こんにちは。

 

キルギスの街中ではいたるところでこのPLAY STATIONの看板を見ます。

(中央アジアの他の国でも見ます。)

これが何かってというと、いわゆるネットカフェみたいなもの。

日本ではネットサーフィンですが、キルギスではみんなプレステで遊ぶんです。

 

ところで、キルギスではウズベキスタンのビザ待ち中、ビシュケクにほぼずっといました。

物価が安く、友人もたくさんでき、あまりに居心地が良かったせいですね。

というわけで観光記事的なものはほぼありません。

でも、毎日ビシュケクの街中に繰り出して面白スポットを探したりとかしてたので、沈没はしてません。

観光というか、短かったですが、生活していたような感じでした。

こういうの憧れていたんでなかなか貴重な経験ができたと思ってます。

 

さて、そんな中、ビシュケク滞在中に知り合った日本人旅人の方のつながりで、日本語を勉強しているキルギス人女子大生達と一緒に、日本関連のイベントに参加するというイベントがあったので、ちょっとご紹介します。

 

 

今回お会いしたのはビシュケクパーク近くにあるキルギス国際大学という学校の日本語学科のみなさん。

大学校舎の教室前で待ち合わせして、イベント会場に向かうことにしました。

 

イベント会場は大学から歩いて5分くらいのところにあったキルギス日本センター。

日本のJICAさんなどの組織も協力して運営されているようです。

 

ビシュケクにこんなところがあるなんて知りませんでしたね。

 

日本に関するイベントやワークショップを開催しているほか、本の貸し出しや、インターネット、コピーなんかもできるようです。

図書館みたいになっていて、キルギスに長期滞在している日本人旅行者も訪れるよう。

 

今回見にいくイベントはこれですね。

さつき祭り!

会場は日本センターすぐ裏の公園でした。

JICAや青年海外協力隊のスタッフの方も参加されてました。

が、キルギス人と日本人は、見た目がかなり似ているのでぱっと見判別できません。

 

普通に日本のお祭りのような雰囲気。

折り紙やけん玉、ヨーヨーなど、日本の伝統的遊びの体験コーナーも。

 

日本アニメ・漫画の同人的な絵を書いてくれるキルギス人の方ですね。

かなり人だかりができてました。

 

当然MANGAもたくさん売られていました。

HAPYTOでNARUTOって発音です。

キルギス語ってキリル文字だけどロシア語とは結構違います。

聞いた話だと進撃の巨人が凄く人気あるらしいです。

 

お習字です。

微笑ましい光景ですね。

そういえば久しく書道なんてやってない気がするな。

 

”キルギス”と大きなカタカナを腕に書いてる少年がいました。

 

案内してくれた女子大生達。

マクスダーさん、アイスロゥさんにラピアさん。

(発音難しい・・・)

みんな日本語学科の1年生です。

日本語に興味を持ち始めたきっかけは、やっぱりアニメ・漫画らしい。

そこをきっかけに日本のいろいろな文化にはまっていく外国人は多い気がします。

でもキルギス人が日本に来るには、ビザ取得のハードルの高さなどもあり、かなり難しいようです。

いつか来て欲しいですね。

 

また、日本語のテキストを見せてもらってびっくりしたことが、解説が日本語オンリーのテキストだった点。(写真無いですが。)

これで日本語があれだけ話せるようになるなんて・・・

日本って、日本語で書かれた学習書籍が非常に充実してるので苦労しないんですよね。

(逆にその環境の良さが日本人の外国語の上達を阻害しているのかも。)

キルギスの子達は、細かい発音は、Youtubeなどの動画サイトで日本のドラマ、映画、アニメを見て覚えていくそうです。

 

日本の武道を習ってるキルギス人による演舞もありました。

写真はたぶん合気道です。

柔道、合気道辺りは、護身術として習う人も多いのだとか。

 

空手キッズ達かな?

 

途中で2〜3年生の子達とも合流して大学の前で記念撮影!

(このうち半分くらいは日本人。)

 

3年生くらいになるとマジで流暢に日本語を話せます。

マシンガンのようにいろんな質問をされます。笑

語彙も豊富なので、結構難しい内容のことを日本語で喋ったとしても、理解されてて、スゲー。

凄い子は、

うん〜

あー・・・

へ〜

とか、会話の最中の相づちの仕方とかも日本人化してます。

 

記念撮影その2。

ベタな写真ですが、キルギス好きとしては押さえておきたいI Love Bishkekのフォト・スポット。

このオブジェクト、結構分かりづらい場所にあって、市内中心地にある大きな広場アラ・トゥ・スクエアから、Chuy Aveを西に進んでいく途中、お店や住宅が並んでいるところに突然現れます。

 

 

そういえば、今まで記事にあまり書きませんでしたが、キルギス人(キルギス系の民族)の方は、見た目がかなり日本人に似ています。

キルギスにはスラヴ民族であるロシア系やトルコ由来の彫りが深いウズベク系の民族の方も住んでますが、一番多いのがキルギス系。

キルギス系の方は黒髪で、遺伝的にモンゴロイドを基本としているので、東アジアっぽい顔立ちをしてます。

そして小ざっぱりしたファッションにショルダーバッグを斜めがけしてる感じなんかも、日本人っぽい。

というわけで、言葉は全然違いますが、何か馴染みやすい(日本人が目立たない)んですよこの国。

僕も、髪の毛を短く切った後は、ほぼ毎日のように現地人に間違えられてたくらいです。

しょっちゅう道聞かれたりしました。

普段日本人があまり意識していない中央アジアという地域にあって、こんなに似ている人達が住んでる国があるのはとても不思議な感じがします。

 

ビザ待ちなんかでロングステイしていると、そのまま我が家のようにビシュケクに沈没してしまう日本人旅人が多いですが、そんなキルギスの雰囲気が要因の一つかもしれませんね。