前回のつづきです。
その後はバンコク市内をブラブラしてました。
サイアム周辺や繁華街をはじめ、観光客が来ないような中心地から少しはずれにある市場をうろついてました。
何となくバンコク市内の地図が頭に入ってきました。
海が見たかったので、バスで3時間くらいで行けるパタヤにも一瞬行きましたが、どういう場所かよく分かっていなかったため、あまりにエロい街で驚きました。
パタヤビーチ
基本的に汚い。
やっぱり南部の離島の方が良い。
たぶんパタヤのゴーゴーバー
ストリートのピンクっぷりは凄いですが、よく見てると、女の子と同じくらいレディボーイがいますよね。
戻ってきてムエタイとか見てみる。
グレードの高い前の方の席だとかなり高い。
ムエタイ@ルンピニースタジアム
偶然回し蹴りがヒットしてノックアウトするみたいなけっこう適当な感じの戦いだった気が。
ネコが綺麗な国は治安がいいのです。
カオサンからカンボジア・シェムリアップへ陸路入国
カンボジア行きのバスはカオサンにあるツアー会社で買いました。
確か一人800バーツくらい?
朝ビッグバスが迎えに来るとか言っておきながらミニバンが来ました。
3時間くらいかけてカンボジアとの国境の街「ポイぺト」に到着。
ビザの取得やら入国手続だとかやらされます。
よく分からない賄賂っぽいものを請求される場合もあります。
ポイペトの国境
どこも国境付近は危ない雰囲気がします。
ここで、高レートで無理やり両替をさせられた後、カンボジア側のガイドに引き渡されます。
予約していたホテル名を告げてタクシーでシェムリアップまで行きました。
ピックアップトラック
国境を越えると急に雰囲気や景色が変わり、道路の舗装具合が悪くなります。
この後、3時間くらいかけ市内まで行き、夕方着いたのは何故かツアー会社。
アンコールワットや郊外の遺跡、トンレサップ湖のツアーを提案されます。
トゥクトゥクとエアコン付タクシーとでだいぶ料金が変わります。
カオサンでバスチケットを買ったところから、途中で立ち寄るレストラン、国境付近の送迎タクシー、シェムリアップのツアー会社まで、全てがネットワークになって繋がってるんですね。
最初いろいろ吹っかけてきたけど、値下げ交渉しつつ、ガイドが日本語が得意で、話してたら割といい奴だったので最終的に2日間のツアーを申し込みました。
カンボジアでもガイドのライセンスは結構高いようで、言語別に取得料金や、ライセンス取得後の待遇が異なるようです。
シェムリアップ 多分パブ・ストリート周辺。
うろ付いていると怪しい人がたくさん声をかけてきます。
トゥクトゥクドライバーと話してておもしろかったのが、みんな名前を覚えてもらうよう分かりやすいニックネームを持っていること。
「バットマン」とか「スパイダー」とか。
名乗るときに自分でもちょっと恥ずかしそうな顔をしていました。
表に「グレープジュース」裏に「pine juice」って書いてあります。
実際はパイナポージュースです。
アンコール・ワット遺跡群
翌朝4:00起きです。
何かいろいろあって3時間くらいしか寝れませんでした。
アンコール・ワットの朝焼け
これ見たときの感動は忘れないです。しかもこの日僕の誕生日でした。
アンコール・ワットの入場券に自分の誕生日が印字されてて、ずっと大切に持っています。
アンコール・ワット入口
サンライズツアーのため毎日朝から混んでいます。
アンコール・ワットの中
ここは何回でも行きたい場所です。
アンコール・ワットの猿
いっぱいいます。油断してると飛びついてきます。
トゥーム・レイダーの世界
こういうところで戦ってみたいですね。
この日は猛暑の中トゥクトゥクに乗って移動しましたが、あまりの寝不足のため、運転の荒いトゥクトゥクの上で普通に寝れました。振り落とされそうだったらしいですが。
ベンメリア遺跡
「天空の城ラピュタ」のモデル一つになったとか。
アンコール遺跡群に含まれますが、市内からは40Kmくらい離れてます。
ベンメリア遺跡 胸熱。
ベンメリア遺跡
崩壊した古代都市という感じで、ゲームに出てくるような「ザ・遺跡」。
昔はトラが出たそうです。
トンレサップ湖の水上学校
トンレサップ湖の船着場
トンレサップ湖は雨季と乾季とで面積・水深が6〜7倍違うらしいです。
また、ここには水上生活者がたくさん暮らしています。
家や商店、学校、教会までも湖の上に建てられています。
そして、ツアー何かでは湖を回った後で、最後に学校へ連れて来られます。
親がいない子供たちだとのことで、寄付を求められ、近くに商店で食料品を買って持参するよう頼まれます。
これがかなり高いです。
(このときは健康に悪そうなカップラーメンを買わされた。)
トンレサップ湖の水上学校
到着すると、子供が近寄ってきて歓迎されます。
一緒に写真撮影もできますが、ガイドや先生の指示に従って、子供が機械的な対応をするというとてもビジネス臭がするため、こちらも何とも言えない微妙な空気になります。
あの無駄に高いカップラーメン代がどこへ分配されていくのかは不明です。
ていうか子供達は食べないんじゃないの・・・?
ところで、学生時代に少しボランティアに関わってたことがあるんですが、途上国への寄付がどのように分配されていくのかは非常に不明瞭な部分があります。
多くの場合、途中で誰かが搾取していて、分配されるべきところに回らないのが現状です。
結局ボランティアやチャリティー活動にしてもお金が必要なので、何かしらビジネスの流れに組み込まれてしまうんですよね。
最終的にしかるべきところに富が分配されていればよいですが、そうじゃないケースもたくさんあるようです。
というような感じで、少ししょっぱい顔をしながら、シェムリアップ空港からバンコク経由で帰国しました。
日程はタイ4泊・カンボジア3泊くらいでしたが、大満足でした。
欧米先進国やリゾート地を観光しているときとは異なる、何か全然経験したことのないものに触れたような刺激です。
本当は学生時代にがっつり放浪とかしとけば良かったのですが、当時はいろいろ事情があり、普通に就職してしまいました。
でもやっぱり海外はおもしろい。
就職しちゃったけど、もっと長期で多くの国へ行って、いろんな人や物を見てみたいという、一度は封印した思いが再燃してきてしまいました。
普通の「旅行」が「旅」に変わり、「世界一周」という言葉が具体的に頭の中に浮かび始めた頃です。
(ここから現在に至るまでがまた長いのですが。)
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