西周りで世界一周や長期旅行する人の場合、中央アジア周辺国のビザ(ウズベキスタン、トルクメニスタン、イラン、アゼルバイジャン等)をキルギスの首都ビシュケクで取得するケースが多いです。
僕の場合、キルギス→カザフスタン→ウズベキスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャンというルートで進む予定だったので、まずキルギスでウズベキスタンビザを取得しておくことにしました。
今回はビシュケクでのウズベキスタンビザ申請に関するまとめ記事になります。
<参考マップ>
本記事に出てくるスポットをマップにまとめておきます。
1.準備するもの
まずビザ申請に必要なものを揃えておきましょう。
- ビザ申請書
- パスポート
- パスポート写真ページのコピー(カラー)
- 顔写真(3×4)2枚
- 申請代金15USD
ウズベキスタンのビザ申請書は、こちらのページから入手できます。
フォームを入力していくと最後に印刷用ページが出てくるので、それを印刷して持参する形になります。
コピー屋で印刷する場合などは、PDFにしてUSBなんかに保存しておきましょう。
2.ビシュケクの印刷屋情報
パスポートコピーと顔写真が無い場合、まず事前に揃えておきましょう。
サクラ、DOSゲストハウスに泊まっている場合、大通りを南へ、ツム百貨店近くの大きな交差点まで歩いて行くと、地下通路へ入る階段が見えてきます。
この地下通路にコピー屋、写真屋が集まっているので、ここで顔写真の撮影やパスポートのコピーが可能です。
値段は1枚20ソム(約32円)以下でお手頃です。
こんな感じの看板が目印。
3.予約の電話(申請時)
ビシュケクで大使館へビザ申請しに行く場合、事前に電話を入れることが必要になります。
たいてい、ゲストハウスのオーナーに頼めば代わりに電話を入れてもらえます。
すると面倒くさそうに冷たい声で
〜日の〜時に来い!
と言われるので指定された日時に大使館へ行きます。
(僕の場合、月曜に電話を入れ、翌日火曜の10:00に来るように言われました。)
4.大使館でビザ申請
ウズベキスタン大使館は最近移転したらしく、街の中心部から結構離れた場所(南旅館近く)にあります。
そして初見だと少し分かりにくいです。
サクラ、DOSから行く場合、最寄りの交差点から130のマルシュルートカかT11のトラムに乗ると近くまで行けます。
そこから別のマルシュルートカへ乗り換えるか、徒歩で20分くらい。
南北に走る大通りを南下し、右手側に大きなカザフスタン大使館を通り過ぎると写真のようなオックスフォードインターナショナルスクールという学校が現れます。
ここの路地へ入って行きます。
少し進むとウズベキスタン大使館らしき建物が。
ビザ申請デスクはここを向かって右側の路地に入ったところ。
ゴゴゴゴゴ・・・
ここが入口。
隠れ家みたいで緊張しますが、遠慮なく全力でブザーを押しましょう。
(決して連打はしないように。)
ドアが解錠されます。
入ると中庭のような場所になっており、だいたい10:00前から混み始めます。
来た人から順に申請窓口がある建物の中へ入って行きますが、割り込んでくる人も多いので、ドア付近で待っていた方がよいです。
建物の中へ入ったら、ビザ申請に来た旨を告げて申請書類一式を提出します。
パスポートは書類確認後返却されます。(パスポートホールド無し)
申請書にウズベキスタンの訪問都市を書いていなくて修正されていた方が多かったので、きちんと書いておきましょう。(タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァなど)
また、 2017年5月現在、ウズベキスタン大使館のビザ申請窓口のスタッフは、非常にヒステリックでイライラしているドSっぽい女性がメインで担当しています。
いい加減な書類を出したり質問にテキパキ答えないと怒鳴られたり机叩かれたりするようなので気をつけて(ひるまないで)ください。
僕の申請時には、幸運なことに丁寧で腰の低い男性スタッフに対応いただきました。
無事申請書類が受理されると、
〜日の〜時にビザが出来てるか確認の電話をしてね!
と言われてこの日は終了です。
(僕の場合、火曜に申請に行き、金曜の16:00に電話するよう言われました。)
昼飯でも食って宿に帰ってビールでも飲みましょう。
あとはビシュケク市内や近郊を観光したり、ダラダラしながら待機です。
パスポートホールドが無いので遠出もできます。
5.確認の電話(受け取り)
電話するように指定されたタイミングで再度電話を入れると、うまく行けば受け取り日時を指定されます。
(僕の場合、金曜の16:00に電話したときはまだ出来てないから翌週月曜日にまた電話しろと言われ、翌週月曜に電話したら火曜10:00に来いと言われました。)
6.大使館でビザ受け取り
この日は少しバタバタします。
まず朝10:00に大使館へ行き、窓口でビザの受け取りに来たことを伝えます。
この時点で改めて入国日を聞かれますので、申請書に書いた日付を修正することも可能です。
(ビザ有効期間は入国日から1か月間となります。)
この日の受付スタッフは例の女性の方だったのですが、僕が何日入国にしようか悩んでいると、
私は忙しいの!質問には早く答えなさい!
と鋭い目つきでキレられました。
その後、パスポートをスタッフに預けると、KICB(Kyrgyz Investment and Credit Bank)というキルギスの銀行へ行き、ビザ代金15USDを振り込み、13:00までに領収証を持って戻ってくるように指示され、振込用紙を渡されます。
ほらさっさと行きなさいよ。
13:00までに戻って来れなかったらどうなっても知らないから。
時間厳守です。
振込用紙には、振込人として自分の名前が書かれているので、複数人で申請に行った際には他の人のものと間違えないようにしましょう。
また、パスポートを一時的に預けることになるため、この日は必ずパスポートコピーを持って行くようにしましょう。
7.KICBでビザ代金を振り込む
ということで急いで銀行へ行きます。
おそらくウズベキスタン大使館から一番近いKICB支店は、この記事最初の方に載せた地図上の、南旅館近くのやつだと思われます。
大使館から出たら大通りを南へ進み、東西へ伸びる通りとぶつかったら東へ走って行くマルシュルートカ(146あたり)を捕まえて乗ると銀行の近くまで行けます。
(川を渡って左折したくらいのところで降りる。)
銀行に入ると、まず機械で整理番号を受け取ります。
で、自分の番号が電光掲示板に表示されたら窓口へ行き、振込用紙を出します。
後はビザ代金15USDと振込手数料確か20ソム(約32円)を支払うと振込手続をしてもらえます。
このとき、パスポート提示を求められることがありますが、その場合コピーを見せて原本は大使館に預けてある旨言えばO.K.です。
銀行での手続が終わった後は、再び急いで大使館へ戻ります。
振込が終わると 15USD振り込んだことが分かるこんな領収証がもらえます。
これを大使館の窓口に提出すると、
フン、持って行きなさい。
と言われパスポートが返却されます。
どどーん!
無事ビザゲットしました。
(写真はウズベキスタン入国後に撮ったやつなんで入国スタンプ押されちゃってます。)
ということで今回の僕のケースでは、
- 月曜日に予約の電話
- 火曜日に申請
- 金曜と翌週月曜日に確認の電話
- 翌週火曜日に受け取り
と予定どおり申請から1週間でビザを受け取ることができました。
また、僕はシングルエントリーで申請しましたが、ダブルで申請した方も申請内容どおりビザが発行されていました。
複数回出入国したい人はそのように申請しておきましょう。
しかしビザ申請って制限時間内に手続のためにいろいろ動かなきゃならないから結構疲れますね。
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