酒まみれビーチのゴア・アンジュナから逃亡した後は、北の大都市ムンバイを目指します。
このとき、ゴアのパナジというエリアに1泊だけしたんですが、落ち着いていて割と静かで良かったです。
ビーチエリアへも1時間くらいで行ける位置にあるので、ビーチにあんまり興味ない人はここに滞在するのも良いかもしんないですね。
酒も飲めるし。
泊まったのがOLD QUARTER by the hostelcrowdという宿。
ここは綺麗だし珍しくドミトリーがあっておすすめです。
共有スペース兼のお洒落なカフェが併設されており、インドで数少ない、コーヒーがかなり美味しく飲める場所。
エアコンも寒いくらいガンガン効いてます。
スタッフのインド人も珍しくフレンドリーでいい人でした。
ゴア中心部から鉄道駅はちょっと離れてるので、ムンバイへはこれまた寝台バスを使って行くことにしました。
南インドで評判が良いらしいPaulo Travelsというバス会社。
ゴア・パナジ → ムンバイ行きの寝台バス: 700ルピー(約1,178円)
20:00発で翌朝11:00くらいに着きました。
バスターミナルでも市内中心部でもない訳わからない路上(ローカル線バイカラ駅近く)で降ろされたんでまたキレようかと思いましたが、目当ての宿のすぐ近くだったんで逆にラッキーでした。
<現在地はここ>
ムンバイ(Mumbai)
気温:最高32〜36℃ 最低22℃〜24℃(2017年2月)
インド最大の都市。
ムンバイといえば、ボリウッドとスラム・ドッグ・ミリオネアのイメージ。
ムンバイにも見所はたくさんあるんですが、今回は時間がないので観光は基本パス。
ミッションは鉄道チケットを確保して今後の旅程を固めることです。
とりあえず先の日付の鉄道チケット(バラナシまで)は、ClearTripという予約アプリを使って取ることができましたが、ムンバイ発のチケットは既に予約でいっぱい。
したがって、優先枠を利用するため、まずは外国人予約窓口があるムンバイの鉄道駅へ向かいます。
ムンバイCSTで鉄道チケット購入
超でかいムンバイCST駅(Chhatrapati Shivaji Terminus)
歴史的な建造物で、ユネスコの世界遺産にも指定されています。
ローカル鉄道でさくっと駅までは行けましたが、ここの予約オフィスがまた分かりにくい。
ムンバイCST予約オフィスの場所
駅ビルの東側に出ると、こんな入口があります。
ここを建物の手前で右に曲がります。
タクシースタンドとかを通り抜けるとすぐ予約オフィスがあります。
外国人予約オフィスはここの2階。
20番窓口が外国人用窓口でした。(2017年2月現在)
ここで次の目的地であるグジャラート州ブージへの寝台列車のチケットをゲットできました。
前日でしたが外国人枠とイマージェンシー枠(出発2日前くらいから売りに出されるらしい枠)を使って席を確保。
さすが外国人予約オフィス。
融通が利きます。
その後はCSTから歩いていける範囲で、ムンバイ・フォート地区を散歩。
ムンバイ・フォートの歴史地区は観光客が集中するエリアで、ツアーなど勧誘がけっこう激しかったりします。
街並みは整っていてインドにしてはかなり綺麗です。
インド門
この裏側からボートでエレファンタ島なんかにも行くことができます。
時間あればいろいろ歩き回りたかったですねえ。
そんでお土産屋見たり飯食ったりして宿に戻りました。
泊まった宿はWelcom Guesthouse。
場所はこの辺。
確かmaps.meだかbooking.comだかの地図が間違ってるので注意してください。
バイカラ(Byculla)駅のすぐ目の前にあります。
駅の東側から出て道路を渡り、大通りを少し進んで左側の汚い路地裏に入ると見つかります。
ほとんどインド人の20人くらい入れるドミトリー。
でもよく掃除されてて結構綺麗で、Wi-Fiも速いし飲料水無料。
宿代がインフレ気味なムンバイでここは1泊350ルピー(約589円)なのでかなりお得。
窮屈ですが、ベッドの下に大きいバックパックが入る大きさのロッカーがついてます。
かなり人気みたいなんで予約することをおすすめします。
(ただし、たぶん女性は泊まれないんじゃないかと思う。)
ムンバイのローカル鉄道で殺されかける
ムンバイといえばインド最大の都市。
当然人口も最大。
郊外にはガンガンマンションなどが建っており、現在進行形で拡大中。
そのせいか通勤ラッシュがヤバイことになっているとか。
ムンバイの通勤ラッシュを撮影したらしい有名な写真。
ガチなんでしょうか?
