さて、バルカン半島最後の国、セルビアのベオグラードでございます。

 

 

<世界一周31か国目>

セルビア(Serbia)

通貨:ディナール

旧ユーゴスラヴィア諸国の中心国家。

ユーゴ紛争は、基本的にセルビア人VS 構成国・民族の間で争われましたね。

 

<現在地はここ>

ベオグラード(Belgrade)

気温:最高30〜33℃ 最低25〜25℃(2017年8月)

旧ユーゴスラヴィアの首都。

歴史的な都市で、かなり都会。

 

 

今回の記事では、やや分かりづらい、ベオグラードからルーマニアへ行くバス情報の紹介ですが、その前にちょっと街並みを紹介。

 

ベオグラードの街並みとか

旧ユーゴの首都だけあって、かなり都会です。

中心部は石畳のストリートに、ヨーロッパ風なビルが立ち並ぶ。

 

中心広場。

夏場なのでツーリストも多いです。

 

小洒落たバーレストランが密集しています。

この辺は治安も良さげな雰囲気。

 

普通にZARAとかもあります。

 

H&Mも。

ギターやバイオリンでバスキングしてる人もよく見た。

 

少し路地に入るとウォールアートが目立ちます。

単なるラクガキではなく、メッセージ性が込められた絵が多い印象。

 

お、ポルトガルのアゲダっぽい雰囲気のスポット発見!

天井に吊るされた傘のアートは、結構いろんな都市で見かけますね。

 

 

しかしちょっと中心部を離れると、荒れた街並みが目立ちます。

明らかに戦争の傷跡を感じさせる廃ビルもちらほら。

ユーゴ紛争なんてわずか20年前くらいの話ですからね・・・

 

 

セルビア:独立なんて許さん!全力で阻止する。特にコソボ。

 

米国・NATO:セルビア君、あまりコソボをいじめないように。やめないと制裁しちゃうよ?

 

セルビア:黙れ関係ない奴らが出しゃばるな!独立過激派はテロリストだ!

 

米国・NATO: (´・ω・)⊃ トマホークミサイル

 

ベオグラード及び旧ユーゴスラヴィアのセルビア側拠点は米国・NATOにより空爆されまくりました。

当時のマスメディアでは、完全にセルビアが悪役に仕立て上げられていましたね。

 

結果今も強い怨恨が残されました。

ALBANIAN WAR CRIMINALSとは、アルバニア人過激派 = UCK = コソボ解放軍のこと。

 

国際社会は何故奴らをかばうのか・・・?

 

 

そういえばつい先日、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争当時クロアチア人組織の指揮官だった人間が、私は戦争犯罪人ではない!!という言葉を残して国際戦犯法廷にて服毒自殺をするという衝撃的なニュースが飛び込んできました。

→ BBCニュース

 

戦争は偉い人が大義名分をぶつけ合って始まるもの。

お互い言い分はあるけど、罪のない一般人がたくさん犠牲になる。

そして民族間の対立が煽られると、複雑化・泥沼化。

止まらない殺し合い。

 

でも綺麗ごとじゃ解決しないのも戦争。

賛否両論ありますが、ユーゴ紛争も、国際社会の強制的な(軍事的な)介入が無ければ収束しなかっただろうと思います。

 

 

と、話が逸れましたが、以下、今回の記事のメインは移動情報です。

 

 

移動情報まとめ

移動手段:バン

出発地:セルビア・ベオグラード(GEAツアー)

目的地:ルーマニア・ティミショアラ(Freeborn Hostel)

料金:12ユーロ

所要時間:5時間(9:00発–現地14:00着)

 

移動の様子

2017年8月現在、ベオグラードからルーマニア側へは、ツアー会社が運営しているミニバスか、鉄道を乗り継いで行く方法があると聞きました。

鉄道は面倒そうだったので、ミニバスの値段が高く無ければ僕はそっちで行こうと思いました。

で、そのミニバスを運行しているツアー会社がGEA Toursという会社です。

 

GEA Toursのオフィスの場所。

 

maps.meだとこんな感じ。

頑張ればバスターミナルや鉄道駅からも歩いていけます。

住宅街みたいなところにありました。

 

外に看板も出ているので、見つけられると思います。

で、ビルの中に入り・・・

 

上のフロアに上がると入口。

営業時間中はドアは開いているので中に入りましょう。

 

外からだと分かりにくいですが、普通にツアー会社のオフィスでした。

 

ティミショアラに行きたいんだけど・・・

 

って言うとみんな丁寧に対応してくれました。

コーヒーもくれるし。

セルビア人は人懐っこい、面倒見が良い人が多い印象です。

ぶっちゃけ、旧ユーゴ圏の中では個人的に一番好き。

値段もそれほど高くなかったのでここのバスでルーマニアinすることにしました。

 

出発日前日に予約をしておき、翌朝9:00にオフィスにやって来ました。

このバンで向かうらしいです。

ちなみに、現地SIMカードの電話番号、もしくはホテルの電話番号を言っておけば、宿泊場所までピックアップしに来てくれます。

僕は不安だったのでオフィスまで直接行きましたが、荷物持っての移動はけっこう大変だったので迎えに来てもらうことをおすすめします。

 

出発後は他のお客さんをピックアップしながらルーマニア方面へ向かいます。

僕は助手席だったのですが、ドライバーがいい奴で、いろいろ気を使ってくれたり、セルビアのことを教えてくれたりと楽しい道中になりました。

 

しかし、彼が僕のパスポートにコソボのスタンプを発見すると、

 

Oh…Fu××in Kosovo…

 

と呟いたのを見て、やっぱりコソボの話はタブーなんだと実感。

(別にその後険悪にはならなかったですが。)

 

そして、お昼前にガソリンスタンドでランチ休憩をしてから国境到着。

ルーマニアのティミショアラに着いたのは14:00くらい。

ティミショアラでは、自分が泊まる宿まで連れて行ってくれますので、事前に住所を調べておきましょう。