無事、2週間のエベレスト・トレッキングから帰還しました。

いろいろあって心身ボロボロです。(前回までの記事参照)

 

僕は、

さあて、次はどこ行こうか!?

なんて気分にはまったくなる訳もなく、この際ひたすらカトマンズでプチ沈没してみることにしました。

ちなみに、旅人が何もせず、一箇所にひたすらダラダラ居座り続けることを俗に”沈没”と呼びます。

そんでカトマンズのツーリスト街タメル地区には、旅人が沈没できる条件が全て揃っています。

安宿、美味い料理、ちょっと歩けば何でも手に入る便利さ、温厚な人々、穏やかな気候、etc・・・

 

今回はそんなベスト・オブ・沈没シティであるカトマンズ・タメル地区のおすすめのお店なんかをちょっと紹介します。

 

 

 

安くて手頃な宿

タメル地区には1泊300ルピー(約326円)くらいから泊まれる宿がたくさんあります。

宿探しには困らない。

また、基本的に宿には旅行代理店が併設されており、トレッキングや近郊へのツアーなんかを手軽に申し込むことができます。

ちなみに今回僕が宿泊したのは、カトマンズに来る日本人の大半が知っているであろうTravelers Home。

 

 

最上階にあるドミトリー1泊500ルピー(約753円)は日本人専用、しかも朝食付き、というとんでもない日本人びいきっぷりの宿。

屋上にある共有スペースのバルコニーからは、晴れていればヒマラヤ山脈が見えます。

他にもっと安い宿はありますが、もう移動が面倒なのでずっとここに滞在してました。

居心地は大変良かったです。

(ちなみにドミは隣がキッチンなこともあり黒い虫が出たりしましたが、僕はもだいぶ慣れてるんであまり気にならない。)

 

カトマンズの観光名所、ダルバール広場までは徒歩15分くらい。

 

入場料1,000ルピー(約1,087円)と大変高いですが、伝統的な寺院は一見の価値はあるかも。

 

インドを思い出すけど何かちょっと違う。

ネパールには可愛らしさがある。

 

”生き神”といわれるクマリの少女もここにいます。

ガイドが声をかけるとここの窓から一瞬だけ、ツーンとしたご尊顔を覗かせてくれます。

撮影は絶対N.G.

カメラ出してるとすごい怒られるので注意。

 

豊富な日本食

タメル地区には日本人が開いた日本食屋がたくさんあります。

そして他の国と異なるのは、ずばり安くて美味しいところ。

味付けはほぼ日本のものであるのにも関わらず、お手頃な価格で楽しめます。

 

ここは鉄板でしょう。

 

場所はちょっと路地に入ったところにあります。

 

席は屋外。

 

定番のカツ丼定食: 300ルピー(約326円)

この価格でこの量。

 

こちらは天丼定食: 350ルピー(約380円)

 

まるでエベレストのようにそそり立つ天ぷら。

 

僕はヒマラヤから帰ってきた後、まずはここに向かいました。

カツ丼を食べたときにはそりゃあ涙が出ましたよ。

登山の疲労を癒してくれたお店です。

 

ちなみにオーナーの日本人の方は、現在旅に出ているという噂を聞きましたが、どうなんでしょうか・・・

 

ロータス

ここは日本風カレーライスが食べられるお店。

 

 

 

ちょっと分かりづらい路地から建物の2階へ上がると入口があります。

昭和の喫茶店のような雰囲気。

 

人気のカツカレーのほか、野菜カレーやナポリタンなんかもあります。

添えられてくる生野菜のサラダが、CoCo壱を思い出させてくれます。

 

大盛りステーキハウス

タメルにはステーキ屋も多いです。

僕もヒマラヤで肉不足に陥ったため、宿近くのステーキハウスに飛び込んでみました。

 

Mountain Stake House

がっつり肉を食いたい人におすすめです。

 

 

この看板が目印。

入って2階が席になっています。

 

ビーフステーキと大盛りライス。

フルサイズのステーキは巨大な肉塊が3つと、野菜、フライドポテトが盛って出てきます。

超美味い!

