インドの旅もそろそろ後半戦です。

ブージで塩砂漠ホワイトランを満喫した後は、少し北上して砂漠の国ラージャスターン州のジャイサルメールへ。

鉄道だと直通は無く、アーメダバード辺りで乗り換えが必要なのでここでも寝台バスを使いました。

ブージのバスターミナル周辺にあるバス会社のうち、2〜3社ほどジャイサルメール行きのバスチケットを取り扱っていました。

 

ブージ→ジャイサルメール行きの寝台バス: 700ルピー(約1,199円)

 

バスで仲良くなったジャシン君18歳。

彼は家族でブージからバーメードというジャイサルメール一歩手前の街まで行くそう。

世界中旅している外国人ツーリストに憧れているらしく、僕に相当興味を持ったのか乗車中ずっと話しかけてきてくれ、いろいろ気使ってくれました。

更に、途中の休憩スポットで彼のお母さんがつくってきたカレーとチャパティをご馳走までしてくれた。

本当は海外で他人に食事をもらうのは気をつけなきゃいけないんだけど、ケースバイケースですね。

いい人は本当に親切です。

ご好意に甘えさせていただきました。

めっちゃ美味かったですこのカレー。

 

 

バスは17:00にブージを出発して、翌朝7:00頃にジャイサルメールに到着。

 

<現在地はここ>

ジャイサルメール(Jaisalamer)

気温:最高28〜33℃ 最低12〜14℃(2017年2月)

砂漠なので朝晩は寒いです。

逆に昼間は日差しが超強く、風で砂まみれ。

 

砂漠の国

ジャイサルメールは、ラージャスターン州に広がる砂漠地帯のど真ん中にあります。

古くはパキスタン方面との交易の中継地点として栄えたとか。

 

ザ・砂漠の都市って感じです。

僕はこういうエジプトやアラブっぽい街並み凄い好きなんですよ。

ジャイサルメールは中心の丘の上にお城があって、周囲を囲むように黄色くなったレンガ造りの家が立ち並んでいます。

通称ゴールデンシティとも呼ばれたりするとか。

土産物屋のカラフルな色彩とのコントラストが美しいです。

 

それでは中心にあるフォート(城)の方に行ってみましょう!

博物館とか除けば無料で入れます。

 

城壁内部も街になっていて、普通に人が住んでます。

 

狭い路地にゲストハウスやカフェ、レストランなどが密集してます。

 

お!?って感じで何となく写真を撮りたくなってしまう風情がある街並みです。

 

ビューポイントからの景色。

場内にはビューポイントをうたっているカフェやレストランが無数にありますが、ここは普通に無料で入れるところ。

城壁の上に登って撮影してますが、結構デンジャラス。

たまに下を歩いてる人から手を振られます。

 

ここにはカフェがあって子供が働いてます。

コーヒー飲む?

水買う?

要らないな〜

じゃあ俺を撮れ!

って言われて撮影した写真。

 

ジャイサルメールではカメラ持って歩いてるとよく写真撮影を要求されますが、別にお金とかは要求されなかったです。

デリーとかと違って平和ですね。

でもいざカメラ向けると何でインド人は真顔になるんだ?

 

ここは街の北川にあるビューポイント。

城壁に登って外を眺めるとフォートが見えなくなっちゃうからね。

 

ジャイサルメールの街の全景はこんな感じです。

風がめっちゃ強いですがかなりおすすめの場所。

 

ホテルトーキョーパレス

泊まったのは、これまた超有名な宿。

 

その名もトーキョーパレス。

日本人宿では無いんですが、日本人の奥さんを持つインド人のオーナーさんが東京でボンベイパレスというカレー屋を経営されてます。

東京にあるのにボンベイパレス、インドにあるのにトーキョーパレス。

 

トーキョーパレスの場所

 

ここの何がいいかっていうと、その圧倒的な快適さとコストパフォーマンスの高さです。

建物は高級ホテルのように豪華なんですが、何故かドミトリーがあって安く泊まれる。

 

ドミトリーはオンシーズンでも破格の200ルピー(約342円)!

