セルビアからルーマニアに入り、とりあえず旧ユーゴの旅は終わりです。
急ぎ足で駆け抜けましたが、この後もウクライナまでダッシュで通り抜けていきます。
今回はルーマニアでおそらく観光客が一番やって来るであろう中腹部のブラショフとブラン城をご紹介。
<世界一周32か国目>
ルーマニア(Romania)
通貨:レウ
ティミショアラからブラショフへの移動
ルーマニアでまずやって来たのは東部セルビアとの国境近くの街ティミショアラ。
のんびりしていていい感じではあったんですが、1泊だけしてさっさと移動します。
バルカン半島はバスメインの移動でしたが、さすがヨーロッパ、ルーマニア以降は近代的な鉄道網が発達しています。
ティミショアラ→ブラショフの鉄道チケット︰ 91レウ(約2,617円)
出発日の前日に駅の窓口で買っておきました。
インターナショナルって書いてある窓口のおばちゃんは英語が話せました。
久々に綺麗な鉄道!!
10時間弱の移動ですが、これなら余裕ですね。
ずっと寝ていました。
ティミショアラを朝の7:30頃に出発してブラショフに着いたのは18:30頃。
夏場のヨーロッパは20:00近くまで明るいです。
駅を出ると路線バスのチケット売り場がありました。
路線バスチケット(往復分)︰ 4レウ(約114円)
4番のバスに乗れば中心街まで行けます。
チケットは必ず事前に買っておいて、バス内部にある機械で打刻します。
途中、係員が乗ってきて抜き打ちで確認されるので注意してください。
仕組が分かってない他の観光客(おそらくドライバーから買えると思った?)が、検査にひっかかって大きなトラブルになっていました。
すぐにブラショフ旧市街のバスターミナルに到着です。
中心地から移動する際は、ここが拠点になります。
〈現在地はここ〉
ブラショフ(Brazov)
気温:最高28〜31℃ 最低22〜25℃(2017年8月)
首都はブカレストですが、東欧一治安が悪いとかで有名です。
一方ブラショフは落ち着いた観光都市です。
簡易マップ。
南の丸印のあたりが市内中心部、宿はだいたいここに集中してます。
また、左上のAutogara2ってとこからブラン城や隣国のモルドバなどへ長距離バスが出ています。
ブラショフからブランへの行き方
さて、観光意欲が超減退している僕が、ブラショフで、というかルーマニアで唯一普通に観光してみたのが、ブラン城というところ。
何でも、あのドラキュラ伯爵の城のモデルになったところらしいのです。
ブラン城があるブランという街はブラショフから少し離れています。
というわけでまずはブラショフの長距離バスターミナルへ向かいます。
旧市街のバスターミナルからは確か16番か41番のバスに乗れば近くまで行けます。
ヨーロッパの主要都市であれば、GoogleMapでルート検索すればだいたいどのバスや電車に乗ればいいか検索できるので参考にしてください。
ブラン行きは3番ターミナルから出るようです。
その辺にいる人に聞けば親切に教えてくれます。
朝の6:30から、1時間おきくらいで頻繁に出ているようです。
バスチケットはドライバーから直接買います。
ブラショフ→ブランまでのバスチケット︰ 片道7レウ(約201円)
ブラショフからブランは1時間くらいでした。
バスはブラン城入口の大通り、売店がたくさん並んでいるところで停車するのでそこで降ります。
お城がいい感じに見える丘
さっそくブラン城に!
というところなんですが、しゅんさんから城がよく見える丘の情報をもらったので、先にそちらへ行ってみることにしました。
バス停から少し南方面へ歩きます。
すると向かって右手側(西側)にこんな広場と小川にかかった橋があります。
ここを進みます。
前方の丘に登っていきます。
途中傾斜がかなり急なんですが、すぐに頂上まで行けます。
頂上にある風景がこちら。
十字架とその先に見えるブラン城。
この構図なかなかいい感じですよね。
これで曇っていて小雨でと降っていればおどろおどろしいドラキュラ感が出ていたと思います。
maps.meだとここらへん(左のピン)です。
ブラン城前にあるお土産物屋街。
サマーシーズンなのでツーリストで賑わってました。
ルーマニアではいたるところにけん玉が売られています。
小さな子供がこれで遊んでいるのをよく見ました。
流行っているんでしょうかね。
でもたぶん中国かどっかのおもちゃだと思われているようです。
お土産物はとにかくドラキュラ。
もはやドラキュラなんなのかよく分かりませんが、ホラー系のグッズが揃います。
ホットドッグ屋があったんで昼飯として買いました。
このソーセージかなり美味かったです。
お化け屋敷系のアトラクションもありました。
一応ブラン城の内部へ
もう正直、満足していたんですが、仕方なく?お城の中にも入ってみることにします。
しかしこの長蛇の列。
結構並ぶので、スムーズに入りたい場合、朝一に訪れることをおすすめします。
ブラン城入場料︰ 35レウ(約1,006円)
高いですが、一応観光しに来てるのでけちる訳にもいきません。
内部は、普通の中世のお城という感じです。
古いアンティークや装飾がたくさん飾られています。
中世風RPGゲームが好きな人にとってはなかなかはまるかもしれません。
中庭。
子供の頃、レゴブロックでこういうお城を作って遊んでいたことを思い出しました。
更に道順に進んで行くと・・・
出た!
おまわりさんこの人です。
彼がドラキュラ伯爵のモデルになった方、ブラド・ツェペシュ侯。
雰囲気ありますね。
が、ここで残念なお知らせ。
ブラン城は別にこの方が住んでいた訳ではないらしいです。
単に彼がよく通っていただけの屋敷だということ。
なんじゃそりゃ!!
というオチです。
ということで、ぶっちゃけそんなにドラキュラ城感はなかったですが、中世ヨーロッパの雰囲気が好きな人にはなかなか楽しめるスポットだと思います。
なお、ツェペシュ侯は敵国の人間を槍で串刺しにして見せつけたり、赤ワインを殺した人間の血だと偽って飲んだりして威嚇したりと、その残虐性が有名でドラキュラのモデルになったとか?
小さくて弱い自国を守るために、はったりかまして自分を強く見せることで相手国の戦力を削ぐような戦略的な戦いをしていたと聞きました。
すみません、あまり詳しくはないんですが・・・・
周囲も賑やかで楽しいです
僕にとってはこの丘から見える景色がハイライトでしたね。
イチオシのビューポイントです。
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