※2018年1月頃の記録です。

 

さて、ブエノスアイレスの後は一気に南下し、南アメリカ大陸の端っこへ向かいます。

その場所の名前はパタゴニア。

 

パタゴニア(patagonia)といえばこの超有名アウトドアブランド。

これの由来になっている地です。

そしてこのロゴになっている突き出た山がフィッツロイと言って、このパタゴニア地域に実在しています。

 

社会人になって始めたトレッキング。

何度も登山を繰り返すようになってから、死ぬまでにいつか行きたいと思っていた場所がありました。

それがヒマラヤパタゴニア。

この二つはトレッキング好きからすると聖地のようなものです。

ヒマラヤは約10か月ほど前にネパールのエベレストベースキャンプまで到達したことで夢が叶いました。

今回はもう一つの夢だったパタゴニア。

ついに、ついにその大地に足を踏み入れることになったのです。

 

 

パタゴニアへの行き方

そもそもパタゴニアってどの部分を言うんでしょうか?

 

この辺一帯です。

南アメリカ大陸の南緯40度より南、アルゼンチンとチリにまたがり、年中気温が低く、激しい風が吹き荒れる大地。

Google Mapで見ていただくと分かりますが、オーストラリアより緯度が高く、南極にとても近いです。

そんな地理的な要因が過酷な気候と不思議で美しい景観を作り出しているんだとか。

 

ここへ行くには陸路か空路で行くことになりますが、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから長距離バスを使った場合50時間くらいかかります。

しかもハイシーズンだとそんなに安くもなく、飛行機とそんなに変わらず。

ということで僕は3時間弱でサクッと移動できる空路で向かいます。

 

ブエノスアイレスの国内線ターミナル。

バックパッカーらしき人もちらほら見かけました。

案の定チェックインカウンターはダラダラしてて手続に時間がかかったので早めにいくようにしましょう。

 

で、快適にパタゴニアまでひとっ飛び・・・のはずでしたが、この飛行機、旅中で一番おっかなかったです。

ラスト1時間くらいでしょうか。

エルカラファテに近づいてくると、気流が物凄い荒れてきます。

機内はガタガタと揺れ、たまに突風でバン!!っと大きな音が鳴ってびっくりします。

風の強さが尋常じゃないです、パタゴニアやべえです。

僕は飛行機とか全然怖くなかったんですが、この時は冷や汗だらだらでした。

これは、不時着とか墜落とか、あり得るんじゃないかと思うほど・・・

隣で顔面蒼白で十字をきっているおっさんもいましたから、相当な揺れだったはずです。

 

 

何も起きないようにと、ガクブルしながら祈っていると、定刻どおりに無事エル・カラファテの空港に到着しました。

ふーよかった。

初めてこの便に乗ったであろう外国人ツーリストもほっと胸をなでおろしている様子。

 

で、空港に降り立ち、早速エルカラファテの街へ向かおうと歩き出したとき、ふと窓の外の景色が目に入りました。

僕はこのとき眼前に広がったパタゴニアの大地に、一瞬で心を奪われたのです。

 

空が近く、滑走路の先にはエメラルドグリーンに輝く湖、その奥にそびえ立つ山々が見えます。

果てしなく続く大地。

透き通った空気。

なんだか凄く透明感のある場所。

それが最初に感じたパタゴニアの印象でした。

 

 

空港からエルカラファテへの移動

空港からはシャトルバスが出てます。

 

到着ロビーへ出るとこんなカウンターがありますのでここでチケットを買います。

 

エルカラファテ空港→街中までのバスチケット: 180ペソ(約1,149円)

 

上の買いてあるDanielとはドライバーの名前なので、ターミナルの外に出たらこの人の車両を探します。

南米ではこの形式のシャトルバス多かったです。

 

バンはすぐに見つかりました。

泊まる予定のホテル名を伝えるとその近くまで連れて行ってもらえます。

空港から街中までは1時間かからないくらい。

 

聖地エル・カラファテ

 

<現在地はここ>

エル・カラファテ(El Carafate)

気温:最高15〜18℃ 最低7〜12℃(2018年1月)

パタゴニアのアルゼンチン側の観光拠点となる街です。

世界中からトレッカーが集まるトレッキングの聖地。

夏でも結構寒いです。

そしてとにかく風が強いので、しっかりと防寒対策をして出歩きましょう。

 

エルカラファテの街中。

僕が行った時はバスターミナルの場所が東の方に移動してました。

 

メインストリートはとても賑わっていて、お土産屋やアウトドアショップ、レストラン、スーパー、そしてこんなツアー会社がたくさん立ち並んでいます。

宿もこの近くにとっておくと便利です。

 

大人気のペリトモレノ氷河トレッキング。

日帰りでも200USDくらいが相場で、うわーやっぱ高いなと思いつつもデスクで聞いてみると、予約は5日先までいっぱいだとか・・・

僕は氷河はアイスランドとかで見まくってたし、行かなくてもいっかと思い諦めました。

しかしかなり面白いらしく、今思えば行っておけば良かったと思ってます。笑

 

絶対買おうと思ってたフィッツロイのステッカー。

今でも僕のMacに貼ってある宝物です。

 

 

街中で見つけたいつも賑わってたBBQレストラン。

お腹をすかせたワンコがうらめしそうに肉を見つめてます。

 

こんなの犯罪的に美味そうだよな。

 

ちなみにビュッフェでした。

かなり人気があるらしくお店に入るまでに少し並びました。

 

中華系の料理もあるせいか、中国人観光客の方々も多かったです。

店員も中国系のおばちゃんだったし。

しかし美味かったなこのお店。

場所は、メインストリートから北へ曲がりカラファテホステル方面に歩いていくところにあります。

 

街の北のはずれまで来てみました。

ここが湖に接している保護エリアになってて珍しい鳥とかが見られるらしい。

記録し忘れましたが、お金払わないと入れません。

 

景色が良さそうなので中に入ってみました。

こういう感じで遊歩道が整備されてます。

 

素晴らしいです。

相変わらず風は強いですが・・・

 

砂浜。

湖がエメラルドグリーンでとても綺麗です。

 

ファンタジー感が凄い場所ですねここは。

FFとかに出てきそうな・・・

天国があるならこんな感じなのかな?

 

もうね、大好きですパタゴニア。

控えめに言って住みたいですここ。

 

 

つづく