唐突に香港の話です。
香港は友人が住んでいたのでかれこれ3回くらい遊びに行ってますが、あんまり手頃な安宿がないんですよね。
そして安宿検索すると必ずあるスポットにぶつかります。
それが重慶大厦(チョンキンマンション)。
重慶大厦といえば、「深夜特急」で有名です。
本来通過するだけだったはずの香港の熱気に魅了されてしまった沢木耕太郎が、かれこれ半年間くらい沈没してしまうところで、安宿が密集しているビルになります。
怪しい雰囲気で、クーロン城が無き今、香港における悪の巣窟だなんて呼ばれています。
僕も昔から一体どんなところなんだと気になっていたので2015年の秋に泊まってみました。
(友人には何でそんなとこ泊まるんだと馬鹿にされましたが・・・)
場所は九龍半島ネイザンロードの南端、尖沙咀駅を出たすぐの通り沿いにあります。
正面
横から
夜
インド人やアフリカ系黒人がたむろしており、何とも怪しい感じですが、宿泊客も多く、いつも欧米旅行者で賑わっています。
グランドフロアー部分はインド人がやってる両替所とインド料理屋がたくさん入っており、つまりインド人だらけです。
というかリトルインディアの状態です。
インドっぽい雰囲気に慣れてる人は怖くないでしょう。
その他にも、化粧品店やマーケットもたくさん入っており、地下部分は大きなショッピングモールなっています。(ナイキやアディダスなどスポーツブランド店が並んでいます。)
エレベータ前
ビルの規模と比較して台数が少なく、常に行列状態になってしまうので大変です。
エレベータ内には監視カメラが設置されており、外からは丸見えになっていますので、防犯対策はされています。
ちなみに、重慶大厦はA~Eの5つのブロックに分かれており、それぞれ別の棟になっていますので、エレベータも別です。
目当てのホテルがどこのブロックなのか事前に確認し、間違えないようにしましょう。
ホテルロビー
各フロアに複数のホテルが入っていますが、受付は全部同じ人がやっていたりします。
このときは、シングルルームを予約したのに、チェックインのときに突然、「シングルは満室だから今日だけドミトリーでお願い、明日移動させてあげる!」とか言われて4人ドミトリーになりました。
ドミトリーの部屋の写真撮るの忘れましたが、2段ベッド×2で相当狭く、上段のベッドに寝ると天井がすぐそこに迫っていました。
もの凄い圧迫感があり、閉所恐怖症の方は耐えられないだろうと思われます。
また、火事とかが起こったら、間違いなく逃げられそうもない構造でした。
シャワーについては、トイレシャワーがありましたが、おそらく宿泊客数に対して数が足りないと思われました。
そして翌日シングルに移動・・・
シングルルーム入口
うわ、狭っ・・・
シングルルームのベッド
正方形の部屋を半分にし、片方をベッド、片方を入口とトイレシャワーにしたようなつくりでした。
後で聞いたところ、重慶大厦のシングルルームは、実際こういうつくりのところが多いようです。
僕は、狭いところはまあ大丈夫なのですが、エレベータで長時間待つのがとにかく嫌で、階段も使ってみました。
重慶大厦の階段
ホテルがかなり上のフロアだったので、1回上り下りしただけで疲れて階段使うのやめました。
ちなみに階段は人がいなく、怪しい雰囲気です。
グランドフロアーと2階部分の間が分かりづらいので注意してください。
また、夜中に女性が一人で移動したりするのは危ないでしょう。
と、こんな感じの重慶大厦ですが、以下の点が大丈夫な方は泊まっても問題ないと思われます。
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狭い
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エレベータで長時間待つ
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火事など災害時には最悪逃げられない
僕の場合、2がダメだったので、次回以降は泊まらないと思います。
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