ドンドンドン!

着いたわよ、起きなさい!

あとシーツちょうだいね。

 

貨物船スタッフのおばちゃんに起こされると早朝の4:30頃。

外はまだ真っ暗ですが、どうやらアゼルバイジャンに着いたようです。

トルクメンバシから16:00過ぎに乗船したフェリーは、翌々日の10:00に出航したので、30時間近く船に乗っていたことになります。

 

バクーの港のイミグレでは可愛いにゃんこが出迎えてくれました。

コチラデスドウゾー

 

手続はゆっくりですが、特にもめることなく入国。

なお、アゼルバイジャンのビザは、オンライン申請で取得したPDFファイルをカラー印刷して持参してきました。

参考: アゼルバイジャンEビザ申請ページ

 

イミグレの係官からは、

サムライ! ニンジャ! ウェルカム!

と言って歓迎してくれました。

 

 

<世界一周20か国目>

アゼルバイジャン(Azerbaijan)

通貨:マナト

為替:100円 = 約1.5マナト

こんにちは → サラーム

ありがとう → テシェッキュル・エディレム

 

<現在地はここ>

バクー(Baku)

気温:最高27〜31℃ 最低21〜24℃(2017年6月)

カスピ海に大規模な油田を保有する産油国で、近年はオイルバブルによって急速に経済成長してきた国。

その首都バクーは第二のドバイとか呼ばれることも。

 

 

イミグレを抜けるとまたもや何も無い貨物船の港。

客船ではないのでバクー市街地の港には入らないようです。

maps.meを開くとここから市街地までは70kmくらい離れてます。

イミグレの人がタクシーを呼んでくれたので、日本人2人と、トルクメニスタン人のおばちゃん1人の合計3人でシェアして行くことに。

なお、タクシーはドル払いO.K.でしたが港にはATMがあったのでアゼルバイジャンマナトをいくらかおろしておきました。

1時間くらいで市街地に到着。

目をつけておいたMr.Hostel Bakuという宿へ。

 

ドミトリー1泊: 11マナト(約743円)

 

新市街地側のベイエリア近くにあって地下鉄の駅もそばにあり、とても綺麗な宿です。

 

アゼルバイジャンはヨーロッパ並に物価が高いと聞いていたんですが、そうでも無い気がします。

数年前に通貨を切り下げた際、為替相場が一気に3割くらい安くなったそうです。

中央アジアよりは明らかに高くなりましたが。

 

 

アゼルバイジャンは1泊だけで抜ける予定だったんで少し市街地を散策してみることにしました。

が、市街地の道路のいたるところが封鎖されてる!

 

そうですF1です。

僕の滞在していた時期は、ちょうどF1アゼルバイジャングランプリが開催されており、物凄い音を立ててフォーミュラ1レーシングカーが街中を走り回っていました。

そんでレースをやっている道路は幕が貼られており、観戦チケットを買わないと中には入れないようになっている。

聞いてみると1日券が100マナト(約6,775円)とかなりのお値段で泣く泣く断念しました。

F1好きな人にはたまらないかもしれませんね。

 

バクーのメトロ

バクーには地下鉄が走っていて便利ですが、ちょっと特殊な事情が。

 

これが駅で買えるメトロのカードなんですが、1回きりのやつと、乗る回数分チャージしたカードを買えます。

が、これを買うとデポジットが発生したりしてちょっと面倒なんです。

一方、メトロは乗るときのみカードをかざすので、カードを持っている人に1回分の乗車運賃(0.2マナト)を渡して、改札で一時的に借りて乗車する人たちが結構います。

短期旅行の場合にはこの方法が一番節約できると思います。

 

バクーの旧市街地

バクーは近代都市ですが、オールドシティと呼ばれる旧市街地が残されていて、古い街並みを楽しむことができます。

 

旧市街地の場所。

メトロのIcarisahar駅から出るとすぐです。

 

メトロの駅の入口。

なんかすげえ・・・

ルーブル美術館みたいになっちゃってます。

 

こんなヨーロッパ風の味のある建物が立ち並ぶスポット。

じっくり見たい人はオーディオガイドを借りると説明を聞きながら散歩ができます。

 

旧市街にはレストランやホテルもいくつかありますが、バクー随一の観光地なのでだいたい高いです。

 

 

歴史的な街並みの奥に凄い違和感を感じる近代的なビルが見えるのもバクーっぽい。

 

ボードゲームに打ち込むおじさん達。

これ、アゼルバイジャンのいたるところでやっているけど、ルールはよく分からん。

 

スウィーツ系のお店。

中央アジアからコーカサスに抜けて、一気にヨーロッパ化しました。

この変化が凄く面白い。

 

 

ネコ天国

アゼルバイジャンは入国から猫が歓迎してくれた国です。

街中にも野良猫がそこら中でフラフラ歩いています。

 

旧市街地にも猫がぎょうさんおります。

 

人に慣れているのか、近づいて触ろうとしても全然逃げない。

 

中央アジアよりも、毛並みがリッチな感じの猫が多いですね。

 

調子にのって触りまくってたらにゃにすんだ!?と怒られました。

 

綺麗な野良猫が多い街は、治安が良くて人が優しい傾向にある気がします。

みんなからエサ貰ってるからね。

そしてそれは猫を大事にするイスラムの国に多い。

 

旧市街地から新市街地に戻ってきました。

宿泊してる宿近く、歩行者天国になっている繁華街辺り。

バクー新市街はヨーロッパの大都市みたいです。

雰囲気のあるバーレストランが並んでいてお洒落過ぎます。

でもイスラムの国なんですよね。

とても不思議な感じです。

 

ライトアップも美しい。

 

でも綺麗な夜景を見ることができるのはベイエリアなんです。

そこに行きたかったんですが、F1に占領されてて高額なチケット買わないとベイエリアには入れない。

しかたなくかろうじて入れたカスピ海沿いのショッピングモールからバクーを眺めてみました。

 

 

夜になるとライトアップされる、バクー名物フレイムタワー。

このときはF1仕様になってました。

 

普段はこんな感じで炎が燃えたぎっています。

 

これ、ショッピングモールのバルコニーからかなり身を乗り出してハンディカムでズームして撮ってます。

ああ〜F1さえなきゃもっと綺麗な感じに見れたのに・・・

 

大きな道路が封鎖され、渋滞も酷くなってしまってて、現地のタクシードライバーも

ファ◯キンフォーミュラー!!

ってディスってました。

 

そうですよね、交通渋滞、騒音と、あまり興味が無い人からしたら迷惑以外何ものでもない。笑