というわけで中国の昆明から四川省の省都、成都にやって来ました。

寝台列車で約17時間。

インドと比べると中国の列車は綺麗だし、空調効いてるし、お湯もあるし、超快適。

長時間移動も苦じゃありません。

そんで辿り着いたこの成都は、今回のリベンジ中国旅のメインとなる街。

旅人は成都を拠点にして、世界遺産の九寨溝や黄龍、楽山大仏、チベット等を周るケースが多いです。

したがって、必然的似、1週間以上とか、長期で滞在する可能性も高くなる街です。

僕も合計8泊くらいしました。

しかしその快適さにとても驚きました。

宿は安いし、便利で何でもあるし、飯は美味い。

僕の中では、成都はネパールに次ぐ沈没スポットの一つに位置付けられました。

というわけで、観光情報をまとめる前に、まずは本記事で成都の魅力をお伝えしようと思います。

 

 

安くて良質な宿

世界中から旅行者がやって来る、中国でも有数の観光都市成都。

ここには外国人でも快適に過ごせて、リーズナブルな宿が何軒もあります。

 

ハローチェンドゥホステル(老宋国际青年旅舎)

 

成都の宿といえば、まずここの名前が出るくらい有名なところです。

ハローチェンドゥインターナショナルホステル

 

場所は成都駅方面、中心部からやや北側エリアにあります。

 

敷地はかなり広く、部屋も無数にあります。

建物は古いですがきちんと掃除されている感じ。

 

共有スペースもかなり余裕があります。

過去、チベットへ行く旅人達は皆ここに泊まり仲間を集ったとか。

ドミトリー1泊40元(約644円)でした。

 

僕もいろいろ情報を集めようと成都初日はここに泊まってみました。

が、タイミングが悪かったのか、日本人は全然泊まっておらず、情報ノートも失くなってしまった(誰かが持って行った?)らしく、おまけにWi-Fiがかなり遅い。

立地もそんなに良くはない気がします。

2泊だけして別の宿に移動してしまいました。

でも宿泊者は中国人が中心なので、現地の若い人と仲良くなれたりします。

中庭でビールを飲みながら同い年の中国人と政治議論をしたのは良い思い出です。

 

ミセスパンダホステル

 

僕の個人的おすすめはこちらのミセスパンダホステル(成都熊猫夫人旅舎)。

 

地下鉄の駅や九寨溝や楽山、東チベット方面へ行く新南門バスターミナルもすぐ隣にあって超便利です。

 

写真は6人ドミトリーですが、超綺麗。

隣接しているホテルの部屋・設備を使用しているのでかなりハイクオリティです。

 

共有スペースも広く、バーレストランも併設されています。

Wi-Fi速度も快適。

そして何より一番良かったのは、宿のスタッフの方々。

半分くらいの方が日本語をかなり流暢に話し、とても親切。

困ったことがあれば本当に丁寧にいろいろ助けてくれまして、SIMカードで分からないことがあったときなんか携帯ショップまで付いて来てくれて店員さんとの会話を通訳してくれました。

また、日本人のTさんがやっている東チベット旅行クラブという旅行代理店もこの宿内にあり、チベット方面の情報を調べるにはおすすめです。

個人ツアーもアレンジしていただけます。

僕が滞在していたときもGWだったこともあり、東チベット目当てでやって来ていた日本人旅行者が大勢泊まっていました。

チベット関係は政治的緊張もあってパーミッションが必要なエリア、外国人が入れないエリアなどがあり、情報がかなり流動的なので、ここで事前調査してから行かれると良いと思います。

 

 

僕はここに計6泊しながら成都周辺を観光しました。

ドミトリー1泊40元(約564円)で、このクオリティでこの値段は本当に凄いです。

過去半年弱の旅の中でも、トップ3に入る宿だと思います。

今度成都に来ることがあれば、また必ずここに泊まろうと思います。

 

市内の移動も楽チン

中国の都市部は公共交通期間がかなり整備されていますが、ここ成都も地下鉄と路線バスがたくさん走っています。

 

地下鉄はこんな感じで、成都市内に蜘蛛の巣のように張り巡らされています。

 

チケットは自動券売機で目的の駅名を選択すれば簡単に買えます。

とても安く、だいたい1元(約16円)〜3元(約48円)におさまります。

 

路線バスも一律2元(約32円)でどこまででも乗ることができ、とても便利です。

 

僕は地下鉄と路線バスをかなり多用するつもりだったので、こんな共通ICカードを買ってみました。

地下鉄の駅やキオスクなんかで買うことができます。

 

天府通(天府カード): デポジット25元(約403円)

 

ティエンフゥーカー!