もはや列車なんだか人間の塊なんだか分からないレベル。
なんか楽しそうですね。笑
これはムンバイの経済の中心地である半島方面に、郊外の居住区から一斉に人々が移動するせいで発生するらしいです。
ムンバイCST駅のホームです。
夕方くらいの時間帯。
確かに人の数は凄いですね。
東京も凄いと思ってましたが、たぶんそれ以上だった気がします。
ただ、僕はこのときローカル鉄道で宿の最寄り駅まで帰ったんですが、混んでたものの、普通に乗ることができました。
ムンバイでほとんど観光していない分、名物の通勤ラッシュを見てみたかったんですよね。
うーん・・・時間帯とか場所とかによるんですかねえ。
結局ラッシュには巻き込まれずに生還か・・・
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と思いきや事件は移動日に発生しました。
ムンバイから次の目的地へ向かう寝台列車が中心地から少し離れた駅だったんです。
なので宿をチェックアウトし、ムンバイCSTとかがある駅とは逆方向にローカル鉄道で少し移動しました。
更に途中駅で乗り換え。
乗り換え前の列車内はそんなに混んでなかったんですが、その乗り換え駅で降りるときのことです。
僕は列車が減速して止まろうとするくらいにホームへ降りるつもりでした。
が、列車がホームに入ると、人、人、人・・・
とんでもない数のインド人が列車待ちしてます。
あ、これヤバイかも・・・
直感的にそう思って急いで降りようとした瞬間、僕より一歩早くホームにいる大量のインド人が物凄い勢いで列車に乗り込んできました。
このとき、足元に置いていたバックパックを列車の外に出す寸前だったので、体はホームに出ていて、バックパックとそれを掴んでいる手が列車内にある状態。
しかもまだ列車は止まりきっていない。
インド人達が、
邪魔だどけどけ!
と叫びながら僕の体を飛び越えていきます。
ザックを掴んだ手を引っ張るものの、インド人の数が多過ぎて列車内から引き出せない。
マズイ、バックパックが持って行かれる・・・
ていうかこの状態のまま列車が発車したら僕の生命も危ない。
このとき、目の前の光景がスローモーションになったのを覚えています。
必死に手を引っ張る自分と覆い被さってくる大量のインド人達。
体感ではその攻防が1分間くらい続いたんじゃないかと思えるほど。
そしてインド人の波がとだえた一瞬のスキをついて全力でザックを引っ張り出し、その勢いでホームに転がり込む。
その1秒後くらいに列車が発車・・・
気づくと右手首に痛みが走り、アザができてました。
あまりの凄まじさに、ホームでしばし放心状態に。笑
今まで大きなトラブルもなくインドを旅して来たんですが、このときは本当に死ぬかと思いました。
実際、ムンバイのローカル鉄道では、
普通に毎日のように人が死んでいるらしいです。
ムンバイの路線だけで1日平均換算で2007年には12人、2008年には17人が死亡している。
1日平均概算
って・・・笑
その後はなんとか無事寝台列車まで辿り着き、目的地へ。
聞けば、インドを旅している他の友人も、ムンバイのローカル列車で似たような危険な目に遭っています。
そんな感じなので、ムンバイは中心地に近いエリアでも凄まじいラッシュを見ることができます。
最悪、それに乗ることになってしまった場合には、十分に気をつけてください。
特に降りるときが危険です。笑
日本みたいに降りる人を待ってから乗り込むというようなことは一切あり得ません。
降車駅のホームで大量のインド人が待ってたら、早めにドア付近で待機し、飛び込んで来る前に降りるようにしましょう。
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インドの列車の予約を取るのは難しいです。いつもいっぱいでした。それで、一人の時は、直接、乗りたい列車のAC車に乗って、車掌さんから直接買ってました。一人分は何とかなります。断られたことがありません。途中の駅で席を変わらなくてはならないことがありましたが、車掌さんが誘導してくれました。
>ターニア様
なんと、意外にいけるんですね!
チケット無しで乗り込むと車掌から罰金という名の賄賂を要求されるとかいう話を聞いて、僕は怖くてできてないです。
どうしようもなくなったときには、トライしてみます!