これまた悩む海外旅行保険のお話です。

これが準備費用の中でもトップクラスでお金がかかるのです。

 

世界は想像しているよりも危険が満載です。

怪我や盗難に遭う可能性は日本で生活しているのと比べ遥かに高いです。

海外で病気にかかったりでもしたら、多くの国では高額な治療費を請求されます。

 

 

ちょっと長いくらいの旅であれば、クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分かもしれませんが、世界一周的なことをやろうとしている人の場合、旅行期間は最低でも1年くらいを見ていると思われます。

クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合、一般的に、最大でも旅行開始から3ヵ月間(かつ旅行期間中)しか補償対象期間になりません。

 

また、国民健康保険で対応することも可能ではありますが、海外では建て替え、帰国してから費用(7割負担分)を請求するという形になります。

てか多くの方はそもそも住民票抜くから脱退しますしね。

 

更にワーホリや留学なんかだとそもそもビザ取得時に海外旅行保険への加入が義務付けられたりしています。

 

 

ということで、海外旅行中の無保険状態というのは非常にリスキーなので、何らかのきちんとした海外旅行保険に入る必要が出てきます。

 

実際、結果として保険のお世話にはならなかったという旅人の方も多いみたいですが、世の中何が起こるか分かりません。

ホラーやサスペンス映画とかでも、ふざけたキャラの奴ほど最初に殺られます。

 

世界一周も同様で、世の中をなめている人(自分とか)ほど、真っ先に何らかのトラブルに巻き込まれるはずです。

 

 

保険対象の項目

偉そうなこと言っておきながら僕は保険とか超うといので、まず補償対象項目にどんなものがあるのかよく考えてみました。

主に次のようなものと思われます。

  • 傷害死亡
  • 傷害後遺障害
  • 治療
  • 救援費用
  • 疾病死亡
  • 賠償責任
  • 携行品損害
  • 航空機寄託手荷物
  • 航空機遅延

この中で僕が重要視したのは、「傷害後遺障害」「治療」「救援費用」「携行品損害」です。

だいたいどんな人でもトラブルに遭う可能性があるのは、怪我・病気・事故・盗難と思われますので。

したがいまして、まず前提としてこれらに関連した保険は必須としました。

 

一方で以下の項目については優先度低いかなって感じです。

「傷害死亡」「疫病死亡」

どうせ死んだらサヨナラだし。(笑)

「賠償責任」

他人に損害を与えるようなことがあるのかな〜

と思ったけどレンタカーやバイクを借りようと思っている人は注意かも。

慣れない海外での交通事故なら全然あり得ますよね。

「航空機寄託手荷物」

これは荷物がちゃんと運ばれなかったために到着地で代用品を買わざるを得なくなったときとかの費用を負担してもらえるもの。

でも時間や金額の制限があって、あんまりメリットを感じなかったかな。

「航空機遅延」

バックパッカーごときが遅延くらいでガタガタ言うなって感じですが、予約していたフライトに乗り継ぎできなかったときかその対応にかかった費用を負担してもらえます。

いつも余裕のあるスケジュールでフライトを利用する場合はあんまり重要じゃないかも。

 

保険会社の選定

以下の条件でスクリーニングしました。

  • 長期間の契約プランがあること。
  • 日本語対応の海外サポートデスクが充実。(できれば海外の拠点数も多い。)
  • 1で書いた優先項目の組み合わせがしやすい。

 

結果以下の3社に絞り込まれました。

  1. AIU
  2. 損保ジャパン日本興亜
  3. 東京海上日動

 

1.AIU

最初世界中に拠点があって値段もリーズナブルなAIUいいかなと思ったんですが、どうやら特定の国への入国時にひっかかるようです。

それがキューバ。

キューバ入国の査証時に、海外旅行保険の証明書を提示する必要があるのですが、国交がない米国資本の保険会社のものだとN.G.になるようです。

※でも近年米国との国交正常化が進んでるので、そのうち変わるかもしれませんね!

 

<2018.3追記>

実際にキューバへ行ってみたところ、旅行保険の証明書の提示を求められることはありませんでした。

他の方の事例を聞いても、みんな求められなかったようです。

観光客が急増しているようなので、チェック緩くなったのかもしれませんね。

 

2.損保ジャパン日本興亜

ここはやはり長期旅人の御用達として有名だった金子秀人損害生命保険事務所様が代理店をしているこちらの保険にするしかないかなと思い、金子さんに資料請求をしてみました。

が、以下の理由から断念。

 

(1)思ってたより高い

なんか以前聞いていた話と違って全然高いんですが・・・

<例>

  • 傷害死亡:500万
  • 傷害後遺障害:500万
  • 治療・救援費用:500万
  • 疾病死亡:300万
  • 賠償責任:3,000万
  • 携行品損害:30万
  • 航空機寄託手荷物:10万
  • 航空機遅延:2万
  • 期間:1年

この割安でバランスの良いプランでも、総額208,340円。

ひと昔前だと10万弱くらいじゃなかったっけ?

 

調べたら損保ジャパン日本興亜の保険は、2015年10月に50%ほど値上げされているようです。(というかこれくらいの時期に保険各社が一斉に値上げしています。)

 

(2)1年を超える契約の場合再契約が必要

1度に契約できる期間は1年までで、それ以上契約したい場合、再度損保ジャパン日本興亜の承認を得て再契約手続が必要とのこと。

その際の手続は、日本にいる家族などに代行してもらう必要があります。

この辺りも以前と少しルールが変わったようです。

 

僕は確実に期間1年超えるし、家族に手間取らせたくなかったのでこれはちょっと面倒だな〜と思いました。

 

3.東京海上日動

最後の頼み、ここしかないかなーと思い、いろいろ代理店を調べて見るとなかなかいい感じのプランがありました。

<例>

  • 傷害死亡:300万
  • 傷害後遺障害:800万
  • 治療・救援費用:1,000万
  • 疾病死亡:200万
  • 賠償責任:1,000万
  • 携行品損害:30万
  • 期間:1年

これで総額156,130円。

まあ、現実的な線じゃないでしょうか。

で、2年とかの期間でも一気に契約できます。(金額も上記プランなら30万円弱。)

当然、契約期間満了前に帰国した場合、残期間分の掛け金は返金可能です。

 

流石の日本最大手で海外サポートデスクも充実しているし、うん、ここで決定!

 

ようやく申込

保険は代理店の方がいろいろ融通が利きます。

僕はなかなか印象が良かったアイエヌシー様で申し込みました。

  • サイト上で見積試算可能。
  • 申し込みフォームから申請すればすぐに書類が郵送される。
  • 支払はクレジットカード決済に対応。
  • 細かい旅程表とかは不要で、出発時の航空チケットの添付のみ。
  • 問い合わせのレスポンスもかなりスピーディ。

ちなみに東京海上の海外サポートデスクはこんな感じ。

 

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↑申込書

主たる旅行先は中国、インド、米国とかですかね〜とかメールに書いてたら、「全世界」に修正させていただきますと言われました。

 

「主たる旅行先→全世界」って響き何か超カッコイイですね!笑

 

 

 

以上、僕の場合こんな感じで何とかまとまりましたが、時間に余裕があればいろいろな代理店に問い合わせてみて、自分の希望に合わせて丁寧に対応してもらえるところが一番良いと思います。

 

ちなみにどこの代理店も契約時に出発時の航空チケットとか求められると思いますので、申込は出発の1か月くらい前でいいんじゃないかなーと思います。