チョンツィー、シークァイ(充值※10元)!

※ チャージのこと

 

とかいって35元出せば10元チャージしたカードをくれると思います。

 

 

 

かなり都会で何でもある

成都は古くから栄え、現在は四川省の省都でもある大都市。

とても発展しています。

 

市内の中心にはお決まりの毛主席がいらっしゃる大きな広場が。

 

ここは天府広場といって、この地下は地下鉄駅と商店街になっています。

普通の中華料理屋からファーストフード、スターバックスまで何でも入ってます。

 

天府広場から少し東に向かっていくとショッピングモールがいたるところに立ち並ぶ繁華街に入っていきます。

写真は、何か表参道とかで見たことがあるようなビル。

 

ユニクロもあります。

成都なのでパンダがいますね。

 

成都最大の繁華街の春煕路。

ここに行けば本当何でも手に入ります。

歩っているだけでも楽しい街。

 

イトーヨーカドーや伊勢丹もあったりして日本みたいです。

イトーヨーカドーの地下には四川の食品系お土産が充実していて、楽しくてとてもおすすめです。

 

グルメの街

成都といえば四川料理。

担々麺や麻婆豆腐など、日本人が思い浮かべる中華料理の定番が、実は四川料理なんじゃないかなと思います。

中華料理は基本美味しいんですが、僕もその中でもやっぱり四川料理が格別な気がします。

ということでそんな成都のグルメのおすすめトップ3を紹介します。

 

陳麻婆豆腐

成都といえばここ!

その昔、陳婆さんという方が作り始めたことが麻婆豆腐の始まりといわれてますが、その元祖のお店がこちら。

中国の他の都市や日本にもいくつか店舗があるんですが、成都のものがオリジナル。

 

成都にも何軒か店がありますが、そのうち本店だといわれている場所にやって来てみました。

 

地下鉄騾馬市駅から歩いてすぐです。

 

店内はこんな感じで雰囲気出ています。

人気店なんでだいたい並びますが、回転も早いのでそんな待たず入れると思います。

 

これが元祖陳麻婆豆腐!

辛い!

食べれば食べるほど汗が出てくる。

けどめちゃめちゃ美味いのです。

日本で食べる麻婆豆腐とは異なり、山椒のビリビリくるような爽やかな辛さ。

写真は麻婆豆腐「大」ですが、こんな美味しくて大盛りなのに、20元(約322円)とお手頃価格です。

成都に来られた際には、是非この本物の麻婆豆腐をご賞味ください。

ガチで美味いです。

 

火鍋

これも四川に来たら必須のグルメですね。

真っ赤に染まった火鍋。

その辛さは尋常じゃありません。

 

成都にはそこら中に火鍋屋があり、一人で入れるようなところもあります。

僕はミセスパンダホステル近くにあった魚介系の火鍋屋がお気に入りで、宿で出会った方と何回か行きました。

しかし美味しいんだけどめちゃめちゃ辛い・・・

食べた後高い確率でお尻が火を吹くことになるんで、お腹弱い方はご注意ください。

 

番外編:すき家

すみません、これは全然四川料理じゃありませんね。

何で成都まで来てすき家なんじゃ!

と言われそうですが、でも成都に無数にあるすき家はハイクオリティで手頃な価格なのでとてもおすすめなのです。

 

牛丼・中椀(並)セット: 20元(約322円)

 

牛丼に味噌汁、漬物っぽいものが付いてきて、しかも味はほぼ日本のそれでこのお値段。

普通、海外の日本食屋は高い割に味が美味しくないというものが多いんですが、成都のやつは違います。

コスパ最高クラスの日本食です。

春煕路のショッピング街の地下のフードコートなんかに入っていて、僕は成都滞在中3回も行ってしまいました。

短期で旅行される方は来ないかもしれませんが、しばらく日本へ帰っていないような長期旅行者なんかは、はまること間違いないと思います。

 

 

 

うーん・・・こうして見てみると成都は沈没要素が多分に入っている都市ですね。

1か月くらい余裕でいられると思います。