?
こんなところによく来たな。
まあ茶でも飲んでいきな!
何故かレモンティーをおごってくれました。
バングラデシュのチャーは、インドのチャイのようなミルクティーか、この写真みたいなレモンティー。
僕はこのレモンティーのすっきりした味が大好き。
バザールで色鮮やかな民族衣装を売っていた主人。
おう、うちのサリーは綺麗だろ!
ちょっと写真撮ってけや。
家族や彼女へのお土産に買ってったらどうだ?
どんどんオールドダッカの奥に進んでいきます。
そして迷い込んだのは野菜や果物のマーケット。
ここの一角に鶏市場?のような場所があり、それはもうカオスでした。
丸い木のカゴに鶏をボンボン突っ込んでる光景に遭遇。
この後行商人がこのカゴをそのままかついで持っていきます。
この鶏市場のボス?っぽいおっちゃん。
俺を撮れ!
とジャスチャーで依頼してきました。
カメラを向けると慌ててポーズを撮ったおじさん達。
イエーイ!
よく見るとはちゃめちゃな感じがして面白い!笑
道端でジャンク品を売っていたおじさん達。
どうだ俺のヒゲは?
男はヒゲに気を使わないとな。
今日暑いよね?
お茶でも飲んでく?
イスラムの国なんでこういった衣装の方が多いですね。
ドヤ顔。
オールドダッカで最も人通りが多いとか言われているチョークバザールの通り。
インドに慣れてなかったら立ち入るのを躊躇してしまうレベルの混沌。
この近くにモスクがあってそこに行きたいんだけど、あんまりゴチャゴチャし過ぎてて道が分からなくなってしまった・・・
ねえねえスターモスクに行きたいの?
こっちだよ!
と道を教えてくれた少年達。
インドだったらお金を要求されそうですが、バングラデシュではそんなこともほとんど無い。
もう、目が透き通ってますね。
オールドダッカの中心部にあるスターモスクに到着!
ここには富士山の絵のタイルが飾られています。
その昔、日本から寄贈されたものだとか。
残念ながら撮影はN.G.でしたが、入口にいたおじさんが快く中に入れてくれました。
そして次はオールドダッカの南を流れている川の方に行きます。
遠くからチラチラこちらを見て気にしてた男の子達。
挨拶すると話しかけてきました。
ええ!日本人?
なんでこんなとこにいるの?
川の方に行きたいならあっちの道だよ!
川岸に来てみました。
バングラデシュには世界でも珍しい、ロケットスチーマーと呼ばれる外輪船が客船として運行しているとか。
ここがオールドダッカの船着場になっているようです。
時間があればこれに乗ってバングラデシュの船の旅をしてみたかったです。
ていうか川汚ねえ!
水面がゴミで埋まってます・・・
おい、ダッカは初めてか?
まあ力抜けよ。
たくましい下っ腹を露出しつつ男前なポーズを取るおっちゃん。
ちょっと見てくれよ、こいつをどう思う?
何故か胸毛を露出してアピールしてくる兄貴。
左の方もヒゲが素敵です。
インドやイスラム圏ではヒゲをよく整えている男性が多いですね。
物売りのおっちゃん。
ニコニコしながらさんざん写真撮ってくれってアピールしてたのに、いざとなると超真顔。笑
歩き過ぎて疲れてきました。
綺麗な公園があったんでちょっと入って休憩してみます。
入場料がある遺跡兼公園みたいで、お金持ち風の人達がくつろいでました。
昔のキャラバンの跡が残っている場所。
その辺に座り込んで休憩しているところに近寄ってきて、やたら僕を凝視してきたちびっこ。
どーしたそんなに目をまんまるくして?
さて、そろそろ駅へ戻り始めましょう。
ところでバングラデシュの人達は、常に一生懸命働いているような気がします。
道端でダラダラさぼっている人とかあまり見ません。
みんな物を売ったり、荷物を運んだり、忙しそうにしています。
たぶん、物凄く真面目な国民性なんじゃないかと思います。
サッカースタジアムの前を大きな荷物を抱えて横切ろうとしたおっちゃん。
なあ、見てくれよ。
これかなり重たいんだぜ?
落とさないでねー!
駅近くのバザールで洋服を売ってた兄貴。
ハロー!日本人?
いいデニムパンツがあるんだけど買っていかない?
首にかけたメジャーがいい味出しているナイスガイです。
新鮮なバナナいらない?
美味しいし、体にいいよ!
何か笑顔が可愛いおっちゃん。
バナナは栄養あって美味しいので、旅中は重宝しますよね。
住宅地にある公園うろついてるときに仲良くなった若い子達。
サッカーやクリケットやっていて、混ぜてくれました。
このとき、クリケット初体験!
一緒にサッカーして遊んだ子供達。
美味しいチャやお菓子を売ってる店とか、帰りの道順とかを親切に教えてくれました。
毎日近所の奴らとワイワイ。
それを売店のおっちゃんおばちゃんが見守ってて、喧嘩やトラブルがあったら大人が仲裁に入る。
夕方になったら解散して家路に。
帰る途中、家電屋に並んでるテレビを見て立ち止まる。
スポーツ(バングラの場合はクリケット)の試合中継やってて、みんなそれに釘付け。
点が入りそうになったり、入ったりすると隣のやつと大盛り上がり。
で、ようやく家に帰って飯食って寝る。
こういうノスタルジーを感じる風景はとても好きです。
便利ではないけれど、コミュニティがあって、みんなで助け合って生活している感じ。
日本の下町も、昔はこんな光景が広がってたのかな〜とか想像してしまいました。
まあ、何が言いたいかっていうと、バングラデシュ最高に楽しいってことです。笑
それにこういうところは一人で来ても寂しくない。
今回、超短期の滞在だったけど、もっとゆっくりと周っていろんな人と触れ合ってみたいと思える国でした。
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