イスラエルのエルサレムとパレスチナ自治区を弾丸で見た後は、ヨルダンのアンマンに戻ってきました。
そんでヨルダンには泊まらず、そのままアンマンからアカバへ移動、夜行フェリーでエジプトへ向かいます。
今回の記事はこの移動ルートのまとめです。
なお、イスラエルの南のリゾートエイラトからエジプトへ入ることもできますが、アライバルビザが取得できないらしく、事前に領事館で観光ビザを取ることになります。
観光ビザは一応速攻で取得は可能なようなんですが、その場合、イスラエル入国の証跡が残ってしまうので、面倒ですが、僕はいったんヨルダンへ戻るこのルートを選択しました。
移動経路
ヨルダンの南端アカバから出ているフェリーに乗ってエジプトのヌエバという港町へ行くことができます。
そしてそのヌエバからエジプト最大のビーチリゾート、ダハブへバスで移動できます。
中東を横断するバックパッカー的には昔からメジャーなルートです。
こんな感じ。
ヨルダンのビーチリゾート・アカバ
アカバは温暖で、綺麗な海が広がり、大勢の観光客で賑わっていています。
市街地とフェリーターミナルはかなり離れているので、徒歩で行くのは難しいです。
タクシーを使うことになると思います。
おまけ:アカバのサウスビーチ
また、アカバにはいくつかビーチがあるのですが、もし泳ぐならサウスビーチというフェリーターミナルより南にあるスポットがおすすめ。
街中から離れているので混雑しておらず、ゴミも少なめです。
実は、エジプトへの国境越えをする前に、アンマンで仲良くなったヨルダン人達と一度遊びに来ていました。
なので僕は今回、
アンマン → ペトラ → アカバ → アンマン → エルサレム → アンマン → アカバ
こんな移動をしているんですよね。
結構大変でしたが、ヨルダン自体国土の小さな国なので移動にそれほど時間はかかりませんでした。
(お金はかなりかかりましたが。)
サウスビーチの海。
ここでシュノーケリングしました。
透き通っていてめっちゃ綺麗。
魚もけっこういます。
さらにここの海底には何と戦車が沈んでいます。
なかなか圧巻で面白かったです。
ヌエバ行きフェリーチケットの購入
アカバ中心街のマップです。
↑の図で、僕の場合、1度目にワディ・ムーサから来た際にはローカルバスターミナルへ、2度目にアンマンからJETTバスでダイレクトに来た際には北側のバスターミナルに到着しました。
アンマンから来た際には昼過ぎに出発して夜には着きました。
で、肝心のヌエバ行きのフェリーチケットを売っている代理店はビーチエリア近くの路地にあります。
2軒くらいあったんですが、そのうち僕が買ったのはこのMAITA TRAVELという代理店。
出航が23:00と遅かったんですが、それまでの間荷物を預かったりしてくれて親切でした。
ていうかヨルダンの人みんなとても親切です。
アカバ → ヌエバまでのフェリーチケット:55JD(約8,608円)
また、時間の潰し方ですが、中心地にあるマクドナルドが、広くてフリーWi-Fiも使えておすすめです。
ヨルダン出国とフェリー乗船
21:00頃にフェリーターミナルへ着くよう向かいました。
ちなみにアカバ中心街からフェリーターミナルまではタクシーで5JD(約752円)でした。
フェリーターミナル入口。
DEPARTURESって書いてあるとこから入ります。
最初に簡単な荷物検査をします。
次に出国税の支払。
キングフセインブリッジからイスラエルへ行ったときと同じく10JD。
その後、イミグレ窓口で出国スタンプをもらいます。
出稼ぎに来ているエジプト人でごった返してましたが、外国人ツーリストだからか優先的に処理してくれました。
何か強制送還されているっぽい人たちもいました。
その後フェリーに乗りますが、大きな荷物は最初に荷台に乗せて預けます。
乗船後、まずは売店とかが入っている部屋のカウンターでパスポートを預けました。
ここが大行列ができていて大変。
時間がかかります。
こんなことも踏まえてもっと早めに乗船した方がいいかもしれません。
なお、エジプト人はその場でパスポートを返却されていましたが、僕は返されませんでした。
外国人ツーリストは手続の流れが異なるようです。
で、ようやく仮眠タイム。
フェリー内は結構広く、座席も多いです。
僕は座り心地の良さそうなシートがある部屋で仮眠してましたが、エアコンがめちゃめちゃ効いていて極寒でした。
防寒着必須。
一方、エアコンがきいていない部屋はエジプト人で混んでいて席がほとんど空いていませんでした。
みんな寒いの嫌なんでしょうかね。
エジプト入国
フェリーは予定どおり23:00に出航。
うとうとしていたら、エジプト側の港に着いていました。
時刻は深夜2:00。
周囲のエジプト人の行列に着いて行こうとしましたが、係の人にこっちへ来いと呼ばれる。
