いよいよインドを脱出します!

約1週間過ごしたバラナシともお別れ。

仲良くなった友人や現地のインド人もたくさんいるので名残惜しいですが、先を急ぎます。

 

 

アジアではトゥトゥクに無茶な乗り方する人が多いですが、インドのオートリクシャーは別格ですね。

さすがにそんな乗れないだろうと思われるレベル(10人くらい)が平気で乗り込んでます。

 

バラナシ・ジャンクション駅

 

事前に列車が遅延しているのは分かってて遅めに宿を出たんですが、駅に到着して再度確認すると、さらに遅延が酷くなってる。

仕方ないのでその辺に座って待ちます。

 

おっと、牛が!

バラナシは本当に牛が多い。

駅周辺にもうじゃうじゃいて、列車待ちしてる人の荷物を食べようとしてました。

たまに怒ったインド人のおばちゃんが棒でバシバシ叩いてたり。

もはや神聖な動物なのかよく分かりません・・・

 

僕の周りにも牛達が集まり始めたので駅構内のホームに逃げることに。

 

駅のホームにもいんのかよ。

バラナシではここまで牛が入って来ちゃうんですねえ。

その後、近くにいた頭のおかしい感じの男の人が威嚇しながら牛を追いかけていってどっか消えました・・・

 

無事列車が来たので乗り込みます。

結局10時間遅れでした。

でもインドじゃ普通です。

せかせかした日本じゃ考えられないことですね。

 

インド最後の試練

深夜で疲れてたので、列車に乗り込んで速攻で眠りにつきました。

インドの寝台に乗るのもこれがたぶん最後です。

次のコルカタは最後の街になってしまい、そこからバングラデシュに抜ける予定なので。

最初は汚っ!狭っ!と思ったスリーパークラスも、10回以上乗ってずいぶん慣れ親しみました。

今やインドで最も落ち着いて寝られる場所の一つかもしれません。

この日もぐっすり安眠です。

 

 

・・・ファッッ!?

 

翌朝、僕は物凄い腹痛を感じて目を覚ましました。

体が重い。

だるくて熱もあるっぽい。

 

ヤバイ、ついに来てしまった・・・

しかもこんなタイミング(長距離移動中)で・・・

 

僕は2か月近くインドを旅してきて、一度もお腹を壊さなかったのですが、その蓄積が最後に一気にきたようです。

時間を見て地図アプリで現在地を確認すると、コルカタまではまだあと2時間くらいはかかる位置。

これは我慢できないし、我慢しようもんなら命の危険がある腹の痛さだ・・・

しかしここはインドの長距離列車。

まさかあのトイレで・・・?

 

 

〜ここから汚い話〜

 

インドの列車のトイレは汚いです。

あえて写真は載せませんが、いわゆる排泄物を線路に垂れ流しにするつくりで、穴が開いてるだけです。

便器の穴から普通に線路が見えます。

で、他にはその便器を流したりお尻をふくために少し水が出るようになっているだけ。

地面は水でビチャビチャになってます。

 

正直、ここで大きい方をすることだけは避けたかった・・・

でももうどうしようもない。

たぶん凄い下痢だし。

 

覚悟を決めた僕は、トイレットペーパーを持ってふらつきながら列車のトイレに向かいました。

そして衣類を汚さないように、まずズボンとパンツを脱いで、壁にあったフックにひっかけます。

下半身だけ裸という悲惨でかつ変態な状況。

そしてシャツの裾をまくり縛ります。

・・・よしイケる・!

 

 

 

〜数分後〜

 

・・・間一髪、助かった・・・

 

そこには大きな壁を乗り越え無事地獄から生還し、誇らしげな顔をした自分がいました。

熱や腹痛はまだ続いているものの、だいぶ楽になった感じ。

 

 

 

大丈夫だ、落ち着け。

このコンディションを継続させたまま、スムーズに宿まで行くんだ。

でも会話もろれつが回らない感じだし、リクシャーやタクシーと交渉するのもかなり億劫。

面倒なドライバーと口喧嘩にでもなったら、力が入って最悪漏らしてしまうリスクだってある。

 

こんなときは・・・

 

そうだ、アレを使おう!

 

 

インドの都市部ではUberが結構使える

タクシーをスムーズに、スマートに使いたいとき。

今はUberというとても便利な配車サービスがあります。

使い方はとても簡単で、アプリをインストールして、簡単な個人情報を登録するのみ。

クレジットカードでタクシー料金を支払いたい場合はカード情報も登録できます。

そしてタクシーを呼びたいときにアプリを起動します。

 

まずはマップで乗車場所と目的地を設定。

Google Mapと連動しているので、場所の検索も簡単に行うことができます。

 

 

あとは付近にいるUberドライバーがそれを検知すると見積もりが提示されます。

料金的に納得できるものであれば、ここで配車を依頼。

アプリ上に依頼した車のナンバーとドライバーの情報が表示されるので、近くまで来たらそれで特定できます。

たいていは、ドライバーの方から電話をかけてきてくれます。

インドの場合は、個人の乗用車でUberをやってるドライバーが基本。

車体にUberって書かれてる場合もあります。

 

乗車してお互いの名前と目的地、料金などを再度確認し、あとはドライバーがアプリをスタートさせて出発。

目的地についた後は、最初に提示した見積もりの額を現金かクレジットカードで支払います。

更にクレジットカードの場合、Uber側が決済を仲介してくれるのでとても安心です。

降車後は、ドライバーの評価(星5段階)依頼と、メールで領収証が送信されてきます。

 

条件として、現地SIMカードを購入していつでも通信できるようにしておくという点はありますが、このように、Uberを使うと面倒な料金交渉や目的地の指定などがアプリ上で全て完結できてしまうので、移動がとてもスムーズになります。

元気がある人は、オートリクシャー捕まえて交渉した方が安く済むかもしれませんが、快適に移動したい人にとってはおすすめです。

外国人だからといって変にぼったくられることも無いですし。

僕はニューデリーとコルカタでUberを使ってみましたが、両方ともエアコンが効いた綺麗な乗用車で、まるで送迎サービスを受けているかのように移動ができました。

 

このときは、とにかく早く、スムーズに宿まで行って欲しかったので、Uber助かりました。

 

 

 

そんなこんなでサンタナ・コルカタに到着。

古い建物で若干汚いですが、まあ許容範囲だし、居心地は良い宿です。

 

おお、今夜のディナーはチキンしょうが焼きですと!?

即刻オーダー。

 

一緒に出てきた味噌汁も美味しい。

 

インドで体調壊したときは、本当にカレーとか食べる気が無くなります。

なのでサンタナのような日本人宿で、弱っているときに日本食つくってくれるのは本当助かります。

まあ、結局この後コルカタで3日間ほど動けない状態で寝込むことになるのですが・・・

 

 

 

さて、Uberの記事を書こうと思ったら何故か汚い話になってしまって大変申し訳ありません。

要するに、Uber使うといろんな煩わしさが無くなって、たとえ腹壊しててもスムーズに移動できるよ!って言いたいだけでございました。

 

あ、あと長かったインド編の記事はあと2つくらいで終わり、バングラデシュの話に移ります。