こんにちは。
リアルタイムでは既に帰国してしまいましたが、ブログ再開です。
今回は、ヨルダンからキングフセインブリッジを通ってイスラエルとを往復した話のまとめ記事です。
目次
1.はじめに
中東紛争の大きな火種となっているイスラエル。
入国が難しいのかと思えばそうでもなく、日本人はビザ免除だし条件を満たしていれば普通に入ることができます。
聖地エルサレムは世界的な観光地でもあり、世界中から巡礼者が訪れますしね。
ただし問題なのが、イスラエルへの入国歴があると、紛争を抱えているアラブ諸国への入国が難しくなってしまう点。
この点を回避するために従来は、イミグレーションでノースタンプを主張して別紙にスタンプを押してもらうことが重要だったのですが、最近ではほぼ全ての国境でスタンプは押されないような仕組みになっているようです。
(ただし運が悪かったのか押されている人もいたので念のため国境通過時に確認しましょう。)
また、長期旅行者がよく行くイランなどへの訪問歴があるとほぼ確実に別室行きになるようなので注意してください。
質問にきちんと答えられることができれば最終的には通過できると思いますが。
<イスラエルへの主な入国ルート>
旅行者が使うのはだいたいこの辺のポイント。
さて、今回、僕はヨルダンからイスラエルへ向かう際、最もメジャーだと思われるキングフセインブリッジ(イスラエル側ではアレンビー橋と呼んでいる)の国境を通って行ってみましたので、その際の情報をまとめます。
なおこの国境は、本来はアラブ人向けのもので、非公式の国境であり、ヨルダン側からここを抜けてもヨルダンからは出国していないことになります。
もしヨルダンへ戻る場合には、滞在期限に注意してください。
2.アンマンからJETTバスでキングフセインブリッジへ
アンマンから手っ取り早くキングフセインブリッジへ向かう方法はJETTバスを使う方法です。
↓JETTバス関連の参考情報
ヨルダンからイスラエルへ観光しに行くツーリストの大半はこれを使っているっぽいです。
アンマン → キングフセインブリッジまでのバスチケット: 10JD(約1,494円)
出発は朝7:00のみなので注意してください。
8:00頃には国境に到着しました。
3.ヨルダン出国
<ヨルダン出国の流れ>
- パスポートを預ける。
- 出国税10JD(約1,494円)支払い。
- 国境を通過するバスに乗り込む。
- バス内でパスポート返却。
混み合っていますが、外国人は優先的に処理してくれました。
パスポートに出国スタンプは押されず、こんなものがもらえます。
また、JETTバス利用者は、チケットを捨てずに取っておいてください。
これを持っていると、国境通過用のバスにそのまま乗れます。
チケットがない場合、1.5JD(約224円)必要でした。
国境通過用のバス。
4.イスラエル入国
9:00頃にはイスラエル側のイミグレへ到着しました。
<イスラエル入国の流れ>
- 受付でシールをもらう。
- 荷物チェック。
- イミグレで入国カードをもらう。
- 特に問題なければ入国。
最初の受付でこんなシールが貼られますが、これが粘着力が強くなかなかはがれません。
パスポートにカバー付けといた方がいいです。
イミグレでの質問はこんな感じでした。
- どこに行くのか? → エルサレム
- 滞在期間 → 3日
- 宿泊場所 → 予約してたゲストハウスの名前を答える
- イスラエルの後はヨルダンに戻るのか? → うん
入国審査が厳しいとの噂でしたが一瞬でした。
アラブ諸国への入国歴がなく、普通に英語で受け答えができれば問題ないようです。
ちょっとした注意としては、エルサレムの本来の発音は、「ジュルェサレム(Jerusalem)」です。
日本っぽく「エルサレム」って言っても通じません。
僕は忘れてて何回か「はっ?何言ってんだお前。」って言われました。
入国スタンプの代わりにこんなカードをもらえます。
9:00にイスラエル側の国境へ到着して、入国したのは10:20でした。
予想していたほど時間はかからなかったです。
といっても結構並びますが、このイミグレでは親切なことに無料Wi-Fiが飛んでいたので余裕で時間つぶせました。
5.キングセイン(アレンビー)ブリッジからエルサレムへ
イミグレオフィスを出て右側へ進んでいき、建物を回り込むとタクシー乗り場があります。
こんな乗り合いバスがエルサレム旧市街へ出ています。
国境 → エルサレム旧市街までの乗り合いバスチケット: 10JD(約1,494円)
イスラエルの通貨だと47シェケルです。
同じく1,500円くらい。
国境からエルサレム旧市街まではだいたい1時間くらいです。
6.エルサレムからキングフセイン(アレンビー)ブリッジへ行く場合
国境からエルサレムへ来る場合、逆にエルサレムから国境へ向かう場合、ここが乗り合いバスの発着場所になります。
旧市街地のダマスカス門から歩いてすぐのところ。
maps.meにはTo go to Jordanって書かれた場所もありますがよく分かりません。
このGOLDEN WALLS HOTELってとこが目印です。
中庭へ続く門をくぐります。
中にこんなバス会社のオフィスがあります。
チケットはここで買えます。
帰りのバスはこの超狭い中庭から出発します。
なお、エルサレムから国境へ向かう際、パレスチナ自治区のエリアを通るのですが、そこの検問でパスポートチェックがあり、入国カードを回収されました。
7.イスラエルからヨルダンへ出国
帰りも、来たときと同じような手続を踏みますが、まず最初にイスラエルの出国税を支払います。
これが179シェケル(約5,486円)とバカ高かったです。
たぶん今頃更に値上がりしているのでは?
そしてイミグレでは特に質問は無く、入国より更にあっけないものでした。
ここで、念のため入国カードを回収されたので持っていない旨を伝えると、
新しいものが発行されるから大丈夫よ。
とのこと。
こんな出国用のカードが新たに発行されるんですね。
ヨルダン側では、行きと異なりJETTバスで来ていないので国境通過用バスでは普通にお金(1.5JD)を払いました。
ヨルダンから来る際には小銭をきちんと残しておいた方がいいですね。
また、入国した後、アンマンへ向かうバスを探したんですが、発見できませんでした。
(噂では朝しかないとか?)
というわけでたまたまいた他のツーリストとタクシーをシェアして1台20JD(約2,989円)でした。
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