やっぱり外国人ツーリストは扱いが違うらしく、スタッフ引率の上、優先的に下船させてくれるようです。
エジプト側のイミグレ施設。
まずはここでお金を払ってアライバルビザを取得します。
エジプト・アライバルビザ代: 25USD
そのまま入国完了。
で、ツーリストはたいていここからダハブへ向かいます。
タクシーとかを手配してくれるのですが、みんなバックパッカーなんで安いバスを希望。
するとバスターミナル近くまで案内してくれました。
最後までとんでもなく丁寧なエスコートです。
ヌエバからバスでダハブへ移動
ヌエバは何もない港町です。
しかも深夜なので周囲は真っ暗。
自力でバスターミナルまで行こうとするとかなり分かりづらいです。
連れて来られたのはここ。
ただしバスが出るのは当然朝。
バスターミナルの向かい側にあったゲストハウスのカフェで朝まで待機してていいよと言われたので全員ここでくつろぐことに。
どうやらフェリーで越境してくるツーリストの対応は毎回こんな感じになっている模様です。
何か申し訳ないのでジュースとか買って飲んでました。
お金は、フェリーターミナルからここへ来る途中の銀行の前にATMがあったのでそこで下ろしました。
また、ホテルのスタッフから
ここにいてはいいけど寝ないでくれ
とは言われたんですが、寝不足なのでみんなそんなの無理。
最終的に何も言われなくなりました。
バスは朝6:30発です。
時間になってバスターミナルへ。
ヌエバ → ダハブまでのバスチケット: 30エジプトポンド(約181円)
一気に物価が下がりましたね。
当然バスの中では爆睡。
1時間くらいでダハブのバスターミナルに到着。
ヌエバからのバスは、こんな中心地から離れた場所のバスターミナルに到着しました。
中心地まで歩いて行くと1時間くらいかかると思います。
もう疲れてるし、同じフェリーに日本人が複数人乗っていたので、僕はみなさんと一緒にここからタクシーで宿まで行きました。
という感じの移動でした。
事前にある程度調べていたので、比較的分かりやすい移動だったとは思いますが、夜通しになるのでとにかくずっと眠かったです。
そんなわけで今後のアフリカ縦断旅のスタート地点、兼、沈没地点のダハブへ到着。
ここから1週間ほど、ダハブでくつろぎながらダイビングライセンスのバージョンアップへ挑みます。
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いま、アカバのマックでこの情報を見ています!
すごく助かりました
ありがとうございます!
>Keniさん
リアルタイムであのマックにいるなんてびっくり(笑)そして羨ましいです。
ダハブならではの、リゾートとはちょっと違うダラダラ感は世界中探しても他にはない気がします。
思いきり楽しんでください!!
9月に中東を旅しようと思っていて、情報を探してたとこなので参考になりました!
ヨルダンのアカバ→ヌエバ→ダハブまで船で行ける情報を貰ってたので調べてましたが、
海外渡航情報ではヌエバが危険度3で辞めた方が良いと言う方も。
移動の際は大丈夫そうですか?
ルートは①トルコ→②ヨルダン→③エジプト→④イスラエルで考えてました。
②ヨルダン⇔③イスラエル→④エジプトのが良いのか、、
効率良く、安めに回れる情報があれは教えてください。
>えりさん
ヌエバ、というかダハブ近辺を除くシナイ半島のほぼ全域がテロ組織の潜伏により危険度3になっています。
そうなるとヨルダンからのフェリー、カイロ方面からのバス双方とも危険地帯を通過するのでN.G.となってしまいますが、実際には現在も多くの旅行者が利用しているルートになっているようです。
ただし、私から「絶対大丈夫!」とは当然言えませんので、行かれるか否かはご自身で決めていただくしかありません。
ちなみに当時私が移動した際も危険エリアに指定されていましたが、直近で陸路または海路でダハブへ移動した友人に話を聞き、大丈夫だろうと判断しました。
(危険エリアを通過するだけではなく滞在するのはやめておいた方が良いと思います。)
また、ルートですが、イスラエル→エジプトと陸路移動しようとするとエジプトのアライバルビザが取れなかった記憶があります。(今は変わってる可能性もあります。)
イスラエルからアウトする際は空路又は陸路ヨルダンへ移動するパターンでお考えになられた方が効率的な気がします。
情報ありがとうございます!
旅をしながら情報集めてルート変えてくしかないですね。
トラブルに巻き込まれたら大変ですから、そこのルートは慎重になりますね。
ダハブからルクソールに移動したかったのですが、アライバルビザが取れないかもとなると、そこも調べていかないといけないですね
細かい情報ありがとうございます!