エチオピア南部周遊後編記事です。

さくっといきます。

 

1日目はカイヤファールのマーケットをうろついた後、バンナ族の村まで行ってムチ打ち+ブルジャンプというカオスな儀式を見てきました。

(バンナ族の村はカイヤファールからちょっと南へ降ったところ。)

2日目はジンカまで行き、でかい皿が唇に入っているという、見た目のインパクトがかなり強くて有名なムルシ族の村まで行きます。

 

ちなみに1日目でガイドしてくれた兄ちゃんがかなり信頼できる人だったので、2日目もお願いすることにしました。

 

ムルシ族1dayツアー(カイヤファール〜ジンカ送迎付き): 一人40USD

 

 

商業感満載なムルシ族の村

2晩テント張らせてもらったカイヤファールの食堂ともお別れです。

ガイドが迎えに来たので4WDに乗り込みます。

そっからお馴染みのめちゃくちゃな道をしばらく進むこと1時間この辺りでは結構でかい街ジンカへ到着。

宿に荷物を置いて昼ごはんを食べた後、ムルシ族の村へ出発します。

 

中東圏の砂漠っぽい荒野じゃなくて本当に緑が多い山間部です。

のどかなオモバレーの風景凄く好きです。

 

で、かなり高いところまで山を登りいよいよムルシ族の村へ到着。

(ちなみにここまでの道中で既にちょこちょこムルシ族っぽい人を見かけました。)

到着すると、ツーリストがやって来たぞーというばかりに子供や若者が寄ってきてます。

そんで写真撮影しろ!とかなり強引に要求してきます。笑

ここでもやっぱり撮影1回1人辺り5ブルくらい要求されるので小銭の用意が必要です。

ここムルシの人々は写真撮影には特に厳しいとのこと。

 

こんにちはー

さっそく個性的な装飾で着飾ったムルシの方々が手招きして歓迎してくれます。

いやいや、ばあちゃん、これは怖過ぎだよ。

 

でかいピアスをぶら下げ、穴を開けた下唇にまたさらにどでかい皿をはめ込んでいるのがムルシ族の伝統的な装飾らしい。

 

骨やら果物やらなんでもアクセサリーにしているんですね。

でもこれって本当なんだろうか。

昔はしてたかもしれないけど最近は観光客ウケを狙ってわざと奇抜にしているだけなんじゃないか・・・?

 

でも子供はカワイイです。

 

ソルジャーのみなさん。

この辺は山賊が出たり、割と治安が悪いので、こういう自警団的なものが許されているそうです。

言えばライフル持たせてもらって一緒に写真も撮ってくれました。

 

いやあ、しかしこの村、本当に疲れます。

とにかく写真撮影とチップの嵐。

用意してきた小銭が一気に無くなりました。

ガイドもだんだんと呆れてきたのか?俺に任せろ!とか言って僕らのスマホを使い、連写してました。

(僕らがやったらすごい金請求されるはず。)

ファインプレーです。

 

観光客にも責任があるんだろうけど、一種のエンターテインメントとというか、民族ビジネスができあがっちゃっています。

写真撮らせるだけで外国人からお金もらえるからと、どんどんエスカレートしていってる気もしますね。

本来は、畏敬の念を感じさせるような感じのがいいはずなのに。

物珍しさにホイホイやって来た観光客である僕が言うのはナンセンスでしょうけど・・・

そんな感じで、不自然なテーマパーク感が嫌な人は、この辺はスルーしちゃってもいいかもしれないですね。

結構お金かかりますし。

 

 

ジンカに集う民族対抗リーグ

ムルシの村からジンカに帰還しました。

更に南部の方にある村に行きたい仲間は別れて別行動、僕みたいにもうお腹いっぱいな人はゆっくりジンカの街中を散策することにしました。

 

地図見ると分かりますが、この辺だと結構大きな街です。

学校や病院、レストラン、売店も結構あって久しぶりに充実しています。

 

北の方にあるマーケット。

カイヤファールより遥かに規模が大きいです。

 

すっごい人。

近隣の村からみんな歩いてくるそうです。

編に観光スポット行くよりこういうやっぱり場所が一番楽しいなーと思ってウロウロします。

エチオピア人ウザイとか、せこいとかめちゃめちゃ言ってる旅人がいますが、ローカルな場所行けば普通にほのぼのしてて人懐こい人多いです。

 

洗濯しやすく丈夫なユニフォーム系はめっちゃ売れるそう。

買おうと思いましたが、小さくて結構着れない。

ていうかエチオピア人細い人ばっかなんだよ。

割とゴッツイ人が多いのかと想像して来るとびっくりします。

肌の色は黒いけど、顔つきや体型は中東に近いんだと思います。

(ちなみにケニア以南に入ると一気に人種が変わります。)

 

そんな中、喫茶店みたいなとこに入ってコーヒー飲んでくつろいでいると、今日サッカーの試合があるんだよみたいなことを教えてくれる人が。

確かにmaps.me見るとスタジアムっぽいのがある。

でもこんなにアディアスアベバから離れた街でサッカーチームが試合なんてするんだろうか。

 

入場料: 20ブル(約80円)

 

なんとここジンカのスタジアムでは各部族のサッカーチームのリーグ戦が行われているとのこと。

これはゲキアツ!

この日は確かダサネチとハマルだったかな?

そんでワクワクしながら待っていると、普通のユニフォーム来た、普通な感じの女性達が入場してきて、キックオフ。

なんか民族風な格好してくるのかと思ってましたが、そうじゃないみたいです、残念。

そらそうか。笑

 

で、身体能力とかは高そうなんですが、おそらくちゃんとしたトレーニングをしていないため試合展開はグダグダ。

ゴールキックの後、何故か爆走したFWがオフサイドを取られて逆ギレするなど、小学生でもしねーよ的な展開になってきたので、見てるのも辛くなり開始30ほどでスタジアムを後にしました。

でもここではそんなに娯楽もないためか、結構観客は入っていましたね。

みんな楽しそうでしたよ。

 

その後はジンカでよく行ってたレストランでアボガドスムージーなんぞを飲んでくつろいでいました。

 

ジンカに泊まった後は宿の人に手配してもらった乗り合いバンがピックアップしに来てくれたのでそれに乗りケニアとの国境モヤレ行きのバスが出ているコンソまで行きました。

 

ジンカ → コンソまでの乗り合いバス: 100ブル(約400円)

 

 

という感じで、まあ結構ゆるく楽しめたエチオピア旅でした。

鬼門といわれる南部民族巡りもガイドがかなり頼れる紳士だったのでトラブルに遭うこともほぼなく。

 

まあ、本当に運だと思います。

なお、交通の便はガチで悪いので、本気でいろんな民族の村を周ろうと思ったら10日〜2週間くらい必要になるんじゃないでしょうか?

また、エチオピア民族巡りはUSED KEYのmayumiさんの記事の情報量が圧倒的なので参考にしてみてください。

 

 

つづく