美味いけど、これは一人じゃ食えない・・・

 

量が半端ないので平均的な日本人にはハーフサイズがちょうど良いかもしれません。

 

オススメのダルバート屋

ネパールといえば名物ダルバート。

カレー、スープ、野菜などにご飯が盛り付けられてきて、おかわり自由なのが嬉しいです。

そして美味い。

ダルバートが食べられるお店はいたるところにありますが、僕のおすすめはこちらです。

 

THAKALI KHANA

ダルバートが死ぬほど食える店です。

 

タメルから20分くらい歩いたはずれにあります。

旅仲間に教えてもらいました。

 

ダルバートのチキンがが200ルピー(約217円)、マトンが220ルピー(約239円)。

ここのオーナーさんは日本で働いていたことがあるらしく、日本語がやたら流暢。

 

最初はこんな感じで普通に出てきますが・・・

食べている途中、オーナーさんが近寄ってきて、

 

日本人ならもっと食べますよね?ね?

とか言ってガンガンおかわりをよそってきます。

 

これが

 

こんな風に!

 

最初の状態より多くなってるじゃないですか!!

流石に食べきれなかったです。

 

 

カフェでネットサーフィン

極め付けはこれ。

無料Wi-Fiが使えるカフェでダラダラとネット。

疲れているときにはこれが一番です。

思考停止できます。

 

なお、ネパールのネット環境はあんまり良くはありません。

Wi-Fiは飛んではいますが、だいたい遅いです。

加えて計画停電というものがあり、しょっちゅう電気が落ちます。

 

Travellers Cafe

そんな中、僕がおすすめするのはこちらのカフェです。

 

お洒落で居心地が良く、Wi-Fi速度は速いし、停電することもほぼ無かったです。

1週間の間、ブログ書いたりするために4回通いました。

 

1階は主にレストランになっています。

おすすめは2階のカフェスペース。

 

ここでコーヒー1杯をオーダーし、居座ります。

一応、屋外みたいになっているので喫煙も可能です。

 

なんと充電プラグ付き!

長時間の作業をする方には非常に便利です。

 

お酒とか

ネパールでは、インドであれだけ入手に苦労した酒類がそこら中で売られています。

そんなに安くはないですが、気軽に飲めるのが良いところ。

 

個人的なお気に入りはエベレストという地ビール。

これを売店で買って毎日のように宿の屋上で飲んでました。

 

欧米人がカッコウ良く巻きタバコを吸っているのに憧れて僕も始めてみました。

 

自分で量が調整できる上、巻くのが大変で面倒なので結果、節約になる気がする。

ちなみに巻くの全然慣れません。

 

 

 

そんな感じの居心地最高のカトマンズ・タメル地区。

そういえばあの深夜特急のTV版でも、カトマンズで大沢たかおさんが沈没している様子が撮影されてましたね。

 

これはアサン地区のようですが、似たようなものです。

マジで要注意スポットだと思います。

誰でも油断すると、こんな状態になります。

 

僕なんかトレッキング疲れに加え、日本に帰ろうか悩んでいたこともあり、ネパール残りの滞在期間中、一切何もせずダラダラと1週間タメルに居座ってしまいました。

ちなみにご参考までにある日のタメルでの1日。

 

<ある日の行動パターン>

8:30: 起床してシャワーを浴びる

9:00: 宿の屋上で朝飯

午前中: 宿の屋上でタバコ巻きながらネット

12:00: 絆へ行ってカツ丼食べる

13:00: タメル地区のお店を覗いてふらふら

14:00: カフェでネットサーフィンしたりブログを書く

夕方: 宿に戻って休憩(一体何の休憩だ?笑)

19:00: 食堂でダルバート食べたりサンドウィッチを宿にテイクアウトして晩ご飯

20:00: 買ってきたビールを宿の屋上で飲みながらネット

24:00: 就寝

 

 

廃人ですね。

本当に何もしてない。笑

 

事前に出国の航空券買っていなかったらいつまでいたか分かりません。

 

 

さあ、そんな感じでネパールを出て、次回はいったんタイに戻ります。

出発からかれこれアジアに半年くらいいますが、まだもう少し続きます。