6人部屋で男女別。

ドミに泊まってる人は基本的にみんな日本人だったりします。

ただ地下にあるのでWi-Fi届かないですが。

 

まさかのプール付き。

トイレ・バスも綺麗でホットシャワーも出ます。

 

そしてお気に入りは屋上のレストラン。

ここのソファーで寝っ転がって景色を眺めるのが最高。

 

屋上からフォートがよく見えるんです。

なんて贅沢な・・・

 

夜はライトアップされちゃってます。

ビールを買ってきてこの屋上でフォートを眺めながらみんなで飲んだりするのが凄く気持ちよかった。

 

スタッフの人もみんな親切。

無料で駅まで送迎もしてくれます。

このクオリティで1泊300円台ってのは、インドじゃなかなかあり得ないです。

また、日本人女性の方がボランティアスタッフで来ており、頼めば味噌汁とか日本食をつくってくれました。

先に鉄道のチケット買っちゃったから2泊しかしなかったけど、本当は1週間くらいいたかった。

 

ただ、宿で手配しているキャメルサファリツアーを熱心に勧誘されます。

(断ると対応が雑になるとかって噂も。)

でも参加してない人も結構いたので、個人的にはそんなに気にしなくても良いんじゃないかと思います。

 

 

一応キャメルサファリも参加

宿で仲良くなった人がみんな行くというので、僕も完全に流されて申し込みました。

 

キャメルサファリ半日ツアー: 1,300ルピー(約2,228円)

 

1泊ツアーの人のが多かったですが、僕はモンゴルでもラクダ乗ったし砂漠みたいなとこに4泊くらいしたので今回は半日でいいやということに。

まあ、こんくらいの金額だったらね。

 

<半日ツアーの流れ>

15:00にジープで出発→砂丘でラクダ乗る→夕日鑑賞→ディナー→キャンプファイアー→22:00にジープでホテル帰着

 

ちなみに、参考までに1泊 2日ツアーの場合は砂漠に布団敷いて寝るだけで1,700ルピー(約2,913円)、テント泊で2,000ルピー(約3,427円)。

相場よりちょっと高めなんでしょうかね。

トーキョーパレスに限らずジャイサルメールの宿はツアーで結構稼いでると思います。

 

また、他にも砂漠の民の村に行って泊まったりとか、もっとガチなサファリツアーもあります。

 

宿から1時間くらいで砂丘の入口に到着。

確かサム砂丘っていう有名なところ。

 

モンゴルに続き2回目のラクダさんです。

そういえなモンゴルのラクダはふたこぶなんですよね。

そしてもうちょっと大きかった気がします。

 

相変わらずめっちゃ揺れるラクダに乗って1時間、砂ばっかりのエリアに到達。

風でつくられた模様が綺麗です。

 

雪が積もったときみたいに、何だか足跡をつけるのがもったいない気がします。

 

写真ではうまい具合にサラサラした砂ばっかりの風景が撮れてますが、ここの砂丘はそんなに大きくなく、ちょっと離れるとちょこちょこ草が生えた普通の荒地っぽい感じになります。

 

ガイドから、

夕日が沈むまでこの辺にいて、そして沈んだらあっちの草むらの方に来て!

飯つくってるから。

と言われ砂丘の上で待機。

結構自由なツアーですね。

 

周囲はだだっ広い何もない砂漠地帯のはずなんですか、何故か、よく冷えたジュースやビールを売り歩いている行商人や、一眼レフを持ったカメラマン演奏しながらダンスを踊ってチップを要求してくるインド人家族、などのキャラクターが次から次へと現れました。

インドなのでこんな場所でも油断できません。

 

ようやくサンセット。

 

砂漠とラクダの組み合わせって凄い絵になりますね。

 

キャンプファイアーっていうとかっこいいですが、単なる焚き火です。

途中で木の枝が無くなってめっちゃ寒くなりました。

日中は暑いですが、防寒着は必ず持参しましょう!

 

そんでキャメルサファリに行って一番思い出に残ったことは、満天の星空。

周囲に明かりが無く、空がめちゃ晴れるので、それはそれは物凄い数の星が見えます。

どれが星座なのかとか分からないくらいで、肉眼で星雲を見ることもできるとか。

三脚持って来なかったことを超後悔しました。

あの星空見るだけでもキャメルサファリ行く価値がある気がします。