沈没しかけたハンピを後にし、インドを更に北上して行きます。

目指すはゴアビーチ。

昔から、欧米のヒッピー(死語)達の聖地とか言われてるとこ。

タトゥーだらけでマイティ・ソーみたいな風貌したヨーロピアンが、上半身裸でマリフ○ナ吸いながらバイクを乗り回してる。

そんな僕の勝手なイメージ。

ビーチでは毎晩のようにトランスミュージックを流してパーティーが開かれるとか。

 

そんなイカれちゃってる場所に僕が行く理由は、

です。

 

インドではお酒は手に入りにくい。

街中に隠れ家みたいにある酒屋かバーレストランに行ってこっそり飲まなきゃいけないし、そもそも州によっては税金がバカ高かったりする。

したがって東南アジアみたいに自由に酒飲み回ることは難しく、お酒好きな人はなんだかんだ我慢を強いられます。

 

一方、ゴアでは酒税が免除されていて、酒が格安で手に入ります。

また、基本観光客向けにつくられたリゾートなので、そこらじゅうで酒が売られていて、昼間っから飲んだくれることができる。

 

バックパッカーの基本は

食えるときに食っとけ

飲めるときに飲んどけ

です。

 

僕はゴアには、本当に、純粋に酒を飲むために行くのです。

 

ただそれだけ。

 

 

そんな感じで居心地の良かったハッピー・ハンピ村ともお別れ。

みんなに見送ってもらいながら夜行バスに乗り込みます。

チケットはカラヤンゲストハウスのオーナーのマースさんに手配してもらいました。

 

ハンピ→ゴア(パナジ)行きの寝台バス︰ 730ルピー(約1,233円)

 

ハンピ村内にある他のツアーデスクだと800ルピーくらいだったので割安かもしれないです。

だいぶ乗り慣れてきた寝台バス。

揺れは酷いですが、速攻で眠れます。

 

ゴアのだいたいの地図

 

別の州、都市からゴアに来ると、たいていパナジマプサのどちらかの街に到着すると思います。

ここがゴアの玄関口。

ビーチ方面に行くバスはマプサという街からたくさん出てます。

一方、パナジからビーチに行くには、一度マプサに行ってから乗り継ぐ形になります。

フランシスコザビエル教会などがある歴史地区、オールドゴアに行く場合は、パナジからアクセスできます。

 

んで観光客がよく行くビーチはだいたいこの辺。

 

アンジュナビーチ

古くからある欧米人のビーチリゾート。

元祖ゴアって場所なので安宿やスーパー、レストランなどが充実してます。

 

バガントールビーチ

アンジュナの少し北にあるビーチ。

アンジュナが最近一般化(割と普通の人が来るようになった)したのに対し、ヒッピー的な人達が新たにつくった遊び場だとか。

 

アランブールビーチ

アンジュナやバガントールに比べてビーチが綺麗で、そんなに騒がしくなく、近年リゾート地として非常に人気が高まっているらしい。

ハンピで会ったインド人にもここを強くすすめられました。

 

 

僕は、とりあえずビーチはスリランカで堪能したんで興味なく、トランスパーティーにも興味はなく、安く酒が飲めれば良かったので、バーや酒屋が多そうなアンジュナに行くことに。

 

ハンピを22:00に出発、パナジには6:00頃到着し、ローカルバスを乗り継いでアンジュナビーチのバス停に到着。

 

もう宿は安ければどこでも良かったので、地球の歩き方にも載ってる老舗のマナリーゲストハウスというところに。

運良くシングルが空いたのでチェックイン。

 

しかしこの宿、めちゃめちゃ停電してました!

1日の半分くらいはノーパワーって言ってました。

半額にディスカウントして欲しいわ。

 

まずは一応ビーチに行ってみました。

 

どうせタイのパタヤみたいなとこでしょ。

 

ゴミが散らかり、水も濁ってて、野犬が吠えてるような光景を想像してたんですが、意外と綺麗。

野犬は多いけど。

 

<現在地はここ>

ゴア(Goa)

気温:最高30〜36℃ 最低22℃〜24℃(2017年2月)

インド随一のビーチリゾートです。

年中温暖で蒸し暑い。

今の時期が暑過ぎずハイシーズン。

 

ビーチで盛大に飲んだくれる

ビーチ沿いには昼間っから爆音でトランスをかけるバーレストランが並び、欧米人がくつろいでます。

非インド感がとてつもない。

でも逆に、インドだからこそこういう場所がつくれるのかも。

 

土産物屋にはこんな商品がズラリ。

散歩してると、

日本人?

ハッパ!チョコ!

