さて、このタイミングで僕がスリランカに来た最大の目的は、インドビザを入手すること。

この記事では、2017年1月にスリランカのコロンボでインドビザ(ダブル)を取得したときの流れをまとめましたので、参考にしてください。

 

 

1.インドビザの種類

2017年1月現在、旅行者が取得可能なツーリストビザの種類は主に以下のとおり。

 

アライバル・ビザ

2016年3月に日本人向けの空港到着時でのビザ発行が復活しました。

ただし、有効期間30日、1回のみ入国可能で、料金は2,000ルピー(約3,375円)とちょっと高いです。

また、デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ、バンガロール、ハイデラバードの6空港から入国した場合のみ。

参考:日本人向け到着時ビザプログラム(インド大使館)

 

e-Tourist Visa

入国日の30日から4日前までに事前にオンラインでビザの申請を行うものです。

なかなか量の多い申請フォームを入力し、写真、パスポートの画像ファイルのアップロードも必要になります。

これも有効期間30日、1回のみ入国可能で、料金は25USD。

クレジットカードで決済が可能です。

申請はこちらのIndian e-Tourist Visaから。

 

いわゆる普通の観光ビザ

東京や大阪のビザセンターや、各国の領事館で取得するもので、6か月有効のものです。

主に、有効期間中1回のみ入国できるシングルと、2回可能なダブル、何回でも可能なマルチプルがあり、長期旅行者の場合このいずれかを取得する人が多いと思います。

料金は東京の場合、2,000円近くだったと思います。

やたら複雑な申請フォームを正確に入力し、プリントアウトして他の書類と合わせて提出しなければならず、世界中のビザ取得の中でも取得ハードルがかなり高いといわれています。

 

本来、日本で取得していった方が間違い無いですが、僕の場合、インドにいつ入国するかがよく分からなかったため、最初から第三国で取得するつもりで日本を出てきました。

インド入国が半年以上先になるなど、東回りで世界一周する方も同様だと思います。

 

2.スリランカのコロンボでインドビザを取得する

ということでインドビザを取得するために僕が選んだ国はスリランカ。

タイやミャンマー、ネパールでも取れますが、インドへの渡航者が多いスリランカの方が一番スムーズでかつダブル以上のビザが取得可能との情報があったためです。

ちなみに、スリランカのインドビザセンターはコロンボ、キャンディ、ジャフナの3都市にあります。

申請には1週間以上を要するため、僕はまず入国直後にコロンボでビザ申請を行い、申請中に他の都市を観光してくるいった感じにしました。

スリランカで会った旅人の方も、同じように対応されていました。

 

コロンボのインドビザセンターの場所

 

フォート駅前からローカルバスに乗る場合、101番バスの乗ってbritish Councilというバス停で降りれば歩いてすぐです。

ちなみに僕は、インドビザセンターに近く、綺麗で比較的リーズナブルなClock in Colomboという宿に泊まっていたので、歩いて行きました。

(この宿に行く場合もBritish Councilで降りればすぐです。)

 

バス停・宿・ビザセンターの位置関係

 

インドビザセンターです。

住宅街の中にひっそりとあります。

 

各センターの所在地と営業時間。

コロンボは「申請:8:30〜14:00 受け取り:16:00〜17:00」となっています。

 

インドの祝日は当然閉まるので、カレンダーはチェックしておきましょう。

 

3.ビザの申請手順

ビザ取得までには、3回ビザセンターに通う必要があります。

なお、3回ともビザセンターの建物の1stフロア(入口から入って階段で1つ上に上がったところ)になります。

入口で要件を伝えると整理券をもらえます。

1stフロアで椅子に座って待ってると、自分の順番が来たときに番号で呼ばれます。

 

1回目

まず、以下の1〜4の書類を用意してビザセンターに提出します。

  1. オンライン申請フォームに必要事項を入力してプリントアウト
  2. 申請用紙に必要事項を記入
  3. 50mm×50mmの顔写真(背景が白で、方まで写っている必要)
  4. パスポートの顔写真部分、スリランカの入国スタンプ、ビザが貼ってあるページをコピー

 

※2は1のオンラインフォームとは別の紙の用紙で、ビザセンターでもらうことができます。

 

ビザ申請代: 1,570ルピー(約1,183円)

 

書類が受理されるとレシートを渡され、5営業日以降に再度来るよう言われます。

 

2回目

1回目の5営業日後に再度伺い、パスポートを預けます。

この時点で1回目から1週間以上空くことになります。

2回目は単にパスポート預けてノートに名前やパスポート番号をサインして終了です。

このとき、整理券みたいなものをもらえるはずなんですが、僕のときは何も渡されず、

明日の17:30に来い。

とだけ言われました。

 

3回目

パスポート預けた日の翌営業日にビザを受け取りに行きます。

整理券も何も持ってませんでしたが、特に確認もしないでポイッと返されました。

ちなみにビザ発行は、16:00〜17:00がスリランカ人向けで、17:30以降にその他外国人向けのようです。

したがって、結構待たされます。

 

 

4.書類作成に代行会社を利用する

問題は上記申請手順のうちの1回目です。

書類を自力で全部揃えられればO.K.ですが、申請フォームはかなり細かい上、間違ったら最初から入力し直し。

写真も規定がいろいろ細かいので注意が必要。

僕はこの作業でゴタついてコロンボに長居したくなかったのと、そもそも写真が規定に合ってなくて撮り直しが必要だったので、代理申請会社にヘルプを求めました。

どこの国でも大使館やビザセンターの周囲には、必ずビザの申請書類を代理作成するエージェントがいます。

ここスリランカもそう。

 

ビザセンターのある通りに、分かりやすく3〜4件店が連なっています。

センターとも癒着しているっぽく、センターのスタッフは、

何か分からないことがあればすぐ近くにあるエージェントに聞け!

とか平気で言ってきます。

 

僕は、気の良さそうなおばちゃんがやっている店に、オンラインフォームの入力、写真撮影、パスポートコピーまで全部依頼しました。

 

インドビザ申請書類作成代行: 合計530ルピー(約401円)

 

おばちゃんが手慣れた手つきで、オンラインフォームに高速で申請情報を打ち込んでいきます。

インドでの滞在ホテルが決まってなくても、適当に調べたホテルの情報を入力してくれるので大丈夫。

これ自分でやってたら間違いなく1時間くらいかかって、かつミスすると思われます。

一方、おばちゃんは20分足らずで作業を完了させました。

 

そしてデジカメで写真を撮り、その場でちょっと加工してプリントアウト。

最初から最後まで凄い作業スピードで超びっくりです。

 

もらった書類一式をビザセンターへ持って行くと、見事1発O.K.でした。

申請するとき日本人の旅人と会いましたが、自分で全部やってかなり大変だったらしいです。

 

5.スリランカで取得できるビザの種類

一応僕はマルチプルで申請してみましたが・・・

 

 

発行されたのはダブルですね。

 

ネパールやタイなんかでは最近はシングルしか取れないなんて噂を聞くので、ダブルが欲しい人は日本かスリランカで撮りましょう!

でも僕は何かアクシデントでもない限り1回の入出国でインド旅を完結させるつもりなのでシングルで良かったかもしれないです。