の連呼。

 

そんなところです。

 

ボブマーリーが神のごとく崇拝されてます。

 

ビールサーバーなんて珍しいものも。

 

というわけでひたすら飲みます。

 

まさしく貪るがごとく!

 

ちなみにレストランで頼むと、たいていキングフィッシャー大瓶(650ml)が100ルピー(約169円)でした。

 

もっと安く買いたい場合には、スーパーに行きます。

アンジュナには有名な、オックスフォードアーケード(Oxford Arcade)という大きめのスーパーがあります。

 

オックスフォードアーケード

場所はこの辺。

アンジュナから北のバガントールへ行く通り沿いにあります。

 

インドの普通の街中ではなかなか見ない雰囲気でしょ。

 

品数はかなり豊富で、生活に必要なものは基本何でも揃います。

 

残念ながらビールは大瓶は売ってなかったですね。

キングフィッシャー中瓶(350ml)が35ルピー(約59円)でした。

ビール以外にもウィスキー、ラム、ワインなど、ひととおりの洋酒が売られています。

これらを観光客が貪るように買っていきます。

 

ここで僕が探してたのは、フェニーというゴアの地酒。

ココナッツとカシューナッツの二種類があり、ゴアでしか手に入らないようです。

 

でもおっきいやつしか無いんだよなあ〜

持ち歩きたいから小さいやつが欲しい。

 

このスーパーの2階には、調理器具なんかも売られてます。

長期滞在する欧米人向けっぽいですね。

 

ここでこいつをゲット!

 

電熱コイル︰ 95ルピー(約160円)

 

水に突っ込んでコンセントに刺すとお湯が湧くという、ご存知魔法的なアイテムのあれです。

これでいつでもコーヒーやお茶を飲むことができます!

 

 

そして・・・

 

あったああ!!

小さい酒屋を何軒か回って、ようやくフェニーの小瓶を見つけました!

50ルピー(約84円)と安いです。

コーラとかで割って飲むことにします。

 

 

オアシスカフェ

アンジュナにはバーレストランがたくさんありますが、おすすめを紹介します。

 

オアシスカフェ(Oasis Cafe)

 

アンジュナのストリートの、ビーチへ出る手前にあります。

ここはビールは勿論、メニューも豊富で、かつやたら美味い。

 

このトマトチーズスパゲティがやばいんです。

値段は120ルピー(約202円)。

しっかり茹でたバスタに、トマトソースを混ぜ、上から贅沢に大量のチーズをかけて焼いてあります。

味がしっかりしていて、ビールとめちゃめちゃあってしまう。

 

そんでこの店のもう一つの特徴が、Wi-Fiが異常に速いこと。

たぶんスタバとかより速いです。

かなり強力で、通りはさんで向かいにあるレストランまで届いてました。

動画も余裕でアップロード可能。

アンジュナでネットに困ったらオアシスカフェに行ってください。

 

 

 

そして・・・

 

 

 

ゴアにいる間、僕は常にベロンベロンでした。

1日の流れはこんな感じ。

 

 

昼前くらいに起きて昨日買っておいたウィスキーを飲み、昼過ぎにはオアシスカフェでスパゲティ食いながらビールを飲む。

そしてWi-Fi使ってネット。

昼食後はビーチに散歩しに行って休憩がてらバーでビールを飲む。

そしてWi-Fi使ってネット。

夕飯はまたオアシスカフェに行ってビリヤニかカレーを食いながらビールを飲む。

そしてWi-Fi使ってネット。

夕食後は酒屋でビールとウィスキーを買って宿で飲みながら眠りにつく。

翌日は昼前くらいに起きて昨日買っておいたウィスキーを飲み・・・

(以下、繰り返し)

 

 

1日の過ごし方として、これはヤバイ。

 

ハッパとかチョコとかには手を出さず、パーティーに行かなくても、十分トランス状態です。

夜、隣の部屋のインド人にパーティー行こうとか誘われたけど、もう意識朦朧状態でうまく返答できなかったし。

 

たぶん

あいつやり過ぎで飛んじゃってるよ。

とか思われてた気がします。

 

 

しかしゴアの雰囲気がそうさせるんでしょうか。

それとも今までインドで我慢していた何かが爆発したのか。

さすがにこんな堕落した生活してたら抜け出せなくなると思い、3日でアンジュナから逃亡することにしました。

ヨーロピアンとかはそういうのを楽しみに来ているのかもしれませんが、僕にはちょっと無理です。

沈没するならハンピみたいなところで健康的に沈没したいです。

 

アンジュナの野犬はみんなその辺でダラダラ昼寝してる。

 

僕もこんな風にならないうちに、ここを抜け出さなくては・・・

 

 

つづく